【アメリカJCC】有力馬がアヤシイ?馬場はボコボコ!暗雲立ち込めるレースをジャッジ!

提供:重賞トレンドジャッジ

AJCC
境和樹

さて、正月競馬もいよいよ大詰め。

早速本題に入りたいところだけど、まずは日経新春杯の金脈ホースWヒットには触れないとね。

ブライアン

境編集長が挙げてくれたマイネルエンペラーが7人気3着!これはすごいね。手前味噌にはなるけど、俺が挙げたショウナンラプンタも3人気2着でWドンズバ。

実はこの2頭には共通点があって、厩舎の評価がすこぶる良かったんだよ。

境和樹

確かにそうだね。ブライアンは動画で「ショウナンラプンタの評価はGⅠ馬レベル」って話をしていたけど、実は今回のマイネルエンペラーも「馬が完成の域に入ってきた」って陣営談だった。

ブライアン

こういったあまり表に出て来ない評価ってのを掴めるのが、我々の強みだよな。

今後も他では聞けないようなネタをどんどんお届け予定だから、チャンネル登録がまだの方はぜひ登録ヨロシク!

境和樹

私からもよろしくお願いします。

さて、振り返りはこの辺りにして、AJCCのトレンドジャッジをしていきましょう。

ポイント①有力馬は臨戦過程がアヤシイ!?

ブライアン

好メンバーが揃った中でも、やはり最注目はダノンデサイルだろうな。昨年のダービー馬で、有馬記念も3着。今後の日本競馬界において中心的な役割を担っていくだろう。

ただ、このレースへの臨戦過程ってことを考えると、正直手放しで評価はできないんだ。

境和樹

ズバリ、その心は。

ブライアン

やっぱり、急遽ここに使ってきた感じが端々から見えていただけないなと。

一番のポイントは、ずっと手綱を握っていたノリさんから戸崎騎手へのスイッチだ。主戦のノリさんが先約を既に入れていたことが、何より、急遽の参戦だってことを物語るよな。

境和樹

そもそも今回の参戦って、陣営が有馬記念の時の走り、あるいは精神面を不安視していて、間隔を詰めての出走が何か刺激になればっていうのが目的だからね。

それに加えて鞍上までスイッチしてしまうと、今回の結果がどうであれ、その原因がぼやけてしまう。

ブライアン

その通り。本来なら変えたくない鞍上まで変えざるを得ないような、ドタバタでの参戦ってこと。そんな馬にちゃんとした調整が出来ているのかって点は、当然疑わないといけないよな。

しかも、境編集長が言っていたように、今回は「ここをシッカリ勝つぞ!」って参戦ではない。能力上位であることは間違いない一方で、勝負度合いがどうなの?ってことは気にしたいね。

境和樹

その流れで言うと、レーベンスティールもかなり急に参戦が決まった印象だね。

ブライアン

そうなんだよ。この馬が前走で天皇賞・秋に出走した時とは真逆だな。当時はオールカマーを使う前から、次はルメールで天皇賞・秋に行くって内々では決まっていたと聞いているしね。

そんな陣営が、今回はギリギリまで悩みに悩んで滑り込みでここに入って来たって印象だ。

境和樹

実は公式発表がある前から「次はここに使う予定で...」って話が入っている馬って結構いて、天皇賞・秋のレーベンスティールは正にそうだったよね。一方今回に関しては、そういった話が一向に上がって来なかった。

ブライアン

こちらはダノンデサイルと違って乗り替わりこそないものの、やはり調整過程は注意したい一頭だ。

もちろん、名前を挙げた2頭はいずれも力がある馬。それでも懸念点があるってことを語った上で、結局取捨はどうなの?って話はもう少し待って欲しい。

ケイコに跨ったジョッキーの感触に陣営のホンネなど、諸々リサーチして週末にお届けするからな!

境和樹

それこそ、ダノンデサイルは戸崎騎手自ら栗東に出向いて、一週前追い切りに騎乗していたからね。表向きのコメントだけでなく、正直な声まで拾って来てくれることを期待して待ちましょう。

ブライアン

お任せあれ!

さて、境編集長からも、このレースのポイントを教えてもらおう。

ポイント②最終日の中山、何を狙う?

境和樹

中山開催も終盤で、馬場が相当荒れていることを念頭に置いて予想しないといけない。解説として現地で見ていても思うけど、今の中山はかなりのタフさが要求される。

ブライアン

2ヶ月に渡る開催を締め括るのがこのレースだからな。芝がボコボコって話は色んな関係者からもよく聞くよ。

境和樹

それを加味すると、高速決着が得意な馬よりも、時計のかかる馬場が得意な馬を狙いたいね。

それから、中山芝2200mというコースはロングスパートでの持続力勝負になりやすいってことも押さえておくべきポイントだ。

ブライアン

タフさと持続力、この2つは要チェックだな。

折角だから、そんな中山芝2200mで狙うべき血統についても教えてくれ。

境和樹

まずはステゴ系。これを狙いたい。これが挙げればキリがないくらい来ていてね。過去10年中7年でステゴ系の馬が馬券に絡んでいるんだ。このコース形態自体がステゴ系にとっての庭みたいなものだからね。

それから、ロベルト系(23年1着ノースブリッジ、21年1着アリストテレスなど)やサドラーズウェルズ系(22年1着キングオブコージ、19年1着シャケトラなど)も狙い目だね。

ブライアン

ステゴ系、ロベルト系、サドラーズウェルズ系の3系統はバッチリ押さえる必要がありそうだ。

さて、色々ハナシをしてきたが、最終的な結論については週末まで待って欲しい!有力馬の調整内容は?枠は?当日の天候は?なんてことまで諸々加味した金脈馬をお届け予定だからな。正月競馬もいよいよ大詰め。最後のお年玉、楽しみにしてくれよ!

【アメリカJCC】人気薄の金脈馬激走ラッシュの漢が贈る必見金脈馬

プロフィール

ブライアン梶田

ブライアン梶田

業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。

プロフィール

境和樹

境和樹

立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

この記事をシェアする