京都記念

共同通信杯

クイーンC

マカヒキ

(牡4、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
ウィキウィキ
母父フレンチデピュティ
通算成績7戦5勝
重賞勝利 16年日本ダービー(G1)
16年ニエル賞(G2)
16年弥生賞(G2)
連対時平均馬体重499kg (最高:506kg) (最低:496kg)
前走時馬体重502kg
POINT<今週のイチオシ>大型のディープインパクト産駒だが、重苦しさを全く感じさせないシルエット。ダービー前はまだ完成途上だった馬体も、成長による筋肉の発達でかなりたくましくなり、完成の域。凱旋門賞からのブランクを感じさせない筋肉の引き締まりを見せており、力は十二分に発揮できる仕上がり。京都コース向きのスピードがあり、適性的にも申し分のない舞台。2017年のスタートを勝利で飾りたいところだ。

サトノクラウン

(牡5、美浦・堀厩舎)

Marju
ジョコンダ2
母父Rossini
通算成績11戦5勝
重賞勝利 16年香港ヴァーズ(G1)
16年京都記念(G2)
15年弥生賞(G2)
14年東京スポーツ杯2歳S(G3)
連対時平均馬体重474kg (最高:482kg) (最低:468kg)
前走時馬体重480kg
POINT一時期はメンタル面からスランプに陥り、馬体にも本来の張りが戻っていなかったが、昨年秋の天皇賞くらいから徐々に良化の兆しを見せており、香港で復活。今回は以前と比較してややボリュームのあるところを見せているが、この血統ならむしろたくましく見せているくらいで丁度良い。毛艶、筋肉の張りともに上々。若干、パワー型の側面が見られるのでマカヒキを上位にとったが、この馬も甲乙つけがたい良い状態だ。

ミッキーロケット

(牡4、栗東・音無厩舎)

キングカメハメハ
マネーキャントバイミーラヴ
母父Pivotal
通算成績12戦4勝
重賞勝利 17年日経新春杯(G2)
連対時平均馬体重475kg (最高:478kg) (最低:468kg)
前走時馬体重478kg
POINT前走は一度使ってからかな…と思っていたのだが、素晴らしい勝負根性を見せて勝利。地力の高さを証明した。今回は背中に銭型も浮いて、前駆、後駆ともに引き締まって来ており、更なる状態アップがこの写真から伝わってくる。順延競馬による体調面での不安も感じられず、メンバーが強化されるここでも上位争いは必至か。

ガリバルディ

(牡6、栗東・藤原英厩舎)

ディープインパクト
シェンク
母父Zafonic
通算成績19戦6勝
重賞勝利 16年中京記念(G3)
連対時平均馬体重500kg (最高:508kg) (最低:486kg)
前走時馬体重516kg
POINT筋肉量が多く、特にトモの筋肉はさすが一線級のオープン馬といえるもの。直飛で後駆から生まれる推進力を余すことなくエネルギー変換することができる造りになっており、長く良い脚を使うことができる。久々の2200mだが、3歳時の実績からもこなせない距離ではない。ただ、その頃と比較して筋肉量が多くなってしまっているので、息切れしてしまう可能性もある。体調面で不安はないが、それだけが心配。

スマートレイアー

(牝7、栗東・大久保龍厩舎)

ディープインパクト
スノースタイル
母父ホワイトマズル
通算成績23戦8勝
重賞勝利 16年阪神牝馬S(G2)
16年東京新聞杯(G3)
14年阪神牝馬S(G2)
連対時平均馬体重464kg (最高:472kg) (最低:460kg)
前走時馬体重468kg
POINT芦毛で判別しづらい面はあるが、7歳という年齢を考えればそこまで極端に衰えたという感じはない。しかし馬体の張り、トモの筋肉量は全盛期と比較すると正直見劣りしてしまう。冬毛もそこまで伸びることなく、毛艶も上々で体調面は悪くない。ただ今回はメンバーがかなり強力。掲示板があれば…といったところか。

ヤマカツライデン

(牡5、栗東・池添兼厩舎)

シンボリクリスエス
ヤマカツオーキッド
母父ダンスインザダーク
通算成績27戦5勝
連対時平均馬体重524kg (最高:536kg) (最低:510kg)
前走時馬体重546kg
POINT前走、1週前の立ち写真ではそこまで太くは見えなかったのだが、当日はプラス14キロの過去最高馬体重。雪で日程が狂った影響も大きかった。今回も状態面は変わらず良好であるし、特に緩んだといったところも感じられない。胸前~クビさし辺りも引き締まってきており、トモの容量も十分。ここでもマイペースを刻めれば上位争い可能と見た。

ムーヴザワールド

(牡3、栗東・石坂厩舎)

ディープインパクト
リッスン
母父Sadler’s Wells
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重510kg (最高:510kg) (最低:510kg)
前走時馬体重508kg
POINT母系がサドラーズウェルズで、ディープ産駒の中でもかなり重厚感のある造り。高速決着より、パワーを必要とする荒れた馬場を得意としそうなイメージを受ける。素材は勿論オープンクラスなのだが、全体に筋肉の張りがまだまだ緩いし、馬格をもて余している雰囲気がある。大型ディープでもマカヒキとは違い、こちらは少し時間がかかるのではないだろうか?今回は相手候補としておきたい。

スワーヴリチャード

(牡3、栗東・庄野厩舎)

ハーツクライ
ピラミマ
母父Unbridled’s Song
通算成績3戦1勝
連対時平均馬体重502kg (最高:506kg) (最低:498kg)
前走時馬体重498kg
POINT<今週のイチオシ>長駆短背でいかにも走る馬のシルエット。仕上がりに時間のかかる馬が多いハーツクライ産駒であるが、現状今回の立ち写真の中では上位の完成度。勿論まだまだ伸びしろを残しているし、将来がかなり楽しみな1頭。トモも立派で推進力は素晴らしいものがある。若干曲飛寄りではあるが、父親譲りで問題はない。それを補うだけのストライド、柔軟性がある馬。勝ち負けに期待。

タイセイスターリー

(牡3、栗東・矢作厩舎)

マンハッタンカフェ
スターアイル
母父Rock of Gibraltar
通算成績3戦1勝
連対時平均馬体重523kg (最高:524kg) (最低:522kg)
前走時馬体重524kg
POINT曲飛は父マンハッタンカフェ譲りで、兄よりも馬格があるので大きな跳びながらピッチで加速力も兼ね備えており、素質の高さは確かだ。胴の長さもゆとりがあり、距離は折り合い次第でもつと見る。毛艶も良く、太め感もないので仕上がりは上々。初の輸送なので、パドックで極端に入れ込んでいるようだと減点したい。

エアウィンザー

(牡3、栗東・角居厩舎)

キングカメハメハ
エアメサイア
母父サンデーサイレンス
通算成績3戦1勝
連対時平均馬体重494kg (最高:500kg) (最低:490kg)
前走時馬体重500kg
POINT全体的にバランスの素晴らしい馬で、素質は一級品。背中と胴のラインが平行に近く、スパッと切れる脚というより、長く良い脚を持続させたほうが身体的メリットを生かせると見た。今回は先行する競馬が見てみたいところ。キングカメハメハ産駒らしく筋肉量が豊富で、将来的に距離はマイル近辺になっていくかも知れない。馬体の張りも良い状態で、好勝負になるだろう。

フローレスマジック

(牝3、美浦・木村厩舎)

ディープインパクト
マジックストーム
母父Storm Cat
通算成績3戦1勝
連対時平均馬体重446kg (最高:450kg) (最低:438kg)
前走時馬体重438kg
POINT<今週のイチオシ>馬体を見る限り、今回のメンバーの中で最も馬っぷりが良い。一族は晩成傾向にあるが、そこまで緩い印象は受けず、このくらいの完成度でも十分やれると思う。胴が長く見えるため、距離は延びて良さそう。マイルもこなせるが、ゆったりとした造りはオークス向き。休み明けでも引き締まったボディライン、勝ち負け必至の良い状態だ。

レーヌミノル

(牝3、栗東・本田厩舎)

ダイワメジャー
ダイワエンジェル
母父タイキシャトル
通算成績4戦2勝
重賞勝利 16年小倉2歳S(G3)
連対時平均馬体重462kg (最高:466kg) (最低:458kg)
前走時馬体重462kg
POINTダイワメジャー産駒らしい豊富な筋肉量。距離はマイルが限界だが、スピード能力はピカイチだ。休み明けで腹周りには若干の緩みも感じるが、元々の体型もありそこまでの心配は無用か。曲飛で加速力があり、安定した先行力に繋がっている。今回は展開利も見込めるだろうし、上位争いに期待。

アドマイヤミヤビ

(牝3、栗東・友道厩舎)

ハーツクライ
レディスキッパー
母父クロフネ
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重480kg (最高:486kg) (最低:478kg)
前走時馬体重478kg
POINT冬毛で見栄えはしないが、馬体のバランスは素晴らしいものがあり、かなりの素質を秘めている。ハーツクライの牝馬、特に3歳時はこうした写りになることが多く、牝馬の代表産駒ヌーヴォレコルトも見栄えしないタイプなので、特徴と捉えて良いだろう。能力で上位争いに持ち込めるはず。

アエロリット

(牝3、美浦・菊沢厩舎)

クロフネ
アステリックス
母父ネオユニヴァース
通算成績3戦1勝
連対時平均馬体重483kg (最高:492kg) (最低:476kg)
前走時馬体重492kg
POINTパッと見た印象では440~450キロぐらいのシルエットに見えたが、実際は490キロ近い大柄な牝馬。父のクロフネはこういったスッキリしたタイプの馬を出すので、父方の遺伝だろう。馬体の張りはまだまだ良化が見込め、今後が楽しみ。現状では胸前の筋肉が目立ち、やや前輪駆動的なところがあるので、理想をいえばもう少しトモが発達してきて欲しいところだ。

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