アルアイン

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
ドバイマジェスティ
母父Essence of Dubai
通算成績9戦4勝
重賞勝利 17年皐月賞(G1)
17年毎日杯(G3)
連対時平均馬体重520kg (最高:526kg) (最低:518kg)
前走時馬体重522kg
POINT大柄でフレームの大きいディープインパクト産駒。見た目からして分かるように筋肉量が非常に多く、秘めているパワーは相当。体型的にも距離が1F短くなるのはプラス材料と言えるだろう。前走時も十分動ける状態だったとはいえ、やはり一度使って全体に引き締まってきた印象。皮膚も薄く見せているように筋肉の張りも素晴らしく、勝ち負けが期待できる仕上がり。

ウインブライト

(牡4、美浦・畠山吉厩舎)

ステイゴールド
サマーエタニティ
母父アドマイヤコジーン
通算成績12戦5勝
重賞勝利 18年中山記念(G2)
17年フジTVスプリングS(G2)
17年福島記念(G3)
連対時平均馬体重469kg (最高:480kg) (最低:460kg)
前走時馬体重474kg
POINT腹袋が大きく、胴周りは緩く見せているが、これは元々の体型。今年に入って既に2戦使われていることもあり、肋骨が薄っすら感じ取れるように体は引き締まっている。近走では一番ビッシリと仕上げられている印象を受けた。芦毛は一般的に馬体のハリ艶が判別しづらいと言われるが、それでも毛艶が光っているのが分かるように体調も良さそう。引き続き上位争いできる。

ゴールドアクター

(牡7、美浦・中川厩舎)

スクリーンヒーロー
ヘイロンシン
母父キョウワアリシバ
通算成績22戦9勝
重賞勝利 16年産経賞オールカマー(G2)
16年日経賞(G2)
15年有馬記念(G1)
15年アルゼンチン共和国杯(G2)
連対時平均馬体重483kg (最高:496kg) (最低:462kg)
前走時馬体重490kg
POINT比較的肉付き良く見せるタイプで、重厚感のある立ち姿。坂のある中山を得意としているのも頷ける。2000mは久々だが、バランスの良いシルエットで問題は無いだろう。AJCC前は冬毛が伸びて若干ゆとりの感じられる体つきであったが、一度使われたことと気温の上昇で毛艶がガラッと良くなった。体調は前走から確実に上向いてきており、復活のシーンが見られても不思議ではない。

サトノダイヤモンド

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
マルペンサ
母父Orpen
通算成績13戦7勝
重賞勝利 17年阪神大賞典(G2)
16年有馬記念(G1)
16年菊花賞(G1)
16年神戸新聞杯(G2)
16年きさらぎ賞(G3)
連対時平均馬体重500kg (最高:506kg) (最低:498kg)
前走時馬体重506kg
POINT馬体全体のバランスが非常に良く、美しいシルエットをキープ。胴が長く距離はクラシックディスタンスがベスト距離と見ているが、前走の金鯱賞でもしっかりと対応しているように勿論スピード能力も高い。ただ、O型コースの2000mが向くタイプとは言えないので、どのようなレース運びをするかがカギになりそう。使って筋肉は引き締まり、緩さを感じさせない。生涯最高のデキとまでは言えないが、状態は間違いなく上がってきており、今回も注目。

サトノノブレス

(牡8、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
クライウィズジョイ
母父トニービン
通算成績34戦6勝
重賞勝利 16年鳴尾記念(G3)
16年中日新聞杯(G3)
14年日経新春杯(G2)
14年小倉記念(G3)
連対時平均馬体重502kg (最高:516kg) (最低:486kg)
前走時馬体重510kg
POINTディープインパクト産駒の中でもがっしりとした体型で、比較的ピッチの利くタイプであることから、阪神芝2000mのような小回りコースも全く苦にしない。8歳馬だが身体面の衰えは無く、むしろ前走を使って筋肉量・馬体の張りはアップしてきている印象すら受ける。金鯱賞では展開が向いたとはいえ、差のない競馬ができたことは立派。馬自体は充実しており、一発があっても驚け無い。

シュヴァルグラン

(牡6、栗東・友道厩舎)

ハーツクライ
ハルーワスウィート
母父Machiavellian
通算成績23戦7勝
重賞勝利 17年ジャパンカップ(G1)
16年アルゼンチン共和国杯(G2)
16年阪神大賞典(G2)
連対時平均馬体重471kg (最高:480kg) (最低:464kg)
前走時馬体重474kg
POINT胴の長い長方形のシルエットで、距離は延びれば延びるほど良いタイプ。ただストライドが大きい馬なので、中山芝2500mのような小回りコースは得意とは言えない。腹周りには若干の余裕があり、ココを使って状態が良くなってくる印象を受ける。ただ流石にジャパンCを勝った馬だけに、体の筋肉量は相当多く、骨格もほぼ完成された。能力の高さは今回のメンバーでも1、2を争うだけに、地力の高さが活きれば崩れるシーンは想像しづらい。

スワーヴリチャード

(牡4、栗東・庄野厩舎)

ハーツクライ
ピラミマ
母父Unbridled’s Song
通算成績9戦4勝
重賞勝利 18年金鯱賞(G2)
17年アルゼンチン共和国杯(G2)
17年共同通信杯(G3)
連対時平均馬体重503kg (最高:520kg) (最低:492kg)
前走時馬体重520kg
POINTハーツクライ産駒らしい折りの深い飛節と胴長な体型。距離は2400mがベストの印象も、2000mも勿論守備範囲。重苦しく見せない立ち姿で全体のバランスが良く、トモの張りは抜群。ムダ肉は全く感じられず、皮膚を薄く見せているように抜群の仕上がりを見せている。蹄の薄い馬で、両前は現時点で接着装蹄になっており、道悪はあまり得意ではないだろう。引き続き背中には銭型も浮いて、このレースを目標にキッチリと仕上げられてきた。ここでも勝ち負けに期待したい。

ダンビュライト

(牡4、栗東・音無厩舎)

ルーラーシップ
タンザナイト
母父サンデーサイレンス
通算成績11戦3勝
重賞勝利 18年アメリカジョッキーC(G2)
連対時平均馬体重470kg (最高:478kg) (最低:464kg)
前走時馬体重474kg
POINT立派に見せる馬が多いルーラーシップ産駒ながら、全体的に脚が長く、体つきもシャープ。重たさを感じさせない辺り、素質の高さが窺えるだろう。距離も2000mへと短くなるのは好感。AJCCは8~9割くらいの仕上げ具合だったが、一度叩いて筋肉もしっかりと盛り上がっており、上積みは大きく見える。器用なタイプなので阪神コースも大丈夫のはずで、3着した皐月賞のようなレースを期待したいところ。

ペルシアンナイト

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

ハービンジャー
オリエントチャーム
母父サンデーサイレンス
通算成績10戦4勝
重賞勝利 17年マイルチャンピオンS(G1)
17年アーリントンカップ(G3)
連対時平均馬体重479kg (最高:488kg) (最低:474kg)
前走時馬体重482kg
POINT胸前、トモの筋肉はしっかりとラインが入っているように素晴らしい張りをキープ。この馬も骨格バランスが整っており、マイルG1を制覇したものの、本質的には2000mくらいまでこなせるタイプと見ている。中山記念時も非常に見栄えする立ち写真を披露していたが、後方から進めて脚を余してしまった。幸いなことに引き続き好馬体を維持できており、使っての良化も見込める。ここでも勝ち負けになるはず。この馬が2番手評価。
今週のイチオシ

ミッキースワロー

(牡4、美浦・菊沢厩舎)

トーセンホマレボシ
マドレボニータ
母父ジャングルポケット
通算成績8戦3勝
重賞勝利 17年朝日セントライト記念(G2)
連対時平均馬体重487kg (最高:494kg) (最低:482kg)
前走時馬体重484kg
POINTディープインパクト産駒らしい斜尻直飛で、非常にバランスが整っている。使うたびに馬体は良化を続けており、今後の活躍が楽しみな1頭。長く良い脚を使える構造をしているので、勝負どころからロングスパートするような競馬も見てみたいところ。腹周りは引き締まっており、1週前の時点でほぼ出来上がっていると言っても過言ではない。距離も2000~2400mくらいがベストの印象で、好走条件も揃った。輸送で極端に体が減ったりしない限り、上位争いは必至と見ている。

ヤマカツエース

(牡6、栗東・池添兼厩舎)

キングカメハメハ
ヤマカツマリリン
母父グラスワンダー
通算成績29戦7勝
重賞勝利 16~17年金鯱賞(G2)
16年日刊スポ賞中山金杯(G3)
15年ニュージーランドT(G2)
15年福島記念(G3)
連対時平均馬体重491kg (最高:516kg) (最低:480kg)
前走時馬体重522kg
POINTキングカメハメハ産駒の特徴である豊富な筋肉量と、立派な骨格。飛節の形などを見ても極端に折れているわけでも真っ直ぐなわけでもなく、理想的な角度。どんなコースでも堅実に走る理由はこの辺りにありそうだ。前走やや物足りなさを感じたトモの筋肉もアップしており、全体的に馬体の張りツヤも良い。プラス12キロと増えていた体が少しでも絞れれば、大駆けの可能性も十分。

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