【新潟記念】今年の新潟記念はひと味違う!その理由とは?

提供:重賞トレンドジャッジ

新潟記念

ポイント①今年は粒揃いの新潟記念

ブライアン

いよいよ夏の新潟開催もクライマックス。今回取り上げるのは新潟記念だ。

甲子園も終わり、少し寂しい気もするが、気を落とさずに行こうぜ!

境和樹

ファンの注目度も上がってくる時期だから、我々としては、むしろここから更に士気を高めていきたいところだよね。

ブライアン

ああ。そして、そんな秋のGⅠを目指す馬も出走して来るのがこのレースだ。

札幌記念の回でも少し触れたが、今年から新潟記念は別定戦になるんだよな。ハンデ戦から別定戦に変わったことで、有力馬が重い斤量を背負わずに出走できるようになり、その分例年よりもメンバーが揃った印象だ。

境和樹

札幌記念は、レガレイラやヘデントールらノーザンファームのA級馬が回避したのもあって、やや物足りないメンバー構成だったよね。今年はむしろ、新潟記念の方が豪華な顔ぶれになっているね!

ブライアン

そうだな。ノーザンのトップ層こそいないが、ブレイディヴェーグクイーンズウォークなど、それに次ぐクラスの馬が出走を予定しているからな。

境和樹

この2頭は秋のGⅠを見据えての出走だろうね。左回りでワンターンの2000mというのは、秋の天皇賞に近い条件だし、そこに向けての試走も兼ねているんだろうね。

ブライアン

それに、今回はこの2頭以外にも錚々たる顔ぶれが揃っていてな。

GⅠでも好走したシランケドや、期待の3歳馬エネルジコ、上がり馬のアスクカムオンモアなどからも目が離せないぞ。

境和樹

予定では、アスクカムオンモアに戸崎騎手、ブレイディヴェーグに津村騎手が乗るみたいだね。

ブライアン

ちょっとした連絡の行き違いがあったりしてこうなったようだね。まあ、アスクカムオンモア陣営は良いジョッキーを確保できて、俄然、トーンアップ! 前走乗ったディー騎手も「上のクラスでも十分やれる」と、その素質を高く評価していたんだよね。

今回は、GⅠ級の馬たち相手にどこまでやれるのか、力試しの一戦になりそうだ。

境和樹

そういう所も含めて、見どころの多いレースだよね。

では、次は私からこのレースの血統傾向を。

ポイント②キングカメハメハ系が台頭する一戦

境和樹

このレースの特徴はとにかく

キングカメハメハ系

が強いということ!

以下が近年のキンカメ保持馬の着順になるけど、出走頭数の割にかなりの頭数が馬券になっているんだよ。

【キンカメ保持馬の着順分布】(抜粋)
------------------------------------------------
24年:①③
23年:①②⑪⑫
22年:①②④⑤⑨⑭⑰
21年:⑤⑩
20年:①②⑨⑭⑯
19年:①②⑩⑯
18年:

【6-4-2-15/27 勝率:22.2%、連対率:37.0%、複勝率:44.4%】
ブライアン

昨年に至っては、該当馬が2頭しかいない中で、2頭とも馬券になっているのか。

境和樹

昨年は、穴馬券・ネオメソッドのコーナーで推奨したシンリョクカが見事に1着。8番人気 26.0倍とオッズ妙味も十分だったよ。

ブライアン

新馬戦以降は連敗続きだった馬が勝つあたり、かなり特殊な適性が求められるレースなんだろうな。

境和樹

そうかもしれないね。以下がその好走馬たちのラインナップだけど、人気薄でも結構好走してる馬が多いんだよね。

【キンカメ保持馬・好走馬】(抜粋)
------------------------------------------------
24年:1着シンリョクカ(母父キングカメハメハ、8人気)
24年:3着キングズパレス(父キングカメハメハ、1人気)
23年:1着ノッキングポイント(母父キングカメハメハ、2人気)
23年:2着ユーキャンスマイル(父キングカメハメハ、7人気)
22年:1着カラテ(父トゥザグローリー、10人気)
22年:2着ユーキャンスマイル(父キングカメハメハ、9人気)
21年:3着クラヴェル(母父キングカメハメハ、2人気)
20年:1着ブラヴァス(父キングカメハメハ、2人気)
20年:2着ジナンボー(母父キングカメハメハ、3人気)
19年:1着ユーキャンスマイル(父キングカメハメハ、2人気)
19年:2着ジナンボー(母父キングカメハメハ、6人気)
18年:1着ブラストワンピース(母父キングカメハメハ、1人気)
ブライアン

今回もキンカメを内包する馬が数頭いるから、要注目だな!

境和樹

そうだね。絶対とは断言できないけど、こういう傾向があるのは確かだから、是非とも予想に役立てて欲しいね。

ブライアン

今回は、別定戦に変わったことによる影響や、血統傾向について解説したぞ。

レース当日までに、この2つのポイントを各自しっかり復習しておいてくれよ。それではまた来週!

【新潟記念】昨夏の新潟重賞で絶好調の競馬JAPANが贈る金脈馬!

プロフィール

ブライアン梶田

ブライアン梶田

業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。

プロフィール

境和樹

境和樹

立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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