レイデオロ

(牡3、美浦・藤沢和厩舎)

キングカメハメハ
ラドラーダ
母父シンボリクリスエス
通算成績3戦3勝
重賞勝利 16年ホープフルS(G2)
連対時平均馬体重476kg (最高:476kg) (最低:476kg)
前走時馬体重476kg
POINTキングカメハメハ産駒らしく、筋肉質で見栄えのする馬体。半兄のティソーナはもっと脚が短くて胴も詰まっていかにも短距離型だが、この馬は兄と比較してゆとりある造りで距離は持つ。とはいえ、2400mは長いと見ているが。ホープフルSからの休み明けとなるが、立ち写真を見る限り、体調面では問題なさそう。心肺能力さえ戻っていれば好勝負できるはず。

ファンディーナ

(牝3、栗東・高野厩舎)

ディープインパクト
ドリームオブジェニー
母父Pivotal
通算成績3戦3勝
重賞勝利 17年フラワーC(G3)
連対時平均馬体重512kg (最高:516kg) (最低:508kg)
前走時馬体重508kg
POINT牝馬にして500キロを超える大型。長駆短背で後肢をスラッと長く見せており、距離は延びても問題なし。筋肉量も多いが、それに見合うだけの馬格、バランスの良さがある。現時点で肋骨が若干確認できるので、当日はおそらくマイナス体重で出てくるのではないだろうか。毛艶は日当たりの関係もあって冴えないが、馬体の張りはしっかりと感じられるし、問題ないだろう。あとは牡馬との相手関係だが、個人的には善戦できると見ている。

カデナ

(牡3、栗東・中竹厩舎)

ディープインパクト
フレンチリヴィエラ
母父French Deputy
通算成績5戦3勝
重賞勝利 17年弥生賞(G2)
16年京都2歳S(G3)
連対時平均馬体重458kg (最高:460kg) (最低:454kg)
前走時馬体重460kg
POINT腰の高い体型で斜尻。この馬も長駆短背で、体型的にはマカヒキに近いものがある。いわゆる、走る馬に多いシルエット。肩のラインが立ち気味なので、3歳の内は大丈夫でも、将来的にマイラー志向が強くなっていく可能性も。まだまだ完成されていないので、上積みは見込めそう。毛艶も良く見せており、体調面での不安なし。荒れた馬場の適性がどうかも、順当に上位争い。

ウインブライト

(牡3、美浦・畠山吉厩舎)

ステイゴールド
サマーエタニティ
母父アドマイヤコジーン
通算成績6戦3勝
重賞勝利 17年スプリングS(G2)
連対時平均馬体重465kg (最高:472kg) (最低:460kg)
前走時馬体重460kg
POINTデビューの頃から比較して、かなり筋肉量も増えてたくましくなってきた。腹袋が立派で、底力を必要とする展開でこそ、持ち味が生きるだろう。繋ぎも短めで、道悪や荒れた馬場も苦にしない造り。ゆったりとした造りで、距離は延びても大丈夫。芦毛のため判別しづらいが、馬体の張りも感じられるし、毛艶も綺麗に見せている。1週前にして体は仕上がっており、能力は十二分に発揮できる。

スワーヴリチャード

(牡3、栗東・庄野厩舎)

ハーツクライ
ピラミマ
母父Unbridled’s Song
通算成績4戦2勝
重賞勝利 17年共同通信杯(G3)
連対時平均馬体重502kg (最高:506kg) (最低:498kg)
前走時馬体重500kg
POINT<今週のイチオシ>ハーツクライ産駒らしく、飛節の折りが深い。プラス、トモに立派な筋肉がついており、瞬発力は世代屈指のものがある。皮膚を薄く見せているように馬体の張りはピカイチで、はち切れんばかりの筋肉。体調は抜群に良く見える。この時期のハーツ産駒にしては完成度も高く、クラシックでも十分戦えるはず。心肺能力も高い馬でどんなコースでも大崩れなく走ってくれそう。ズバ抜けた存在ではないが、出来の良さと能力の高さで注目したい1頭。

サトノアレス

(牡3、美浦・藤沢和厩舎)

ディープインパクト
サトノアマゾネス
母父Danehill
通算成績6戦3勝
重賞勝利 16年朝日杯FS(G1)
連対時平均馬体重496kg (最高:500kg) (最低:490kg)
前走時馬体重500kg
POINT黒光りして見栄えのする馬体。胴が詰まった体型で、肩も立っているので距離は良くて2000mまで。今回はギリギリといったところか。トモの筋肉量はこの中でも上位であり、瞬発力は素晴らしいものがある。スローで流れ、切れ味勝負になれば上位進出もある。その一方で、スタミナを要するハイペース、道悪馬場になった場合は減点。毛艶も光っており、体調はかなり良さそう。

アウトライアーズ

(牡3、美浦・小島茂厩舎)

ヴィクトワールピサ
ウィストラム
母父フレンチデピュティ
通算成績5戦2勝
連対時平均馬体重479kg (最高:482kg) (最低:474kg)
前走時馬体重482kg
POINT馬体全体のバランスが非常に良く、美しい立ち姿を披露している。胸前の筋肉量が特に豊富で、ダートもこなせそうなパワー溢れる造り。力の要る馬場、中山の急坂も苦にしないはずだ。ただ、素軽さ、スピードが要求される極端な瞬発力勝負には不向き。毛艶も良く、体調面で特に不安なところは見られない。引き続き上位争いできる仕上がり。

ペルシアンナイト

(牡3、栗東・池江寿厩舎)

ハービンジャー
オリエントチャーム
母父サンデーサイレンス
通算成績5戦3勝
重賞勝利 17年アーリントンC(G3)
連対時平均馬体重477kg (最高:482kg) (最低:474kg)
前走時馬体重482kg
POINT若駒のうちから好馬体が目立つ1頭だったが、3歳春を迎えて更にたくましくなってきた。勿論、まだ良化余地は残しているものの、父の産駒にしては完成度が高く、これまでのハービンジャー産駒とは一線を画する。心肺能力も高く、潜在能力はかなりのもの。懸念すべきなのは馬場状態。ベタ蹄であり、向くとはいえない。体調は良さそうなので、良馬場でやりたいところだろう。

アルアイン

(牡3、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
ドバイマジェスティ
母父Essence of Dubai
通算成績4戦3勝
重賞勝利 17年毎日杯(G3)
連対時平均馬体重518kg (最高:520kg) (最低:518kg)
前走時馬体重520kg
POINT筋肉量が豊富なディープ産駒で、適性としては長距離よりもマイル向き。筋肉量が多い馬は距離が長ければ長いほど、乳酸を消費しやすくなるため、距離は2000mくらいがベストなのでは。この馬もどちらかと言えば蹄が寝ているため、道悪はうまくない。馬体の張りはさすが良血馬といったところで、潜在的な底力はかなりのものを秘めていると見る。仕上がりも良さそうなので、ノーマークにはできない。

ダンビュライト

(牡3、栗東・音無厩舎)

ルーラーシップ
タンザナイト
母父サンデーサイレンス
通算成績5戦1勝
連対時平均馬体重464kg (最高:464kg) (最低:464kg)
前走時馬体重470kg
POINTルーラーシップ産駒の中でもかなりスッキリと見せる特異なタイプで、スピード能力は高い。蹄は寝ているが、小さいので接地面積も少なく、高速馬場よりは道悪馬場を歓迎といったところ。ただ、正直人気上位の馬たちと比較して、筋肉量では物足りなさも感じている。晩成型だった父同様、完成するまでに時間がかかりそうで、春クラシックからガンガン行くといった雰囲気ではないのが気がかり。体調は良さそうなので、馬場次第で押さえには。

アメリカズカップ

(牡3、栗東・音無厩舎)

マンハッタンカフェ
ベガスナイト
母父Coronado’s Quest
通算成績4戦3勝
重賞勝利 17年きさらぎ賞(G3)
連対時平均馬体重456kg (最高:460kg) (最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINT2歳時からバランスの良さが目立つ立ち姿で、成長に伴って筋肉の張りもアップ。マンハッタン産駒にしては比較的完成度が高いほう。胴の長さもゆったりとしており、距離はこなせる造り。毛艶も良いので状態面で不安は感じられない。肋骨も薄っすらと感じられ、ベストの仕上がり。トップスピードがそこまで速くない馬なので、持続的に脚を使う展開になれば上位入線もある。

マイスタイル

(牡3、栗東・昆厩舎)

ハーツクライ
ファーストナイナー
母父フォーティナイナー
通算成績5戦2勝
連対時平均馬体重454kg (最高:458kg) (最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINT胴回りがふっくらとした体型で、太いわけではなく腹袋が大きい。瞬発力、スピードを求められる展開になると厳しい。好走するには平均以上のペースで流れて欲しい。まだキ甲が抜けておらず、やや背垂れな印象がある。完成されてくるのはまだまだ先だろう。今回は入着があれば…といったところだが、それでも重賞で上位争いできる素質があり、馬っぷり自体は高く評価している。

アダムバローズ

(牡3、栗東・角田厩舎)

ハーツクライ
チャチャリーノ
母父Unbridled’s Song
通算成績7戦4勝
連対時平均馬体重498kg (最高:504kg) (最低:490kg)
前走時馬体重504kg
POINTハーツクライというよりも母父のアンブライドルズソングが強く出ている馬体。腹袋が非常に立派で、競り合いや底力の問われる厳しい展開向きか。胴が長めなので、距離は長くても大丈夫。馬体の張りも申し分ない状態で、筋肉量もある。OP特別を連勝したためにここまで評価されていないが、能力自体はそこまで低くないはず。人気はないが3着くらいならあり得ると見ている。