エプソムC

マーメイドS

アストラエンブレム

(牡4、美浦・小島茂厩舎)

ダイワメジャー
ブラックエンブレム
母父ウォーエンブレム
通算成績11戦5勝
連対時平均馬体重461kg (最高:470kg) (最低:454kg)
前走時馬体重466kg
POINT真横から見て正方形に近いシルエットは純粋なマイラーの証。ダイワメジャー産駒の中には全体がぎゅっと詰まった造りの馬も多いが、この馬は各パーツにほどよくゆとりがあって、2000mくらいまでなら対応できそう。4歳馬でまだ芯が完全にしっかりとはしていないので、使い込むことができていないが、立ち姿からはバランスの良さ、素質の高さを感じる。馬体の張り良く、体調は良さそうだ。
今週のイチオシ

クラリティスカイ

(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)

クロフネ
タイキクラリティ
母父スペシャルウィーク
通算成績20戦3勝
重賞勝利 15年NHKマイルC(G1)
14年いちょうS(重賞)
連対時平均馬体重482kg (最高:502kg) (最低:472kg)
前走時馬体重496kg
POINTクロフネ牡馬らしく筋肉量がアップしてきた。キ甲も抜けて骨格はこれでほぼ完成。加齢によって体の柔らかさが無くなって来たが、立派な胸前の筋肉で安定した先行力を手に入れた。多少行きたがるタイプではあるが、胴回りはゆったりとしており、マイルG1勝ち馬であるが中距離くらいのほうが良さそう。金杯の時と比較しても遜色のない好仕上がりであるし、今回のほうが成長も見込める。どうしても瞬発力に欠ける馬なので、ペースは流れて欲しいところ。

タイセイサミット

(牡4、栗東・矢作厩舎)

ダイワメジャー
ヴァインドレッサー
母父エンドスウィープ
通算成績14戦5勝
連対時平均馬体重492kg (最高:500kg) (最低:488kg)
前走時馬体重488kg
POINTダイワメジャーらしい立派な腹袋を持っており、全体にボリュームのあるパワー型体型。坂路調教の多い矢作厩舎ということもあり、筋肉量はとても多い。ただ、現状では成長過程にあり、まだ筋肉の張りについては良化の余地が感じられる。胴の長さもあって距離は延びても大丈夫。心肺能力が基本的に高い馬で、先行差し問わず安定したレースができる。体調面でも問題はなく、ここでも期待。

デンコウアンジュ

(牝4、栗東・荒川厩舎)

メイショウサムソン
デンコウラッキー
母父マリエンバード
通算成績13戦2勝
重賞勝利 15年アルテミS(G3)
連対時平均馬体重452kg (最高:466kg) (最低:444kg)
前走時馬体重444kg
POINT安田記念を回避してコチラに回ってきた。折りの深い飛節は優れた瞬発力に通じるが、胴の伸びがやや足りないので、良い脚を持続するのが難しい。前走のようにスローペースから一団の競馬が理想。ただ、父の産駒にしては全身を使った体の柔らかい馬であり、広々とした東京コースはまさにベストの舞台。G1の後で120%のデキとはいかないだろうが、このメンバー構成なら好勝負しても驚けない。

ヒストリカル

(牡8、栗東・音無厩舎)

ディープインパクト
ブリリアントベリー
母父ノーザンテースト
通算成績34戦5勝
重賞勝利 12年毎日杯(G3)
連対時平均馬体重447kg (最高:458kg) (最低:434kg)
前走時馬体重456kg
POINTこの年齢でも安定した末脚を使っているように馬体の張りをしっかりとキープ。元々柔らかすぎるくらいの身のこなしだっただけに、加齢によって程よい硬さが出てきて、力強い走りができるようになってきた。トモの筋肉はやや寂しく映るが、8歳という年齢を考えればそこまで悪くはないだろう。優れた瞬発力は未だ健在だ。体調も良さそうで、追込の利く展開ならまだまだやれる。

フルーキー

(牡7、栗東・角居厩舎)

Redoute’s Choice
サンデースマイル2
母父Sunday Silence
通算成績27戦7勝
重賞勝利 15年チャレンジカップ(G3)
連対時平均馬体重481kg (最高:488kg) (最低:474kg)
前走時馬体重498kg
POINT昨年のこのレース以来の立ち写真。7歳馬だが馬体の張りはしっかりと維持しており、極端な衰えは感じない。ただ、トモの筋肉量は徐々に減少しつつあり、ピークという雰囲気ではないだろう。肋骨が薄っすらと浮いて見え、太め感はない。毛艶も良い状態なので、現状この馬のベストの仕上がりと言って良いのでは。高速決着は厳しいので、できれば時計がかかって欲しいが。

マイネルミラノ

(牡7、美浦・相沢厩舎)

ステイゴールド
パールバーリー
母父Polish Precedent
通算成績38戦8勝
重賞勝利 16年函館記念(G3)
連対時平均馬体重475kg (最高:486kg) (最低:458kg)
前走時馬体重484kg
POINT480キロほどあって標準体型だが、ステイゴールド産駒ということもあり全体的にコンパクトにまとまっている。曲飛気味でありつつ胸前には発達した筋肉をもっており、テンのダッシュ力につながっている。馬体が最も充実していた昨年の夏と比較して、ややトモの張りに物足りなさも感じるものの、毛艶は光って体調は良好。そこまで極端な衰えも感じないので、展開次第で上位争いできるはず。

トーセンビクトリー

(牝5、栗東・角居厩舎)

キングカメハメハ
トゥザヴィクトリー
母父サンデーサイレンス
通算成績17戦6勝
重賞勝利 17年中山牝馬S(G3)
連対時平均馬体重456kg (最高:476kg) (最低:446kg)
前走時馬体重476kg
POINTキングカメハメハ牝馬らしく、胸前とトモにしっかりと筋肉の付いたグラマーな体型。キ甲から前腕までの対角線距離が長く、シルエットの割に心臓や肺が大きい。ゆえに好位から良い脚を持続させることができるのだろう。毛艶も良く、馬体の張りも素晴らしい状態で、成長度合いで見ても今がピークと言ったところか。瞬発力に優れたタイプではないので、O型コース替わりはプラス。巻き返しは必至だ。

ビッシュ

(牝4、美浦・鹿戸雄厩舎)

ディープインパクト
バランセラ
母父Acatenango
通算成績8戦3勝
重賞勝利 16年紫苑S(G3)
連対時平均馬体重415kg (最高:420kg) (最低:408kg)
前走時馬体重416kg
POINT400キロちょっとしか馬体重がなく、3歳時は頼りない印象があった。前走の中山牝馬Sでも同様の造りだったが、ここに来て腹回りがボリュームアップ。幅も少しずつ出てきており、ひ弱さを感じさせなくなってきた。元々、体の増えにくいタイプであるため、このくらい余裕ある状態のほうが良い。毛艶も良化してきて、状態が上向いてきていることが伝わってくる。上位争いを期待したい1頭。
今週のイチオシ

マキシマムドパリ

(牝5、栗東・松元茂厩舎)

キングカメハメハ
マドモアゼルドパリ
母父サンデーサイレンス
通算成績20戦5勝
重賞勝利 17年愛知杯(G3)
連対時平均馬体重459kg (最高:466kg) (最低:450kg)
前走時馬体重462kg
POINTバランスの良いシルエットで脚が長め。前走の大敗はレース中に脚を捻ったのが原因であり、参考外として見ていいだろう。この馬はキングカメハメハ産駒ながらややスッキリとしたシャープな造りをしており、牝馬らしい形と言っていいだろう。レースの間隔は開いたが、太く感じさせるところもなく、好仕上がりを見せてくれている。今回の診断メンバーではこの馬に一番魅力を感じた。

エプソムC

マーメイドS

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