騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【北九州記念】昨年は1着馬をナンバーワン指名!中野栄治元調教師の今年の狙い馬
2026/7/4(土)
| 1週前 栗東ウッド(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 82.9 | 67.3 | 52.4 | 37.3 | 11.4 | 馬なり | |
今週の重賞は小倉の北九州記念のみ。一気に夏競馬といったムードだね。
今日は余談が長いから、先に北九州記念の予想の話から始めようか。昨年は勝ち馬ヤマニンアルリフラをナンバーワンに取り上げたなぁ。今年はデアヴェローチェを推させてほしい。
1週前の併せ馬では最後の弾け方が良かったね。それもこれも道中、集中して走れていたのが最後の伸びに繋がったんだと思う。
距離が長いと集中力を欠くところがあった馬。ここ2戦の連勝は距離短縮も良かったと思う。北九州記念がこの時期に早まってからの2年間、葵Sの勝ち馬はピューロマジックが1着、アブキールベイが3着と好相性。この馬もいい勝負になると思うよ。
しかし夏競馬というと、ジョッキー時代を思い出すなぁ。この時期は滞在が多いから各地の美味しいものが食べられるんだ。
九州も色々美味しいものがあるけれど、まずは豚骨ラーメンを思い浮かべる人が多いんじゃないかな。実は僕、嫌いなものがほとんどないんだけれど、唯一ダメなのが豚骨ラーメン(笑)
初めて食べたのは小倉の繁華街だった。今では鍛冶町、栄町が小倉を代表する歓楽街として有名なんだけれど、昔は小倉といえば地名鍛治町や栄町ではなく"丸源ビル"。
当時丸源ビルは30棟近くあって、特定地域だけ丸源ビルで埋め尽くされていたほど。ビルには番号が振られてて、当時は「何番のビルの何階で」って待ち合わせをよくしたものだ。
その1階にあった豚骨ラーメン屋に入った時のことなんだけれど、店外にあるダクトから吐き出している煙の匂いが強烈で、僕には合わなかったんだよね。
僕が酔っていたこともあるだろうし、匂いが店の中にこもっていたから、味ではなく匂いでやられてしまった感じだ。今ならそういう匂いもなくなったとは思う。でもどうしても先入観にとらわれちゃって、未だに克服できないんだ…
いつか食べられる時が来るといいな。ここの豚骨は匂いが大丈夫というお店を知っている人がいたら、僕を見かけた時にぜひ教えてね(笑)
フリッカージャブは絶好調。1週前に坂路で51秒3が出た時点でかなり仕上がっていたし、今週の坂路も終いは回転の速い脚取りで唸るような動きだったね。前走レコード勝ちの勢いは見逃せないな。
ヤマニンアルリフラは昨年の勝ち馬。さっきも書いたように、昨年のこのレースでナンバーワンに指名した馬。その昨年レベルとは言わないまでも、先週、今週とも坂路では身のこなしの柔らかい走りで、雰囲気はとてもイイと思う。
最後にランフォーヴァウ。今週の坂路では首をグッと下げて推進力のある走り。前半はヨレるシーンもあったけれど、手前を替えてからはシッカリ伸びていたし、前走は距離を短縮して良さが出たあたり1200mもむしろ歓迎じゃないかな。
シゲルショウグン
日曜の狙いは福島メインのジュライSから。先行馬が少ないレースだし、これはシゲルショウグンを狙ってみたいな。距離短縮は歓迎で、1700mは得意。外枠からマイペースで運べれば一変もありうる。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。



