騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【日本ダービー】見た目はチーター!ダービージョッキー・中野栄治元調教師自信の◎!
2026/5/30(土)
| 一週前 栗東ウッド(良) | ||||||
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| 80.0 | 65.4 | 51.0 | 36.2 | 11.2 | 馬なり | |
先週のオークスは久々に感動したね。女性騎手によるクラシック初出走にして初制覇という偉業は本当に素晴らしいことだと思う。
レース後、今村聖奈騎手に「おめでとう!」ってメールしたんだけれど、本当に喜んでいたなぁ。以前うちの管理馬に乗ってもらった時からの縁。僕にとっても嬉しい勝利だった。
それにしても度胸のある騎乗だったね。普通なら直線で外に出すところだけれど、前にいたラフターラインズのレーン騎手が外に出す中、今村騎手は内に進路を選んで馬群に突っ込んでいった。狭いところを縫うように抜け出した馬の脚も凄いし、彼女の判断も素晴らしかった。
彼女の良いところは、アブミを短くして馬に負担をかけないこと。アブミを短くすると何がいいかって、お尻を浮くんだ。これにより馬は本来のストライドで、より速く、ラクに走ることができる。
騎乗するフォーム、姿勢に関してはまだ改善の余地はあるけれど、これもまた元ジョッキーでもあったお父さんの今村康成元騎手のDNAを継いでいるということかな。今後さらなる活躍を期待したいね。
随分本格的な話ができるなって?一応僕、元ジョッキーで、今週開催される日本ダービーも勝ったことがあるんだ(笑)。話を本題に移そう。
いよいよ日本ダービー。昨年は皐月賞の2、3着馬のワンツー決着。前にも言ったけれど、やはり皐月賞組でも掲示板を拾っていた馬が結果を出しているし、基本的には強いと思う。
今週のナンバーワンはロブチェン。状態面については申し分ない状態だと思う。1週前の併せ馬では軽く仕掛けただけで相手を置き去りにしていたし、推進力は抜群。見た目にチーターのような走りだった(笑)
次にパントルナイーフ。一番上積みを感じたのがこの馬。皐月賞は大敗を喫したけれど、当時は一頓挫明けだったので情状酌量の余地はあるだろう。
今週は3頭併せの真ん中で抑えきれないほどの手応えで、前回が七分とするなら、今回は九分くらいの状態にありそうだね。
ライヒスアドラーは前残りの皐月賞で上位2頭に迫った馬。この中間は3週連続で3頭併せと意欲的、かつ追うごとに力強さを増していると思う。今村騎手と同期の佐々木騎手としても力が入ってるんじゃないかな。
最後にアウダーシア。皐月賞をパスしてココ1本。何かあったわけではないし、ゆったりとしたローテは逆に好感が持てるよね。1週前とは違って今週は余力を残して併入していたし、本番に向けてはキッチリ仕上がったと思う。
ジョータルマエ
日曜の狙いは京都9Rの與杼特別。典型的な逃げ馬ジョータルマエの粘り腰に期待したいな。ハナを切れなければ脆く、ハナを切れればしぶといという馬。このメンバーなら再度ハナを切れるんじゃないかな。しかし與杼は初見じゃ読めないなぁ(笑)
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。





