
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
勝手知ったる10頭に騎乗します
2026/9/10(木)
中山開幕週はコウサイリクリ(3人気3着)が最高着順。前半人気している馬に競られてしまった分で残れませんでしたが、冷静に自分のリズムでは走れています。2戦目で中身も伴っていたので早い段階に勝たせてあげたい。

この土曜は中山で3鞍に騎乗します。1Rのマジックファイトの初戦は体力的にも走り切れませんでした。使って間隔を空けた効果とダート替わりで前進を見込みたい。
7Rのワンダーバリエンスの前走はあと少しで権利を取れず。それもあって今回は1800mになります。タメを利かせる戦法で最善を尽くします。9Rのオーロラアークは3年振りの芝になります。雨馬場は悪くないと思うので、条件を替えることで気分良く走ってほしい。

日曜も中山で7鞍に騎乗します。2Rのマイネルウルカヌスは使った分の上積みこそ見込めますが、気持ちが散漫で幼い面が残っています。競馬を覚えさせることを念頭にしっかり走り切らせたい。
3Rのソラティオは初戦でいいスピードを見せてくれました。この中間も追い切りに乗せていただいており順調。少し間隔は空きましたが前進に期待しています。5R(2歳新馬)のカシノデスティニーは今週の追い切りに乗せていただきました。いいモノは持ってそうですが、使いつつのタイプのように思います。次に繋がる内容にしてあげたい。
8Rのレイフロレットは2走前に乗った時に小回り向きの印象を受けました。1200mの対応がカギになりつつも悪くない舞台だと思っています。9Rのホークマンは時計がかかってほしいタイプ。今週の天候で中山コースなら多少なりとも着順を上げられませんか。
10Rのコパノヴィンセントの前走は軽い馬場で一変の勝利。昇級でも少頭数で再度の1200mなら相手なりに頑張れそう。集中して走ってくれれば目途が立つはず。12Rのコスモコンフェルマの前走は中1週の新潟で気持ちが途切れていた印象でした。涼しくなってきたのはプラスで、輸送の短い中山コースでこの馬の力だけ走れば勝負になるはず。

休日の月曜は大阪の中之島美術館までフェルメール展に行ってきました。有名な真珠の耳飾りの少女など素晴らしい作品に感嘆しましたが、凄い混雑だったことに加え、調整ルームで預けていたスマホの電源が入らず故障したまま現地に向かうという災難もありました。乗り換え場所が分からず駅員さんに聞いたり、久々に券売機で切符を買って公衆電話も使用。火曜に新調したスマホの設定がまた大変で、厩舎や馬主さんへの連絡にもご迷惑をおかけいたしました。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。




