
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
フラワーCはヒルデグリムに騎乗
2026/3/19(木)
先週は2頭が3着に頑張ってくれました。コパノミラノ(11人気)は調教で色々教えてきたことがやっと競馬でも出すことができました。気性的に難しいところがあるものの、今回の感じなら次走が楽しみです。ヴァルカンテソーロ(6人気)はいい背中をしている馬で、精神面が初戦と違って集中して走ることができていました。1600mに入れず2000mになった経緯があったのですが、終わってみれば中距離適性を感じたので、むしろ今後に向けて選択肢が広がる一戦でした。

この土曜は中山で4鞍に騎乗します。3Rのカシノサルパーレは競馬に行って案外なので、ダート1200mに条件を変えてみます。適性を探りつつキッカケを掴みたい。7Rのスマートクオーレは前走後に適条件がなかったため、中4週でこの番組を待ちました。状態は維持できており、目指すは2勝目という段階。上手く立ち回って結果に拘りたい。
フラワーCのヒルデグリムは重賞で有難い依頼。調教にも跨っておらず当日初めて乗ることになりますが、2戦目から重賞で強い相手と戦っています。過去4戦をよく見て研究し、前任のジョッキーから特徴をリサーチして上位を狙いたい。
日曜も中山で4鞍に騎乗します。5Rのリーデレクオーレの前走は上手に走れていました。中間の追い切りの感触も悪くなく、あとはいかにテンションを高ぶらせずにレースへ向かえるかどうか。6Rのコスモアンタレスの前走は休み明けでも好内容で頑張っています。使った上積みが見込めるので、同コースの続戦で前進あるのみ。
9Rのデビッドテソーロは久々でもしっかり乗り込んで競馬に向かいます。調子は凄く良さそうなので、前走以上の走りに期待したい。10Rのマイネルトルファンは激走した前走後に疲れがあったので、無理させず徐々に立ち上げていい感じまで持ってくることができました。この馬の場合は状態面よりも中山コースが気になっています。幸い、昇級でも少頭数なので、力を出し切れるように導きたい。
先週も話題にしたWBCは結果としてベネズエラが強かった。日曜は空いている時間に観ていた関係者も多く、レース間でチラチラと戦況が聞こえてくるんです。休日にゆっくり応援できなくなったのは残念でしたが、ピッチクロック対策などして次回大会でリベンジしてくれることでしょう。DeNAベイスターズ推しとして日本のプロ野球も盛り上がってほしいですね。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。






