【日本ダービー】1枠2番マイネルハニー「願ってもない枠」
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先週は連闘のサマニー(3人気)で勝つことができました。むしろ落ち着きがあって、ローテが良いほうに向いたという印象。競馬の幅が広がる内容でしたし、使いつつ状態を上げているので昇級しても楽しみです。マイネルツィール(3人気②着)は本当に惜しかった。休み明けでリフレッシュしていたのかヤル気満々で、競馬も上手くいったのですが、ちょうど頭が上がったところがゴールで……。宿題ができてしまったものの、何とか東京開催中に勝たせてあげたい。オークスのゲッカコウ(15人気⑰着)は、スムーズに流れに乗れて着順ほど内容は悪くありませんでした。言うならば、距離が少し長いですね。心配していたスタートも上達しており、条件さえかみ合えばまだまだ活躍していけると思います。


この土曜は東京で5鞍に騎乗します。1Rのライラックチャームは、再度の牝馬限定戦で合っている舞台。使う毎に馬がしっかりしてきており、決め手に欠ける部分を補って乗れれば改めてチャンスです。7Rのステラルーチェは被されると良くない馬で、二度目の騎乗だった前走で特徴が把握できました。スムーズに運びやすい1400ｍも合っており、気分よく走らせられればまた頑張ってくれるはず。10Rのコスモヨハネは今週の追い切りに乗りました。状態は維持しているという感じ。昇級緒戦の前走でも悪くないレースができたので、一歩前進がありませんか。二度目の騎乗になる11Rのヒラボクプリンスは、素直でとても乗りやすい馬という印象が残っています。1400ｍは勝っている馬で、東京コースの成績も悪くありません。いいイメージで乗って前回(④着)以上の結果を目指します。


日曜も東京で6鞍に騎乗します。日本ダービーのマイネルハニーの最終追い切りは、あえて馬がいない遅い時間に乗りました。落ち着かせることに重点を置いて、内容ある調整ができました。馬場が少し荒れていたので時計はかかって仕方ありませんし、リラックスして走れていたのが何より。1枠②番というのもいい枠だと思いますね。ここからなら余計なことを考えずハナに行かせます。相手はもちろん強いのですが、それよりも馬と上手くコンタクトを取れるかどうか。同じ逃げでも、青葉賞とは違った結果になるというイメージを持って挑みます。目黒記念のマイネルラクリマは、長期休養を二度使って上向いていると聞いています。57.5キロは楽なハンデではありませんが、乗り難しい馬ではないので2500ｍはこなしてくれるはず。万全の状態なら通用するはずなので、能力を信じて積極的に運びます。

1Rのクアルティエーレは、今回ダートにしてもらいます。使えれば1400ｍが理想だとは思うのですが、少しでも距離が詰まるのはいいはず。能力はあるので、ここでの変わり身に期待しています。6Rのラスカルグレイは、芝ダートは問わないタイプも、一生懸命になりすぎるところが弱点。力は感じる馬なので、次に繋がる内容にこだわりたいです。8Rのマイネルカレッツァの前走は文句なしの内容。当日の気配が最も重要で、馬体重やテンションを維持できていれば昇級緒戦でも十分チャンスがあると思っています。9Rのマイネルイルミナルの前走は枠が外すぎた。内目の枠を引いて、脚をタメる競馬ができればあそこまで負ける馬ではありません。展開と乗り方ひとつで着順は上がるイメージがあります。


改めて、馬にとっては一生に一度きりのダービーが近づいています。そこに乗れるジョッキーも僅か18人で、参加させていただけることに感謝し、光栄に思います。今年は例年以上のハイレベルと言われていますが、マイネルハニーも本当に力がある馬。関係者の方々、ファンの皆様、自分のためにも悔いのないレースをしてきます。そして、来週からはいよいよ、来年のダービーを目指すべく2歳新馬戦が始まります。早速、牧場での評判が高いアイルハヴアナザー産駒のマイネルズイーガー、栗田厩舎のマイネルバールマンに騎乗を予定しており、どちらも仕上がり良くデビューが楽しみ。次回の更新で直前の感触を書かせてもらいます。