調教ビフォーアフター馬
◎シルブロン
(牡5 美浦・稲垣厩舎)

今回初コンビを組むマーカンド騎手が騎乗した1週前追いで、美浦ウッドの自己ベストに0秒3差と迫る5ハロン66秒3をマーク。それも重馬場での記録なのだから驚きです。単走と比べて速いタイムが出やすい併せ馬とはいえ、前走時の1週前追いより約2秒3も時計を詰めてきました。

長距離馬は総じて稽古で目立つタイプではなく、5ハロン67秒台でも同馬にとっては優秀な部類。3走前のダイヤモンドS3着時の5ハロン67秒9(一杯)との比較でも、今回の方が手応えにも余裕がありながら1秒6速いタイムを出したのは見逃せません。

BEFORE (前走:札幌日経オープン5着)
1週前 美浦ウッド(良)
85.0 68.6 53.2 38.5 25.0 12.4 馬なり
AFTER (今回:ステイヤーズSの中間調整)
1週前 美浦ウッド(重)
83.7 66.3 51.1 36.8 23.9 11.7 強め

またこの中間は同馬の代名詞である「プール調教」を、帰厩直後の11/16(水)しか行っていないことも注目。参考までにダイヤモンドS3着時ですら3回も入っていたことを考慮すると、脚元の不安が解消されつつあるのかもしれません。

調整過程から当初予定していたアルゼンチン共和国杯を見送った影響は皆無で、調教と同じだけ走れば好勝負必至です!

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