【弥生賞】カデナ【チューリップ賞】ソウルスターリング、リスグラシューら登場!
2017/2/26(日)
弥生賞
チューリップ賞
カデナ
(牡3、栗東・中竹厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | フレンチリヴィエラ |
母父 | French Deputy |
通算成績 | 4戦2勝 |
重賞勝利 |
16年京都2歳S(G3) |
連対時平均馬体重 | 457kg (最高:460kg) (最低:454kg) |
前走時馬体重 | 460kg |
POINT | 胴の長さ自体はやや詰まり気味だが、背中のラインと比較して胴が長く見える「長駆短背」で、いわゆる走る馬によく見られる形。トモは斜尻で飛節も直飛すぎず、折りが深いわけでもなく丁度良い造り。4分の3同血のマカヒキをコンパクトにしたようなシルエット。スピード・瞬発力勝負に強いと言えるだろう。毛艶も良好で、体調面で不安はなく好勝負必至。馬体の張りはもっと良くなってくるはずで、将来が楽しみな1頭。 |
コマノインパルス
(牡3、美浦・菊川厩舎)
父 | バゴ |
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母 | コマノアクラ |
母父 | フジキセキ |
通算成績 | 3戦2勝 |
重賞勝利 |
17年京成杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 460kg (最高:464kg) (最低:454kg) |
前走時馬体重 | 462kg |
POINT | 胴と背中のラインが平行に近く、ビュンという瞬発力というよりは長く脚を使うタイプ。全体的にスッキリと見せており、母の父がフジキセキではあるが距離は延びても問題無さそう。休み明けでも重たさを感じさせず、キッチリと仕上がっており、特に心配はいらないだろう。京成杯の時は冬毛が目立っていたので評価を落としたが、今回は毛艶も良く見せており体調に関しても注文はない。引き続き好走に期待。 |
グローブシアター
(牡3、栗東・角居厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | シーザリオ |
母父 | スペシャルウィーク |
通算成績 | 2戦1勝 |
連対時平均馬体重 | 438kg (最高:438kg) (最低:438kg) |
前走時馬体重 | 432kg |
POINT | <今週のイチオシ>兄のエピファネイア、リオンディーズは大柄な馬体であったが、それと比較するとかなりコンパクトな造りで、迫力のあるタイプではない。ただ、デビュー前は幼い印象だったのが2戦使われたことによって筋肉の張りがアップしてきており、見栄えするようになってきた。今回の立ち姿はさすが良血馬と思わせる素晴らしいもの。毛艶も良く、体調はかなり良さそう。欲を言えばトモにもう少し張りが欲しいところだが、そこは成長途上の3歳馬。素質込みで期待したい一戦。 |
ダンビュライト
(牡3、栗東・音無厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | タンザナイト |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 4戦1勝 |
連対時平均馬体重 | 464kg (最高:464kg) (最低:464kg) |
前走時馬体重 | 472kg |
POINT | 引き続き好馬体をキープ。坂路を中心に調教する音無厩舎だけあって、全体の筋肉量が増えてきた印象を受ける。ルーラーシップ産駒らしい背中のラインで、キ甲も抜けておらず、完成されるのはまだ先になりそうだ。若干、肋骨が浮いて見えるように、前走時と比較して絞れてきた。現状の仕上がりとしてベストと言える状態になっている。ルーラー産駒は腰、トモが緩い面があるので、急坂の中山をこなせるかが課題となる。 |
ダイワキャグニー
(牡3、美浦・菊沢厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | トリプレックス |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 2戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 485kg (最高:486kg) (最低:484kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | キングカメハメハ産駒らしい、肉付きの良い筋肉質なタイプ。発達した胸前は安定した先行力に通じている。トモは容量こそ立派に映るが、まだまだ緩さを残しており、腰も高い。今後、かなりの伸びしろがあると見て良いのでは。肩周りの張りが特に素晴らしく、皮膚を薄く見せているように張りがある。前駆に対して後躯がついてきていない面があるものの、純粋な能力の高さがあるので、無様な競馬はしないはずだ。 |
ベストアプローチ
(牡3、栗東・藤原英厩舎)
父 | New Approach |
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母 | Sant Elena |
母父 | Efisio |
通算成績 | 4戦1勝 |
連対時平均馬体重 | 477kg (最高:478kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 474kg |
POINT | 若干背垂れな印象を受けるものの、前駆と後躯のバランス自体は整っている。腹回りが立派に映るが、父がサドラー系のニューアプローチなので、遺伝的に腹袋が大きいものと考えてよいのでは。血統を見ると母父がフォルリ系(日本ではセイウンスカイなど)で、重たい印象を受けるのだが、シルエットはスピード感があり、現に日本の高速馬場にも対応している。血統のイメージと異なる形に出ている馬は、能力を秘めている証でもあり、今後が楽しみな1頭。 |
マイスタイル
(牡3、栗東・昆厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | ファーストナイナー |
母父 | フォーティナイナー |
通算成績 | 4戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 456kg (最高:458kg) (最低:454kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | 曲飛寄りな馬が多いハーツクライ産駒にしては比較的直飛に出ており、飛節が伸びるタイプ。馬体の大きさの割に発達した胸前とトモの筋肉があり、母父のフォーティナイナーが出たか。伸びやかな歩様を見せる馬であるが、股関節がそこまで柔らかい馬ではないので、瞬間的な反応にはやや欠ける面も。全体のフォルムを見ても幼さが残る印象で、完成するまでにはまだ時間がかかるだろう。逆にいえば、この完成度で2勝を挙げたのだから、後々はオープンで安定勢力になっていくはずだ。 |
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