東京開催に入ってのここ2週は、歯痒い結果が続いています。先週はマイネルイルミナル(6人気②着)が最高着順。前半、行き脚がつかなかったものの、道中ジッとして早めスパートでこの馬の競馬はできたと思います。身上である相手なりの走りで、クラスが上がっても通用することが分かったのは収穫でした。アイルランドTのエックスマーク(6人気④着)は、馬が自分でセーブして、走り切れていないような感じ。道中も手応えがなく心配しながら乗っていたのですが、最後は耳を絞りながら伸びて0秒4差。ただ、ひとつ言えるのは、自分があまり乗ったことがないくらいに素晴らしい馬でした。気性的に難しい部分もありますが、相当な能力を秘めていることは間違いありません。


この土曜は東京で6鞍に騎乗します。先週も話題に触れた富士Sのマイネルホウオウは、相変わらず追い切りの動きは申し分ありません。前走時くらいから調教でも力強さが増していて、抑えきれないくらいの手応えに持ち乗りさんも苦労しているよう。今週も楽にサッと動けましたし、相手は強くなりますが、前走の走りからもうワンランク上げられませんか。さらに大きな舞台に向かえるように、完全復活と言える走りを人馬一体で見せたいです。

2Rのトウショウスレッジは、前2走の1800ｍが長かったのではないかという印象。1400ｍへの距離短縮で前進を見込んでいます。4R(新馬)のバークレアヴィガは追い切りに乗せていただきましたが、なかなかのスピードと根性があります。ただ、気難しい部分も持ち合わせているので、真面目に走ってくれさえすれば能力的には通用するはずです。9Rのマイネルラフレシアは初戦と変わらず良い状態で臨めます。前走は文句なしの内容だったので、相手強化となるここで結果を出せれば先々が楽しみになりますね。自分的にはそう差はないと思っています。10Rのプロトコルはレースで初めて乗ることになりますが、ここ2戦の内容は文句なし。久々で昇級と条件は楽ではないものの、チャンスがあると信じて乗ります。

日曜も東京で9鞍に騎乗します。1Rのコスモレティクルムはここ2戦がしっかり走れています。条件的にもベストだと思いますので、勝ち負けを期待している一頭。4R(新馬)のバトルキャンデーは今週の追い切りに乗せていただきましたが、凄く素直で気持ちも前向きな新馬タイプ。いきなり差がない競馬をしてくれると思います。7Rのウインマハロは追い切りの感触も良く、引き続き好調をキープしています。中山の前2走は忙しくて、3コーナーから追っつけ追っつけの競馬になってしまったので広い東京コースは向くはず。このクラスでも上の力を持っているので頑張りたいところです。

11Rのキャニオンバレーは、東京2100ｍがベストというイメージ。52キロのハンデも手頃で、以前に乗せていただいた時の印象を鮮明に覚えています。前走は交流重賞でも頑張っており、中央オープンでも差のない競馬ができるのではないでしょうか。12Rのホワイトウインドは、ラジオNIKKEI賞以上の状態だと思います。重賞でもそれなりの競馬をしてきた馬で、東京コースを何度も経験済み。自己条件のマイル戦となれば自ずと力が入ります。


今週は水曜日に俳優の東出昌大さんとの対談がありました。放送日は未定ですが、緑の中の詩(金曜夜)というテレビ東京の新しい番組の収録でした。東出さんはもちろんドラマもそうですが、情熱大陸の番組を拝見したことがあって、凄く人柄の良さを感じていたんです。お会いするとまさにそのイメージどおりで、話していても引き込まれるものがありました。またゆっくりお話できる機会を設けていただけるように頑張らないといけませんね。競馬がとてもお好きな方で、天皇賞(秋)の表彰式プレゼンターも務められるようです。