中京記念

函館2歳S

ウインガニオン

(牡6、栗東・西園厩舎)

ステイゴールド
チャンネルワン
母父ポリッシュネイビー
通算成績27戦8勝
重賞勝利 17年トヨタ賞中京記念(G3)
連対時平均馬体重485kg (最高:494kg) (最低:468kg)
前走時馬体重492kg
POINT胴が詰まった体型で、背中と腹側のラインが平行に近い。切れる脚はないが、持続力に秀でた造りといえるだろう。重賞ウイナーらしく豊富な筋肉量を見せているが、昨年このレースを勝って次走の関屋記念を連勝した時と比較すると、若干馬体の張りに物足りなさを感じる。ただ、冬場よりは明らかに夏場が良いタイプで、毛艶も光って体調自体は上昇気配にある。自分の形に持ち込んでどこまで。

ガリバルディ

(牡7、栗東・藤原英厩舎)

ディープインパクト
シェンク
母父Zafonic
通算成績27戦6勝
重賞勝利 16年トヨタ賞中京記念(G3)
連対時平均馬体重500kg (最高:508kg) (最低:486kg)
前走時馬体重512kg
POINTディープインパクト産駒らしい均整の取れた馬体の持ち主で、バランスが良い。さすがに7歳馬で大きな上積みは見込みづらいものの、トモ脚の下腿部を見てもくっきりと血管が浮き上がっているように、筋肉の張りは健在。マイラーズCからの休み明けとなるが、立ち写真からでも肋骨が確認できるほどムダ肉の無い状態に仕上がっており、いきなり動けそうな印象だ。前走もしっかりと脚を使っているので、展開次第で上位も十分にあり得る。

グレーターロンドン

(牡6、美浦・大竹厩舎)

ディープインパクト
ロンドンブリッジ
母父ドクターデヴィアス
通算成績14戦6勝
連対時平均馬体重465kg (最高:472kg) (最低:458kg)
前走時馬体重468kg
POINT斜尻直飛でパーツの特徴は父ディープインパクトと同じ。シルエット的には中距離まで無難にこなせる。脚もスラッと見せているように長めであり、ストライドも綺麗で跳びが大きい。終いの脚が活きてくる中京は合っているのではないだろうか。以前は蹄に不安を抱えていた馬だが、今はすっかり良くなり全く問題なさそう。毛艶も良く、京王杯SCからの休み明けでも馬体は引き締まっており、能力は発揮できそうだ。距離も1600mのほうが良いはずで、前進に期待。
今週のイチオシ

フロンティア

(牡3、栗東・中内田厩舎)

ダイワメジャー
グレースランド
母父トニービン
通算成績6戦2勝
重賞勝利 17年新潟2歳ステークス(G3)
連対時平均馬体重449kg (最高:454kg) (最低:444kg)
前走時馬体重462kg
POINT父ダイワメジャーということもあり胴が詰まったマイラー体型。デビュー2戦目で444キロだった馬体重も、前走時には462キロにまでボリュームアップ。華奢な印象が目立っていたが骨量・筋肉量ともに増えてきており、ゴールデンサッシュの母系らしい成長力を感じる。トモの筋肉もパンと張っており、血管もくっきりと浮き上がっている。これなら古馬相手でも通用するはずだ。毛艶も光っており、体調面で不安は皆無。勝ち負けに期待している。

リライアブルエース

(牡5、栗東・矢作厩舎)

ディープインパクト
ゴールデンドックエー
母父Unusual Heat
通算成績11戦4勝
連対時平均馬体重486kg (最高:496kg) (最低:478kg)
前走時馬体重486kg
POINTバランスの取れた骨格の造りで、見栄えのする立ち姿。ディープインパクト産駒の中でも筋肉量が多いほうで、全兄のアルバートドックよりも胴が詰まり気味に見える。坂路で仕上げる矢作厩舎の調教スタイルも影響しているのではないだろうか。この筋肉量はスピード・瞬発力の源であり、マイル以下の距離でこそ活きてくるだろう。背中には銭型が浮き出ており、代謝の良さを感じさせる。勿論、毛艶の状態も良く、体調も万全といったところ。上位争いに持ち込めそうだ。

ワントゥワン

(牝5、栗東・藤岡健厩舎)

ディープインパクト
ワンカラット
母父Falbrav
通算成績21戦5勝
連対時平均馬体重439kg (最高:456kg) (最低:416kg)
前走時馬体重454kg
POINT母が短距離で活躍したワンカラットということもあり、胴が短め。マイル以下の距離を使われているのも頷ける。瞬発力に富む馬に多いとされる斜尻であり、飛節の折りは深い。一瞬の切れ味なら牡馬相手でも全く見劣りしないモノを秘めている。蹄が比較的薄いタイプなので、綺麗な馬場を走らせてあげたい。肩周りにも血管がしっかりと浮き上がっており、馬体の張りも十分。食い込みに警戒したい1頭だ。

ホールドユアハンド

(牡2、美浦・田中博厩舎)

エスポワールシチー
ハートフルビコー
母父ゼンノメイジン
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重462kg (最高:462kg) (最低:462kg)
前走時馬体重462kg
POINTまだ2歳馬ということもあって全体的にシャープに映る、良化余地を残した立ち姿。胴の長さは骨格に対して平均的だが、肩のラインが立っているので前脚の可動域はそう広くない。よって距離は短いところが合っている。父がダートで活躍したエスポワールシチーということもあり、蹄の角度が立っている。高速決着の芝はスピード負けしそうだが、洋芝の函館ならむしろプラスに働くのではないだろうか。毛艶も良く、体調面に関して不安な点は見受けられない。好勝負に期待。

ラブミーファイン

(牝2、栗東・田所秀厩舎)

ジャスタウェイ
ヤマノラヴ
母父アグネスデジタル
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重440kg (最高:440kg) (最低:440kg)
前走時馬体重440kg
POINT父が新種牡馬のジャスタウェイ。背中のラインが長く見える体型をしており、これは父父ハーツクライからジャスタウェイにも繋がる特徴。まだキ甲も抜けておらず、腰高な面も目立つ。これから身長が伸びてシルエットが完成されれば、もっとバランスの良い立ち姿になるだろう。筋肉量は骨格に対してしっかりと付いているほうで、今後の成長が楽しみだ。距離に関してはやや短い印象で、ベストはマイル~2000mくらいか。1200mへの対応がカギになるだろう。

中京記念

函館2歳S

競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。