2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
久しぶりの重賞勝利!!
2024/6/28(金)
高田潤です!!
先週土曜日はジャンプ重賞『東京ジャンプステークス』でジューンベロシティ号が頑張ってくれまして、僕自身、約8年ぶりに重賞を勝つことができました!!
しかしながら、、自分に余裕が無く最後の直線で他の馬に迷惑をかけてしまいました。本当に申し訳ないです…。深く反省しています。。
僕の騎乗は褒められたものではありませんでしたが、ジューンベロシティ自身は、終始カラ馬に絡まれながらの非常に厳しい展開の中、最後まで集中を切らさずに本当によく頑張って走ってくれました!!ベロシティと厩舎陣営には感謝しかありません。
ベロシティの吉川オーナーとは公私共に物凄くお世話になっていますので、厩舎陣営以外にも、吉川オーナーはじめ、牧場関係の方々、そしていつも応援して下さっているファンの方々にも感謝したいです。
ジューンベロシティを管理するのは、皆さんご周知の通り、僕の同期のヒデ(武英智調教師)です。
ヒデと一緒に重賞を獲るのは今回が初めてになりますが、ヒデが調教師として厩舎を開業したときから、一緒に重賞を勝つことを夢みてここまでやって来ました。
僕が一昨年の12月に頸椎の大怪我をして、約一年の休養を余儀なくされ、コロナ禍で面会も出来ない長い入院生活を送っていたときも、自身も忙しい中、毎日連絡をくれて励ましてくれたヒデ。
時には3時間も4時間も電話で話しているときも何度もありました。
そんな、15歳で競馬学校に入学してからずっと一緒に過ごしてきたヒデと一緒に1つの目標としてきた重賞を勝つことができて本当に嬉しく思います。
ヒデの厩舎には数々の重賞勝利の写真が飾られているんですが、その中に一枚だけ未勝利戦の写真が飾られています。
それが僕の写真です。ヒデが「潤と勝ったときの写真は飾っておきたいから」と言ってずっと飾ってくれていました。続けて「やっとここに潤との重賞の写真が飾れるなぁ!!」といって喜んでくれました(^^;;
ただ、2人ともここで満足しているわけではありません!!
もちろん最大の目標でもあり夢でもある中山の舞台に向けてもうすでに目標を切り替えています!!
今度は他馬に迷惑をかけることなく、しっかりと余裕をもった騎乗が出来るように努力すると共に、もっともっとベロシティの強さを証明できればと思っていますので、これからも引き続き気を引き締めて集中して騎乗していきたいと思います!!
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。