2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
ジョッキーの気持ち
2024/3/15(金)
高田潤です!!
先週の土曜日は阪神競馬場で北沢元ジョッキーの引退式が行われました。熊沢さんと同様に長年ジャンプレースで活躍し、一緒にジャンプレースを盛り上げてきましたので、やはり少し寂しい気持ちはありました。。
それでも引退式での北沢さんの清々しい表情を見ていると、本当にお疲れ様でした。という気持ちになりました(T_T)
引退式でのコメントも感慨深く、北沢さんのジャンプレースに捧げてきた熱い気持ちが伝わりました!!
これからは調教助手として馬を送り出す側になるということで、またいつか今度は同じチームとして一緒にタッグが組めればと思います(^^)
昨年から今年にかけて引退するジョッキーが例年よりも少し多かったような気がしますが、みんなそれぞれ次の目標に向かって、本当に晴れやかな良い表情でした(^^)
ジョッキーは一見、華やかな職業だと思われるかもしれませんが、華やかではあるんですがその反面ジョッキーは賭け事の対象となる職業ですので、時にはヤジられたり、心無い言葉を浴びせられたりも当然します。
その華やかな裏には常に危険と隣り合わせだったり、大怪我をしてしまったりと本当に肉体的にも精神的にも大変なことも多いです。ジョッキーの苦労や大変さは、ジョッキーとなって厳しい勝負の世界でしのぎを削った者にしかわからない部分もたくさんあると思います。
ですのでジョッキーを引退して、ホッとしたり、やりきった!!と思える気持ちはすごく大事だし大切なことだと思います。成績に関係なく、ジョッキーはみんな本当に毎日一生懸命頑張って馬に乗っていると思います。
一生懸命やってきたからこそ、引退するときに晴れやかな気持ちになれるのかなと思います。僕もそう思えるようにこれからも日々精進していきたいと思います。
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。