アイビスSD

クイーンS

アクティブミノル

(牡5、栗東・北出厩舎)

スタチューオブリバティ
ピエナアマゾン
母父アグネスタキオン
通算成績19戦3勝
重賞勝利 15年セントウルS(G2)
14年函館2歳S(G3)
連対時平均馬体重476kg (最高:476kg) (最低:476kg)
前走時馬体重480kg
POINT正方形のシルエットで、前脚が相対的に見ても短め。短距離しか走れない造りと言っても過言ではない。毛艶や筋肉の張りは申し分ない状態であり、体調は良さそうに見えるのだが、気になるのは両前蹄の接着装蹄。今回は中2週での競馬となるが、追い切りも1週前に坂路で1本だけと少なく、蹄に何らかの問題を抱えている可能性もある。最終追い切りの内容はしっかりとチェックしておきたい。

シンボリディスコ

(牡7、美浦・高橋祥厩舎)

アドマイヤマックス
スイートアマリリス
母父サクラバクシンオー
通算成績25戦3勝
連対時平均馬体重483kg (最高:496kg) (最低:472kg)
前走時馬体重496kg
POINTクビ差しが太く、肩のラインは立っていて、なおかつ脚も短い。立派な筋肉から生み出すスピードとパワーはかなりのものだが、何ぶん脚が短く、距離が持たない造り。ゆえに千直と相性が良いのだろう。7歳馬で大きな上積みは感じられないものの、筋肉は引き締まっていて衰えは見せない。余分な肉もついておらず、1週前の時点で体は出来上がっていると見て良いだろう。

ネロ

(牡6、栗東・森厩舎)

ヨハネスブルグ
ニシノタカラヅカ
母父サンデーサイレンス
通算成績32戦7勝
重賞勝利 16年京阪杯(G3)
連対時平均馬体重465kg (最高:478kg) (最低:456kg)
前走時馬体重482kg
POINT頭が小さく、それに伴って脚が長く見えるシルエット。バランスが整っており、筋肉量も多いので非常に見栄えする馬体。シルクロードS以来の休み明けとなるが、太めが残っているところは全く無く、久々の実戦でも動ける態勢に仕上げてきた。筋肉の張りも維持しており、好勝負になりそうだ。直線競馬でも実績があり、好走に期待したい。

フィドゥーシア

(牝5、栗東・松元茂厩舎)

Medaglia d’Oro
Believe
母父Sunday Silence
通算成績22戦7勝
連対時平均馬体重472kg (最高:482kg) (最低:468kg)
前走時馬体重476kg
POINT半兄のファリダットをシャープにしたような形の馬であり、より短距離志向が強い。米国ダート血統らしく、牝馬にしては全体的にカチッとした造りの馬であり、柔軟な印象はないものの、代わりに優れたスピードを生み出すことができる。そのため、柔軟性をさほど必要としない短距離を得意としているのだろう。やや間隔は空いたがしっかりと仕上がっている。上位争いに食い込んできそうだ。

プレイズエターナル

(牡7、栗東・安田隆厩舎)

アドマイヤムーン
メイビーフォーエヴァー
母父Zafonic
通算成績39戦5勝
連対時平均馬体重483kg (最高:494kg) (最低:470kg)
前走時馬体重494kg
POINT正方形のシルエットは短距離向きの証。クビ差しが太く短くパワーがありそうで、胴回りはコロンとして優れた瞬発力の源になっている。後方から追い込むスタイルなのは馬体の造りから来ているということがわかる。7歳馬ということでトモはやや水っぽい緩さを感じるものの、黒光りする毛艶は非常に見栄えがするし、体調自体は悪くなさそう。展開待ちになるが、実力的にはまだまだ通用するはずだ。
今週のイチオシ

ラインスピリット

(牡6、栗東・松永昌厩舎)

スウェプトオーヴァーボード
リボンストライプ
母父トニービン
通算成績34戦7勝
連対時平均馬体重431kg (最高:444kg) (最低:418kg)
前走時馬体重438kg
POINT見た目からして小柄に映る立ち姿で、こじんまりして見えるかもしれないが、コンパクトにまとまっていてバランス自体は悪くない。ただ、胴周りと脚が短いので、距離は持たない。ここ2走は2桁着順に敗れているが、G1と休み明けということを考えれば参考外にして良いのでは。毛艶は黒光りして抜群であるし、筋肉の張りも出走メンバー中一番魅力を感じさせる。一発を期待したいところ。
今週のイチオシ

クインズミラーグロ

(牝5、美浦・和田道厩舎)

マンハッタンカフェ
ジャストトゥートゥー
母父In Excess
通算成績25戦5勝
連対時平均馬体重436kg (最高:460kg) (最低:412kg)
前走時馬体重460kg
POINT胴がやや詰まって見える体型で、距離はそこまで長くない方が良さそうな印象。今回は1Fの短縮となるが、プラスに働きそうだ。蹄が薄い馬で、力の要する馬場よりかはある程度時計の出る馬場を好むタイプ。開幕週の札幌がどういった馬場状態なのかを把握する必要がある。皮膚を薄く見せているように、はちきれんばかりの筋肉の張り。背中には銭型も浮いており、充実期を迎えているようだ。立ち写真では一番見栄えが良く、勝ち負け期待。

シャルール

(牝5、栗東・松永幹厩舎)

ゼンノロブロイ
グレイトフィーヴァー
母父Kaldoun
通算成績19戦4勝
連対時平均馬体重452kg (最高:464kg) (最低:442kg)
前走時馬体重468kg
POINT折りの深い飛節をしており、楽に好位置を取ることができる。スムーズな先行策からの流れ込みに警戒が必要だ。近走の成績は冴えないが、昨年のエリザベス女王杯時と比較しても毛艶は良化しているし、状態自体はアップしてきている印象。筋肉量も特に変動はなく、トモの張りも感じられる。腹回りも夏場ということを考えれば、このくらいゆとりある造りのほうが良いかもしれない。昨年2着に好走している舞台であるし、復活があっても驚けない。

トーセンビクトリー

(牝5、栗東・角居厩舎)

キングカメハメハ
トゥザヴィクトリー
母父サンデーサイレンス
通算成績18戦6勝
重賞勝利 17年中山牝馬S(G3)
連対時平均馬体重456kg (最高:476kg) (最低:446kg)
前走時馬体重468kg
POINTキンカメ牝馬らしくトモの容量に秀でており、スピード能力は高い。瞬発力というよりも、持続する末脚で勝負するタイプの馬だ。前走からの比較で、トモや胸前の筋肉の付き方が大きく変わったところはない。ただ、今回のほうが肩周りに血管が浮いており、背肉の付き方もシャープ。これを夏負け気味ととるか、極限の仕上げと取るか微妙なところ。個人的にはもう少しふっくらした造りのほうが好みではある。最終追い切りの動き、馬体重にも要注意。

パールコード

(牝4、栗東・中内田厩舎)

ヴィクトワールピサ
マジックコード
母父Lost Code
通算成績9戦2勝
連対時平均馬体重512kg (最高:524kg) (最低:502kg)
前走時馬体重504kg
POINTマリーンCは5着に敗れたが、全体に素軽い造りの馬でやはり芝の方が良いだろう。直飛で後肢が長く、前駆と後躯のバランスが良い。やや間隔が開いたが、昨年の秋華賞時と同じくらいの良い仕上がりで、胴回りにムダ肉は全く無い。1週前とはいえ、体は出来上がっている。全体に筋肉の張りもアップして成長も感じられる。クインズミラーグロと甲乙つけがたいが、この馬が2番手。

マキシマムドパリ

(牝5、栗東・松元茂厩舎)

キングカメハメハ
マドモアゼルドパリ
母父サンデーサイレンス
通算成績21戦6勝
重賞勝利 17年マーメイドS(G3)
17年愛知杯(G3)
連対時平均馬体重459kg (最高:466kg) (最低:450kg)
前走時馬体重462kg
POINT全体的にシャープに見せる造りの馬で、牝馬らしいシルエットの立ち姿。バランス良くトモ脚がやや長めで、胴回りもゆったりとしているように距離はあった方が良い。1800mでも対応は可能だが、1F短い印象もある。前走で馬体は出来上がっていたし、今回は状態をキープ出来ているだけで十分。芦毛で判別しづらいが背中には銭型も浮き始めているし、体調に不安なし。引き続き好勝負。

アイビスSD

クイーンS

競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。