【根岸S】注目はなんと同レース初参戦馬!?

提供:重賞トレンドジャッジ

根岸S

ポイント①本番とのリンクが強まってきた近年

ブライアン

いよいよ華の東京開催がスタート!

開催最終週には春のGⅠ・フェブラリーSが控えている中で、今回取り上げるのはその前哨戦・根岸Sだ。

境和樹

根岸Sといえば、やっぱりブロードアピールが伝説の豪脚を見せたあのレースが印象深いよね。今年は一体どんなドラマが生まれるのか。見逃せない一戦だね!

ブライアン

その根岸Sの舞台は、東京ダ1400m。中央のダ1400mでは、唯一のダートスタートコースだ。

それだけにコース実績馬、特に同コースのOPやリステッドを勝っている馬には注目したいところ。その中でも特に目を引く存在が、ウェイワードアクトだ。

境和樹

まだ一度も馬券圏内を外していないし、現在オープンを連勝中。ここでも当然、有力候補の一頭に挙げられるよね。

重賞初挑戦になるけど、いきなり通用しても全く不思議じゃない存在だよね。

ブライアン

この馬は、以前は勝負どころで手前を替えなかったりして、モタつく所もあったんだけどな。2走前に、ブリンカーを付けて完全に一皮剥けた感じ。

その後、軽度の骨折で半年の休養に入ったが、前走ではその不安を吹き飛ばすような快勝劇を見せてくれた。現状これといった不安材料は、特になさそうだぞ。

境和樹

インユアパレスもOP級レースを連勝中だよね。こっちはどうなの?

ブライアン

この馬は長らく1200mを主戦場にしてたんだけど、当時はどこか垢抜けない印象があったんだよな。

ただ、昨年5月に距離を延ばした時に、当時の鞍上・戸崎が「1400mになって追走が楽になった」って話していてさ。それ以降の当距離でのレースぶりを見ても、この距離がベストってことは、まず間違いなさそうだぞ。

境和樹

前走は、59キロの斤量を跳ね返しての貫録勝ち。この馬も有力候補になりそうだね。

それにしても、このレースって昔はフェブラリーSにあまり直結しない印象だったけど、最近はそのまま連勝を飾るケースが増えてきたよね。その背景には、何か理由があるのかな?

【根岸S勝ち馬・フェブラリーS着順】
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25年コスタノヴァ→1着
24年エンペラーワケア→出走なし
23年レモンポップ→1着
22年テイエムサウスダン→2着
21年レッドルゼル→4着
20年モズアスコット→1着
ブライアン

その一因には、一線級がサウジCに行く分、同時期開催のフェブラリーSの層が薄くなっているのがあるだろうな。

サウジCの創設は2020年。3年前あたりから遠征する頭数も増えて、ますますその傾向が強まっている印象だ。

【サウジC・挑戦頭数】
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25年:4頭
24年:5頭
23年:6頭
22年:2頭
21年:1頭
20年:2頭
境和樹

なるほどねー。海外レースの施行時期も、国内レースの傾向に大きな影響を及ぼすってことだね。

それでは、私からは血統傾向の話を。

ポイント②父ミスプロ系&初参戦&差し追込

境和樹

根岸Sは、血統傾向がかなり顕著なレースでね。

とにかく"ミスプロ系"の馬が強いんだよね。直近5年の勝ち馬は、なんと全頭が父ミスプロ系だったんだ。

【根岸S・父ミスプロ系が5連覇中!
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25年1着:コスタノヴァ
(ロードカナロア産駒)
24年1着:エンペラーワケア
(ロードカナロア産駒)
23年1着:レモンポップ
(Lemon Drop Kid産駒)
22年1着:テイエムサウスダン
(サウスヴィグラス産駒)
21年1着:レッドルゼル
(ロードカナロア産駒)
ブライアン

元々ミスプロ系の馬が多いのもあるかもしれないが、5連覇は驚いたな。特にロードカナロア産駒の活躍がメチャクチャ目立っているな。

やはり、この傾向にもコース形態が影響しているのか?

境和樹

その通り。東京ダ1400mはラップが最も速くなる2F目と、勝負どころのラスト2F付近に上り坂のあるコース。

画像

境和樹

その坂でスムーズに加速するために、とにかくパワーが必要になってくるんだよね。

その点ミスプロ系はお尻が大きくて、トモの筋肉量が豊富な馬が多いから、このコースはピッタリの血統なんだ。

ブライアン

なるほど。

ただ、ミスプロ系の馬はとにかく多いから、もう1つ絞り出す条件が欲しいな。

境和樹

もう一点挙げるなら、このレースは「同レース初参戦馬」の方が良績を挙げているということは強調しておきたいね。

【根岸S・勝ち馬の多くが初参戦馬】
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25年1着:コスタノヴァ(初)
24年1着:エンペラーワケア(初)
23年1着:レモンポップ(初)
22年1着:テイエムサウスダン(2度目)
21年1着:レッドルゼル(初)
20年1着:モズアスコット(初)
ブライアン

特殊なコースだけに、リピーターが多そうな気がするんだが、随分と意外な傾向だな。

境和樹

本番で有力視される馬は、チャンピオンズCから直行してくるケースが多いからね。

根岸Sからの中2週ローテは、現代競馬のローテとしてはタイトだし、チャンピオンズCからだと2カ月半で丁度良い。

それゆえに、根岸Sには飛び抜けた実績馬が出てこなくて、毎年再現性のないレースになりやすいんだよね。

ブライアン

なるほど。毎年、展開によって好走馬が変わるというのは、よく分かったぞ。

ただ、まだ初参戦馬が来る理由まではピンと来ないな。

境和樹

レベル差が小さいながらも、その中で一枚上手の馬が1頭、2頭混じっているってケースは往々にしてあってさ。

特にそうした存在になり得るのが、キャリアが浅くて底を見せていない馬だよ。

例えば、コスタノヴァはここが9戦目、エンペラーワケアは7戦目、レモンポップは10戦目だったんだよね。

ブライアン

つまり若い馬や、素質がありながらココまでレース数を使えていなかった馬に注目というワケだな。

そうした馬が枠を1つまたは2つ埋めて、余った椅子を他の馬たちで奪い合う感じか。

境和樹

そうだね。そして、その椅子の行方は展開次第のところもあるんだけど、基本的にこのレースは上がり順位が着順に直結しがち。

一昨年こそ異例のスローペースで前々で決まったけど、基本的には末脚のある馬が有利で、差し追込決着がデフォルトと考えて良いと思うよ。

ブライアン

ミスプロ系、初参戦、差し追込馬。この辺りのキーワードで絞って行けば、狙うべき馬がだいぶ絞れそうだな!

皆さんも是非これらのポイントを意識して、馬券検討に役立ててみてくれ!それではまた来週!

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プロフィール

ブライアン梶田

ブライアン梶田

業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。

プロフィール

境和樹

境和樹

立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。