毎日王冠

京都大賞典

アストラエンブレム

(牡4、美浦・小島茂厩舎)

ダイワメジャー
ブラックエンブレム
母父ウォーエンブレム
通算成績13戦5勝
連対時平均馬体重464kg (最高:474kg) (最低:454kg)
前走時馬体重474kg
POINTベタ蹄で蹄底がやや薄いタイプ。高速馬場、良馬場向きの脚元をしている。ダイワメジャー産駒の中ではスラッと見せるタイプの馬で、ベストはマイル戦も比較的ゆとりのある体型をしており、2000mにも難なく対応。今回は1F短縮で、プラス材料と捉えて良いだろう。毛艶、馬体の張りともに夏競馬の時と大きく変わりない状態。大きな上積みは感じられないが、十分に力を発揮できると見た。
今週のイチオシ

グレーターロンドン

(牡5、美浦・大竹厩舎)

ディープインパクト
ロンドンブリッジ
母父ドクターデヴィアス
通算成績8戦6勝
連対時平均馬体重465kg (最高:472kg) (最低:458kg)
前走時馬体重474kg
POINTバランスの良い立ち姿。斜尻直飛でディープインパクト産駒らしいシルエットの持ち主で、瞬発力の高さは馬体構造からも見え隠れする。マイル近辺を使われているが、比較的ゆったりとした胴回りをしており、距離は2000mくらいまでなら無難にこなせる。まだ骨格的にも筋肉的にも完成形ではないが、全身に血管が浮いて皮膚が薄く見えているように、馬体の張りは抜群に良い。将来性込みで今回も期待の懸かる一戦。

サトノアラジン

(牡6、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
マジックストーム
母父Storm Cat
通算成績25戦8勝
重賞勝利 17年安田記念(G1)
16年スワンS(G2)
16年京王杯スプリングC(G2)
連対時平均馬体重523kg (最高:534kg) (最低:508kg)
前走時馬体重528kg
POINT現役でも屈指の好馬体。筋肉量が豊富で素晴らしいバランスを保っており見栄えのする立ち姿。脚長のマイラーで、ストライドが大きく、広々としたコースで好成績を挙げているのも頷ける。ディープインパクト産駒らしく蹄が薄く、道悪は苦手。昨秋~今春は特にデキが良かったので、その時と比較してやや馬体の張りに物足りなさは感じるものの、叩き台としては十分に仕上がっていると言って良いだろう。力は出せる仕上がり。

ソウルスターリング

(牝3、美浦・藤沢和厩舎)

Frankel
スタセリタ
母父Monsun
通算成績6戦5勝
重賞勝利 17年オークス(G1)
17年チューリップ賞(G3)
16年阪神ジュベナイルF(G1)
連対時平均馬体重476kg (最高:480kg) (最低:472kg)
前走時馬体重474kg
POINTバランスの良さは世代でも屈指。牝馬らしからぬ筋肉量で、見栄えする立ち姿を披露している。桜花賞で敗れ、オークスで巻き返したが、筋肉量が多いため本質的には1600~2000mくらいが合っており、心肺機能が絶対的に高いゆえに融通が利いているのではないだろうか。馬体の張りはさすがに春の出来には及ばないものの、毛艶も光っているように体調は良さそう。古馬相手でも十分通用するのではないだろうか。

マカヒキ

(牡4、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
ウィキウィキ
母父フレンチデピュティ
通算成績9戦5勝
重賞勝利 16年日本ダービー(G1)
16年ニエル賞(G2)
16年弥生賞(G2)
連対時平均馬体重499kg (最高:506kg) (最低:496kg)
前走時馬体重502kg
POINTディープインパクト産駒の中でも骨格が比較的がっしりしており、母父のフレンチデピュティが少なからず発現してきている印象を受ける。4歳秋を迎えるが、夏を越しての大きな馬体面での変化は感じられない。完成度が高いと言えばそれまでだが、ダービーを勝利した頃と比較してやや迫力に欠ける雰囲気。昨春は毛艶ももっと光沢があり、皮膚を薄く見せるような筋肉の張りがあった。体調自体は悪くないが、ここは叩き台として見たほうが良いかも。

リアルスティール

(牡5、栗東・矢作厩舎)

ディープインパクト
ラヴズオンリーミー
母父Storm Cat
通算成績13戦3勝
重賞勝利 16年ドバイターフ(G1)
15年共同通信杯(G3)
連対時平均馬体重501kg (最高:506kg) (最低:498kg)
前走時馬体重502kg
POINT現役馬でもバランスの良さは1、2を争う。3歳時には菊花賞で2着した実力のある馬だが、加齢とともに筋肉量がみるみる増えて、現状ではスピード勝負に強いマイラーといった体型になってきた。休み明けになるが腹回りや各関節の部位に太め感はなく、春先のダメージも感じられない。今回は秋のG1シリーズに向けての叩き台といったところであり、目一杯の仕上げだった春先と比較すると、まだ100%のデキではないが、能力発揮には問題ないと見た。

サウンズオブアース

(牡6、栗東・藤岡健厩舎)

ネオユニヴァース
ファーストバイオリン
母父Dixieland Band
通算成績22戦2勝
連対時平均馬体重499kg (最高:506kg) (最低:488kg)
前走時馬体重512kg
POINT全体的にがっしりとした立ち姿で、歳を重ねるごとにパワー型へとシフトしてきた印象。筋肉量の衰えは感じない。腹回りは前走よりも引き締まってきており、状態面での進境が窺える。決め手に欠ける面が出てきており、菊花賞2着の実績はあるものの、ややスピード能力に翳りを感じるのも確か。現状の能力で、開幕週の京都をこなせるかがカギになりそうだ。

シュヴァルグラン

(牡5、栗東・友道厩舎)

ハーツクライ
ハルーワスウィート
母父Machiavellian
通算成績20戦6勝
重賞勝利 16年アルゼンチン共和国杯(G2)
16年阪神大賞典(G2)
連対時平均馬体重471kg (最高:480kg) (最低:464kg)
前走時馬体重470kg
POINT脚長で長距離向きの体型。4歳春シーズンくらいまでは全体にシャープなシルエットで華奢な印象があったものの、昨秋~今春にかけて筋肉量がみるみる増えてきて、迫力が出てきた。代謝が良くいつも毛艶が輝いて見栄えするタイプで、今回も体調自体はかなり良さそう。トモはまだ良化が見込めるが、腹回りは比較的スッキリしており休み明けでもしっかりと仕上がっている。好勝負できる状態。

スマートレイアー

(牝7、栗東・大久龍厩舎)

ディープインパクト
スノースタイル
母父ホワイトマズル
通算成績26戦8勝
重賞勝利 14・16年阪神牝馬S(G2)
16年東京新聞杯(G3)
連対時平均馬体重466kg (最高:476kg) (最低:460kg)
前走時馬体重476kg
POINT7歳秋で上積みは無いものの、極端な衰えは見せておらず、付くべきところにしっかりと筋肉が付いている。胴の長さがゆったりとしており、どちらかと言えば距離はマイル以上が良いタイプか。直長く良い脚を使える馬なのでコース替わりはプラス。毛艶は見栄えしないタイプで判別しづらいが、筋肉の張りはまずまず良い状態。相手関係がカギになってくるが、展開次第で上位があっても良い。

フェイムゲーム

(セ7、美浦・宗像厩舎)

ハーツクライ
ホールオブフェーム
母父アレミロード
通算成績25戦6勝
重賞勝利 17年目黒記念(G2)
14~15年ダイヤモンドS(G3)
14年アルゼンチン共和国杯(G2)
13年京成杯(G3)
連対時平均馬体重456kg (最高:470kg) (最低:452kg)
前走時馬体重454kg
POINTハーツクライ産駒らしい胴長の体型で、全体にシャープな造りで長距離馬らしいシルエット。7歳を迎えてトモの筋肉量は気持ち寂しく映るが、前走でも最速上がりをマークしているように、去勢の効果で柔軟性を維持できている。背中には銭型が浮き始めており、体調はかなり良さそう。休み明けでも太め感はそこまでなく、年齢的にも遠征は慣れている。引き続き好勝負が期待できそう。

マキシマムドパリ

(牝5、栗東・松元茂厩舎)

キングカメハメハ
マドモアゼルドパリ
母父サンデーサイレンス
通算成績22戦6勝
重賞勝利 17年マーメイドステークス(G3)
17年愛知杯(G3)
連対時平均馬体重459kg (最高:466kg) (最低:450kg)
前走時馬体重466kg
POINTややシャープに見える体つきで、牝馬らしい形。キングカメハメハというよりも、母父のサンデーらしさが出ているシルエット。胴の長さにゆとりのあるタイプで、距離延長は問題なさそう。注目したいのが繋ぎ。芝向きの長さでありながら角度が立っており、高速決着よりも時計が掛かった馬場で良さそうなイメージ。前走から良い意味で大きく変わったところもなく、仕上がりは良好。あとは力関係だけか。

ミッキーロケット

(牡4、栗東・音無厩舎)

キングカメハメハ
マネーキャントバイミーラヴ
母父Pivotal
通算成績15戦4勝
重賞勝利 17年日経新春杯(G2)
連対時平均馬体重475kg (最高:478kg) (最低:468kg)
前走時馬体重478kg
POINTキングカメハメハ産駒らしい、ボリューム感ある馬体。筋肉量が多いため胴のラインが詰まって見えるが、心肺機能が高く、2400mくらいまでなら難なくこなせる。秋初戦ということで若干ゆとりのある仕上がり。筋肉の張りもまだ良化が見込め、叩き台としての側面が大きいように思える。ただ、それでもこの春から馬体面での充実が著しく、能力の高さを考えるとノーマークにはできないか。

毎日王冠

京都大賞典

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