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メラグラーナ

(牝5、栗東・池添学厩舎)

Fastnet Rock
Ghaliah
母父Secret Savings
通算成績15戦7勝
重賞勝利 17年オーシャンS(G3)
連対時平均馬体重514kg (最高:522kg) (最低:502kg)
前走時馬体重514kg
POINT500キロを超す大型の牝馬。筋肉量も勿論多いのだが、骨格自体が大きく、迫力のある立ち姿を見せている。ファストネットロック産駒らしく、がっしりとした体型で、身体の柔らかさという点ではサンデー系にやや見劣りするものの、パワーや純粋なスピード能力に関してはそれを凌駕するものがある。馬体は全体的に引き締まっているし、好調子をキープ。蹄の薄いタイプなので、極端な道悪にならなければ好走必至だろう。

レッドファルクス

(牡6、美浦・尾関厩舎)

スウェプトオーヴァーボード
ベルモット
母父サンデーサイレンス
通算成績19戦8勝
重賞勝利 16年スプリンターズS(G1)
16年CBC賞(G3)
連対時平均馬体重466kg (最高:472kg) (最低:456kg)
前走時馬体重472kg
POINT短距離馬にしては筋肉量もそこまで多いわけではなく、あまり見栄えのしないタイプなので判別は難しいが、休み明けで太め残りという雰囲気はない。馬体もスプリンターズSの時と同じくらい引き締まっているし、自身の能力をいかんなく発揮できる仕上がり。胴周りがゆったりとした造りで、瞬間的に速い脚を使うというより、外を回って長く脚を使った方が良い。極端なスローでなければ終いは確実に伸びてくるはずだ。

ソルヴェイグ

(牝4、栗東・鮫島厩舎)

ダイワメジャー
アスドゥクール
母父ジャングルポケット
通算成績10戦3勝
重賞勝利 16年フィリーズレビュー(G2)
16年函館スプリントS(G3)
連対時平均馬体重463kg (最高:466kg) (最低:460kg)
前走時馬体重478kg
POINT<今週のイチオシ>前走も悪くはない仕上がりだったが、やはり叩き台といった雰囲気で、筋肉の張りも絶好調という感じではなかった。元々、ダイワメジャー産駒にしては幅のやや薄いタイプであったが、ここに来て胸前は盛り上がるように発達し、トモの容量もボリュームアップして良化著しい。毛艶も一度使われた効果か、見栄えのする良い状態。前走の敗戦は気にしなくて良い。昨秋の完成度で僅差3着できるのなら、今回は勝ち負け濃厚だろう。

レッツゴードンキ

(牝5、栗東・梅田厩舎)

キングカメハメハ
マルトク
母父マーベラスサンデー
通算成績19戦3勝
重賞勝利 17年京都牝馬S(G3)
15年桜花賞(G1)
連対時平均馬体重472kg (最高:502kg) (最低:450kg)
前走時馬体重502kg
POINT正方形のシルエット、コロンとした胴回り。瞬発力に秀でた造りで、桜花賞は逃げ切りだったが前走のレーススタイルが本来の姿。馬体は早くから完成されていたので、ここに来ての大きな上積みはないが、スプリンターズS前と比較しても胸前、トモの筋肉量は増えてきている。季節柄、毛艶は良く見せないが、馬体は引き締まっており状態の良さが伝わってくる。ここでも上位争いできるはずだ。

セイウンコウセイ

(牡4、美浦・上原厩舎)

アドマイヤムーン
オブザーヴァント
母父Capote
通算成績14戦5勝
連対時平均馬体重491kg (最高:500kg) (最低:482kg)
前走時馬体重500kg
POINT胴が詰まり気味でガッシリとした体つき。いかにも短距離向きといった馬体の造りだ。胸前の筋肉量はこの中でも1、2を争う。曲飛でテンのダッシュ力は優れたものがあり、安定して先行することができる。差し馬優勢の中京コースでどこまで粘れるか。今回も毛艶は冴えており、万全の体調でレースを迎えることができそう。展開次第で上位争いできる、良い仕上がりだ。

フィエロ

(牡8、栗東・藤原英厩舎)

ディープインパクト
ルビー
母父Danehill
通算成績24戦5勝
連対時平均馬体重505kg (最高:512kg) (最低:498kg)
前走時馬体重502kg
POINT8歳を迎えたが大きな衰えもなく好馬体をキープ。筋肉の張りも十分にあり、問題なく能力を発揮できる状態と見た。今回が初の1200m戦となるが、胴も詰まり気味で瞬発力がある。改修前の直線が短い時代ですらスズカフェニックスが初の1200mで勝利していたように、中京コースならこなせる公算が高い。うっすらと肋骨も見えるように馬体はキッチリ仕上がっている。勝ち負けに期待したい1頭。

スノードラゴン

(牡9、美浦・高木厩舎)

アドマイヤコジーン
マイネカプリース
母父タヤスツヨシ
通算成績46戦8勝
重賞勝利 14年スプリンターズS(G1)
連対時平均馬体重503kg (最高:514kg) (最低:484kg)
前走時馬体重514kg
POINT良くも悪くも状態は変わりない。極端に衰えているわけではないが、トモの筋肉量は全盛期と比較してもやや寂しく映る。スピード決着になると厳しいか。時計のかかる馬場になってほしいところ。毛艶はなかなか良い状態なので、体調面での不安は特に感じられない。高速決着にならずに、かつ差しが決まるという条件付きではあるが、馬券に絡んでも不思議ではない仕上がり。

トーキングドラム

(牡7、美浦・斎藤誠厩舎)

キングカメハメハ
トランシーフレーズ
母父サンデーサイレンス
通算成績21戦5勝
重賞勝利 17年阪急杯(G3)
連対時平均馬体重473kg (最高:480kg) (最低:448kg)
前走時馬体重478kg
POINT全体にバランスの整った馬で、綺麗な立ち姿。キンカメ産駒らしく、骨格の大きさの割に筋肉量が多く、力強さを感じるシルエット。曲飛で瞬間的な加速力があるが、特に身体の柔らかいタイプではなさそう。極端な瞬発力勝負より、やや上がりのかかる展開待ちといったところか。毛艶良好、馬体の張りも申し分ない状態で、今が充実期といった印象を受ける。前走がフロックと思われているようなら、押さえてみる価値はある。

ナックビーナス

(牝4、美浦・杉浦厩舎)

ダイワメジャー
レディトゥプリーズ
母父More Than Ready
通算成績16戦5勝
連対時平均馬体重509kg (最高:520kg) (最低:496kg)
前走時馬体重518kg
POINT父がダイワメジャー、母父父がサザンヘイローで、見た目もいかにも短距離馬といった雰囲気。背はそこまで高くないのだが、牝馬らしからぬ逞しさがあり、パワー・スピードともに優れている印象。その豊富な筋肉量ゆえに、距離は1400mでも気持ち長いくらい。6Fがベストといえるだろう。光の加減もあるが、毛艶は抜群で馬体の張りも良い状態。肋骨がうっすらと浮いているように太め感もない。実績的には見劣りするが、好仕上がりで一発あっても良い。

ヒルノデイバロー

(牡6、栗東・昆厩舎)

マンハッタンカフェ
デック
母父Go for Gin
通算成績19戦4勝
連対時平均馬体重517kg (最高:526kg) (最低:514kg)
前走時馬体重526kg
POINTマンハッタンカフェ産駒にしては珍しく直飛に出ており、父譲りの身体の柔らかさもあって、素晴らしい決め手を持つ。短距離馬としてはそこまで筋肉量の多い馬ではないので、スピードの絶対値というよりも、瞬発力の高さで勝負するタイプ。蹄が寝ており、極端な道悪は減点。実績的には胸を借りる立場ではあるが、馬体は引き締まっており毛艶も黒光りしてほぼ100%に近いデキ。広い中京でどこまで差し込めるか。

ワンスインナムーン

(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)

アドマイヤムーン
ツーデイズノーチス
母父ヘクタープロテクター
通算成績12戦4勝
連対時平均馬体重438kg (最高:446kg) (最低:432kg)
前走時馬体重438kg
POINT440キロ弱の馬体重で、いかにも小柄な牝馬といったイメージがあったのだが、付くべきところにしっかりと筋肉がついており、さすがオープン馬といったところ。歩様、走法、筋肉の付き方などをチェックしたが、体の柔らかいタイプではなさそう。小さな体に良いモーターが付いているので、これだけの走りが出来ているのではないだろうか。体調面の不安はなさそうなので、1つでも上の着順に食い込みたいところ。