
2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
先は長いですがリハビリに励んでいます
2023/3/24(金)
高田潤です!!
頸椎の手術をしてから3ヶ月が経ちました。 先日撮ったCTがこちらになります。

写真ではわかりづらいかもしれませんが、折れたのは第二頸椎の歯突起という部分で、大きさは小指の指先の2/3くらいの骨です。
ここに物凄く細いボルトが入っています。
腕や足などの、普通の骨折はだいたい2ヶ月前後でほぼ完治しますが、関節部分にあたる第一,第二頸椎は骨がつきにくく、完全につくまでは約1年かかると言われています。
いま現在、普通に生活する分には問題ないレベルにはきていますが、まだ3ヶ月しか経っていないので、激しい衝撃のある馬に乗ってレースをするということを考えれば、まだまだ時間はかかりそうです…(T-T)
場所が場所だけに、いま無理をしてボルトが緩んだりズレたりすると再手術が出来ない箇所ですので、せっかく奇跡的に運良く助かった命なので医師と相談しながら慎重にいきたいと思っています。
吉田豊ジョッキーや熊沢ジョッキーが怪我をした箇所と同じところで、お二方とも復帰までに約1年かかっていますので、自分も焦らずいきたいと思います。
今はリハビリや動かせられる範囲でトレーニングをしていますが、コロナ禍ということもあり面会もできませんので、孤独との戦いです(^^;;
ただ、同じ病棟に有名なJリーグのサッカー選手やプロのスノーボーダーの選手などもいて、いろいろな話が聞けたり、お互いに空いている時間に一緒にトレーニングなんかもしていますので、そのおかげでなんとかモチベーションは保てています(^^)!!
みんなそれぞれ大変な思いでこの施設に来てリハビリに励んでいますので、まずは自分も他のアスリート達にも気持ちで負けないように頑張りたいと思います!!
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。