
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
トレセンにあの方が来て騒然!
2025/10/23(木)
騎乗馬は頑張っているのですが、とても速い馬場で東京コースの洗礼を受けています。それぞれ力は出し切ってくれたと思いますし、次に繋がるように切り替えてもいるので、開催後半にかけて巻き返していきたい。

この土曜は東京で3鞍に騎乗します。3Rのケナゲの前走は連戦の疲れがあったように感じました。リフレッシュされて元気一杯なので、少頭数と相まって東京コースにも対応させてあげたい。
4R(2歳新馬)のフェスティヴハートは続けて追い切りに乗せていただいています。しっかりやって動きもいいので、初戦から現状の力は出してくれるはず。7Rのスプランドゥールは久々を叩いたタイミングで有難い依頼。毎回、一生懸命がモットーのタイプで走り慣れたコース。何としても中央の初勝利を掴んであげたい。
日曜も東京で8鞍に騎乗します。1Rのキタノドンカルロは一戦毎に内容が良くなっています。しっかりしてきた感触があるので、初コースでも力が入ります。脚質的に東京1400mはマッチしてくれませんか。
2Rのコスモアマデウスの初戦は追走面に苦労しました。中1週でも元気一杯なので、慣れと使った上積みを見込んでいます。
6R(2歳新馬)のアルケミラモリスは今週の追い切りに乗せていただいて、気持ちが前向きで一生懸命です。幼い印象があって使えばもっと良くなりそうですが、現時点でどこまで頑張ってくれるのか楽しみ。11Rのハギノアトラスは9歳馬でも一生懸命に走ってくれます。関西馬でも鮫島厩舎にいた頃から乗せていただいて手の内に入れており、今回もオッというような走りを見せてくれるはず。

先週に続いてザ・ロイヤルファミリーの話になりますが、木曜のトレセンに妻夫木聡さんと目黒蓮さんが現れたそうで、人だかりができるなど騒然。自分は調教に乗りっぱなしでお目にかかれなかったのですが、目黒さんを見たという後輩ジョッキーに散々自慢されました。チラッと見えた津田健次郎さんも格好良かったですよ。先週は戸崎騎手が大活躍で思わずロイヤルイザーニャを応援しました。引き続きの出演オファーお待ちしています(笑)。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。





