JBC2023

  • JBCクラシック[11/3(金) 大井ダ2000m 17:00発走]

    大井競馬場

    出走馬&展望

    メイショウハリオ
    昨年のJBCクラシックは5着に終わってしまったが、道中外側に張ってしまってうまく運べなかったのが大きかった。今回から砂が厚くなり、パワーがより求められることが予想される。この馬は時計の掛かる冬場の大井の東京大賞典でも3着とある程度通用しており、問題は4ヶ月ぶりがどうかだけだろう。

    テーオーケインズ
    帝王賞以来の実戦。昨年も帝王賞→JBCクラシックと直行ローテを組んで優勝するなど、間隔が開いても問題ないタイプだ。

    あとはこの馬場への対応力がどうか。以前冬の東京大賞典を使った際は中8日というハードなローテの影響もあったか6着。それでも1着オメガパフュームから0.2秒差だっただけに、乾いた力のいる砂も走れそうだ。

    ウィルソンテソーロ
    現在3連勝中と勢いに乗っている。距離不安説がありながら、150m→2000m→2100mと距離を延ばしながら連勝記録を続けてきた。今回の課題は初の大井、そしてテン乗りとなりそう。

    大井競馬場自体は問題なさそうなタイプで、時計の掛かる金沢もこなしているように、馬場は対応可能か。川田騎手が上手く誘導してきたレースも多いことから、菅原明騎手の動きがポイントになる。

    ノットゥルノ
    前走南部杯は6着だったものの、左回りのダートは(0.0.0.4)とまったく結果が出ておらず、参考外だろう。距離も短かった。

    右回りの2走前の帝王賞も8着と結果が出ていないが、これまで大井2000mで好走したジャパンダートダービー、東京大賞典はどちらも2分4秒以上タイムが掛かっており、深い、パワーのいる砂のほうが合う可能性がある。砂厚変更を味方につけたい。

    キングズソード
    重賞初挑戦だったアンタレスSは3着だったものの、その後三宮S、阿蘇Sとオープンを連勝中。器用な立ち回りのできる馬でパワーも十分。ジョッキーも魅力的だが、ただし三宮Sで少し距離が長そうな素振りを見せており、2000mへ距離延長はあまりプラスとは言えなさそうだ。

  • JBCスプリント[11/3(金) 大井ダ1200m 16:00発走]

    大井競馬場

    出走馬&展望

    ケイアイドリー
    今年見直したいのがこの馬。前走の東京盃は9着と見せ場がまったくなかったものの、休み明けだと昨年グリーンチャンネルCで14着になっているように、そこまで走りが良くない。

    加えて近走大きく崩れた東京盃、そして黒船賞はどちらも不良馬場。良馬場のほうがいい可能性があり、力のいる馬場なら一変もありえる。

    リメイク
    1200mで唯一連対を外したのは春のドバイゴールデンシャヒーンだけ。国内では圧倒的な安定感を見せている。ハイペースも歓迎のため、ペースが速くなりそうなこのメンバーは合いそう。時計の掛かる馬場もできるタイプで、よほど置いていかれなければ勝ち負けとなりそうだ。

    リュウノユキナ
    前走東京盃はレコードタイムが出る馬場。簡単に前が止まらない中、上がり最速の末脚を使って差してきた内容は秀逸。冬場の力のいる中山ダートもこなしているように、砂が足されて変更されても対応できそうなタイプなのが心強い。

    大井でも強烈な向かい風の中差してきた経験のある馬で、スタミナを求められる展開も問題ない。

    ジャスティン
    前走の東京盃はハナを切ったものの、途中外からドンフランキーにハナを奪われ、内目で苦しい形になってしまっていた。加えて前開催の大井は内が不利だったことを考えれば、3着という内容は決して悪くない。2走前のアフター5スター賞も超ハイペースの中、先行策で粘り込んでおり、押さえておきたい1頭だ。

    ダンシングプリンス
    6月の北海道スプリントカップ以来5ヶ月ぶりの実戦となる。以前から休みながら使われている馬で、間隔が開いても対応できる。ただし今回の大井は砂が厚くなってしまった。昨年盛岡開催のJBCを勝っているように、軽いダートでよりパフォーマンスを上げる馬。新しい砂が課題となりそうだ。

  • JBCレディスクラシック[11/3(金) 大井ダ1800m 15:20発走]

    大井競馬場

    出走馬&展望

    アーテルアストレア
    前走レディスプレリュードは道中テリオスベルがマクったことでハイペースとなり、後方待機のこの馬にとって若干展開が向いたところがある。

    ただ今回もテリオスベルがいること、そして以前不向きだった右回りをこなしたように成長していることを考えると、ここでも軽視はしづらい。

    グランブリッジ
    昨年のJBCレディスクラシック2着馬で、安定感の光る1頭。デビューから距離が短かった新馬戦と、今年のスパーキングレディーC以外全て3着以内をキープしており、コースを選ばない器用さが魅力。

    今開催から大井は砂が厚くなり産地も変わるものの、似たような変更があった船橋でも好走歴があるのがいい。

    ヴァレーデラルナ
    昨年のJBCレディスクラシックを勝利した後は勝ち星から見放されているものの、G1馬となり斤量面で他馬より重い影響などもありそうだ。

    かしわ記念は距離が短く、レディスプレリュードは5ヶ月ぶりで過去最高体重の523kgで動ききれなかった。砂が足されて時計が掛かるのはこの馬には追い風となりそう。

    ライオットガール
    今年のレパードSの優勝馬。前走のレディスプレリュードは前半1000m61.4と厳しい流れながら、勝負どころで外を回り、一旦は先頭に立つ見せ場を作っていた。最後は交わされてしまったものの、展開、ペースを考えると1着馬と同等の評価を与えて良さそう。重たくなる馬場で動けるかどうか。

    テリオスベル
    とにかくタフな馬で、今年もう9戦目。前半一気にマクっていく姿はもはやお馴染みになりつつある。前走のレディスプレリュードは先頭に立つまでに時間がかかってしまい押し切れなかった。1800mの高速馬場は不向き。今回砂厚が+2cmされたのは追い風。早めに先頭に立ちたい。