新潟記念

小倉2歳S

札幌2歳S

エンジニア

(牡5、美浦・牧厩舎)

Sea The Stars
ロリーフォードリー
母父Oratorio
通算成績21戦5勝
連対時
平均馬体重
481kg (最高:486kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重482kg
POINT
父が凱旋門賞馬のシーザスターズ。血統表が欧州の血で占められていることもあり、全体的に骨格が逞しく、がっしりとした筋肉が付いている。馬体重は470~480キロと牡馬平均サイズくらいだが、数字以上の迫力を与えるのはそのためだろう。重厚感がある一方、このような形の馬は極端な高速決着は苦手とする傾向が強く、できれば時計が掛かって欲しいところ。肋骨が薄っすらと浮いているように太め感なく仕上がっている。力は出せる状態と見て良いだろう。

グリュイエール

(牡6、栗東・藤原英厩舎)

ディープインパクト
ウィンターコスモス
母父キングカメハメハ
通算成績14戦5勝
連対時
平均馬体重
474kg (最高:488kg)
(最低:460kg)
前走時馬体重486kg
POINT
ディープインパクト産駒らしいバランスの良いシルエットで、前脚が長い。前向きな気性でマイルでも勝ち星のある馬だが、本質的には中距離以上に適性がありそう。脚が長いゆえにストライドが大きいため、広い新潟コースもピッタリと言えるだろう。馬体の張りも良好で、6歳馬だが数を使われていないこともあり、馬が若々しい。非常に充実している印象を与える立ち姿だ。上位争いに期待。

ストーンウェア

(牡6、栗東・吉田厩舎)

Birdstone
Antique Auction
母父Geiger Counter
通算成績26戦5勝
連対時
平均馬体重
462kg (最高:470kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重464kg
POINT
馬体重こそデビュー時から大きく変わりないが、胸前の立派な筋肉、そして全体的な筋肉の張りを見ても充実している印象を受ける。近走着順・内容ともに安定しており、6歳にして本格化してきた印象だ。米国産馬ということもありシルエットは全体に素軽く、パワーよりもスピードに秀でたタイプに見える。高速決着になりやすい新潟コースは合っているのではないだろうか。小倉記念を使って腹周りもスッキリと見せており、仕上がりは良好。得意の左回りで更に前進を見込める。
今週のイチオシ

セダブリランテス

(牡4、美浦・手塚厩舎)

ディープブリランテ
シルクユニバーサル
母父ブライアンズタイム
通算成績5戦4勝
重賞勝利 18年日刊スポ賞中山金杯(G3)
17年ラジオNIKKEI賞(G3)
連対時
平均馬体重
523kg (最高:526kg)
(最低:522kg)
前走時馬体重522kg
POINT
相変わらずバランスの良い体型で、見た目から競走能力の高さが窺える造り。520キロを超える大型馬だが、全くもって重苦しさを感じさせず、素軽いシルエットを披露している。トモの筋肉量も豊富で、高いスピード能力と持続力が武器だ。新潟外回りコースの時計勝負にも十分対応できそう。今回は中山金杯1着以来の休み明けとなるが、全く太め感ない体つき。特に後肢の下腿部には血管がくっきりと浮き上がっており、筋肉の張りも抜群。いきなり勝ち負けになる好仕上がりだ。

ブラストワンピース

(牡3、美浦・大竹厩舎)

ハービンジャー
ツルマルワンピース
母父キングカメハメハ
通算成績4戦3勝
重賞勝利 18年毎日杯(G3)
連対時
平均馬体重
521kg (最高:522kg)
(最低:520kg)
前走時馬体重532kg
POINT
500キロを優に超える大柄な馬格の持ち主だが、馬体全体のシルエットが整っていることもあって、重苦しさは全く感じない。胸前~肩とトモの膨らんだ筋肉は目を見張るモノがあり、一夏越してダービー時よりも明らかにパワーアップしている。休み明けということで腹周りの肉付きはやや立派に映るものの、元々腹袋が大きいタイプで、3歳馬らしからぬ風格を感じさせる。毛艶は光っているように体調は間違いなく良さそう。古馬相手でも好レースが期待できそうだ。

メートルダール

(牡5、美浦・戸田厩舎)

ゼンノロブロイ
イグジビットワン
母父Silver Hawk
通算成績17戦6勝
重賞勝利 17年中日新聞杯(G3)
連対時
平均馬体重
471kg (最高:480kg)
(最低:466kg)
前走時馬体重470kg
POINT
ゼンノロブロイの牡馬は重厚感のある造りの馬が多く、このメートルダールも胸前・トモ、そして立派な腹袋とパワー溢れる立ち姿を披露している。ただ、この馬が他のロブロイ牡馬と異なるのは、パワーがありつつも重苦しさを感じさせない点。前肢はスラッとして長く、筋肉の付き方も引き締まっている。シルエット的にも距離は2000mがベストと言えるだろう。いつも毛艶は良く見せる馬ではあるものの、今回も見栄えする状態をキープ。近2走は強敵相手で厳しい戦いだったが、G3なら。

シングルアップ

(牡2、栗東・寺島厩舎)

キンシャサノキセキ
ラフアップ
母父クロフネ
通算成績2戦2勝
連対時
平均馬体重
525kg (最高:532kg)
(最低:518kg)
前走時馬体重532kg
POINT
肩のラインが立っており、前肢の可動域はそう広くはない造り。前肢が短めで胴も詰まっており、全体のシルエットも正方形になっているスプリンターらしい体型だ。腹周りは立派に見えるものの、これは元々の腹袋が大きいため。肋骨が薄っすら見えるように、引き締まった体を披露している。成長余地を残した上で連勝している点は高評価できるだろう。毛艶、馬体の張りも上々で、もちろんココでも好勝負になる。

ファンタジスト

(牡2、栗東・梅田智厩舎)

ロードカナロア
ディープインアスク
母父ディープインパクト
通算成績1戦1勝
連対時
平均馬体重
448kg (最高:448kg)
(最低:448kg)
前走時馬体重448kg
POINT
450キロに満たない馬体重で牡馬の中では小柄な部類に入るが、胸前にはしっかりと筋肉が付いており、華奢な印象はない。クビさしは父ロードカナロアに似て太く短く、一完歩のストロークが小さい。馬体のシルエットも正方形に近く、距離は1200~1400mまでの馬になっていきそうだ。蹄はやや寝ており、どちらかといえば良馬場向き。高速決着が続く小倉芝は合いそうなイメージ。毛艶も光って体調は良好、有力候補の1頭だ。
今週のイチオシ

ルチアーナミノル

(牝2、栗東・本田厩舎)

ルーラーシップ
シーザバッドガール
母父Giant’s Causeway
通算成績2戦1勝
連対時
平均馬体重
480kg (最高:482kg)
(最低:478kg)
前走時馬体重478kg
POINT
今回、立ち写真のある3頭の中では最も胸前~肩周りの筋肉が発達しており、正方形のトモは豊かなスピードの源。ゆっくりと成長する馬が多いルーラーシップ産駒にしては珍しく、比較的キ甲も伸びており、完成度の高さが散見される。トモの筋肉はまだ良化が見込めるものの、現状でも十分重賞で通用するレベルにあると見た。毛艶も光っており、馬体の張りも抜群。勝ち負け必至だろう。

アフランシール

(牝2、美浦・尾関厩舎)

ハーツクライ
ルシュクル
母父サクラバクシンオー
通算成績1戦1勝
連対時
平均馬体重
474kg (最高:474kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重474kg
POINT
ひと目見てそれとわかる胴長の体つきは父ハーツクライから遺伝した特徴だ。牝馬らしく全体にシャープな造りをしており、中距離以上を得意とする体型をしている。短距離馬だった母ルシュクルよりも、父方の血が反映されていると見ていいだろう。筋肉質なタイプではないが、付くべきところに筋肉は付いており、今後の成長次第でより見栄えする馬体になっていくはずだ。ムダ肉なくスッキリと仕上がっており、力は発揮できそう。

ウィクトーリア

(牝2、美浦・小島茂厩舎)

ヴィクトワールピサ
ブラックエンブレム
母父ウォーエンブレム
通算成績1戦1勝
連対時
平均馬体重
462kg (最高:462kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重462kg
POINT
バランスの良い立ち姿で、胴周りも比較的ゆったりとしている。距離は延びても大丈夫なタイプだ。極端に折れているワケではないものの、曲飛気味でテンのダッシュは速いほう。ある程度好位置をとって競馬することができそうだ。牝馬らしい細身の体型だが、トモは丸みがあってしっかりと筋肉を感じるし、胸の角度もあって心肺機能に長けていそうなシルエット。肋骨が薄っすらと感じ取れるようにキッチリ作られており、今回も期待できる。
今週のイチオシ

クラージュゲリエ

(牡2、栗東・池江寿厩舎)

キングカメハメハ
ジュモー
母父タニノギムレット
通算成績1戦1勝
連対時
平均馬体重
468kg (最高:468kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重468kg
POINT
牡馬と牝馬の違いこそあれど、馬体面ではこの馬が一枚上の存在。キングカメハメハ産駒らしい筋肉量豊富な体つきで、胸前は盛り上がり、トモはパンと張って非常に見栄えする立ち姿。全体のバランスも良く、素質の高さを感じさせる。蹄はやや起き型で、力の要る洋芝も問題なくこなす。半兄のプロフェットもこのレースで2着したように、コース適性も高そうだ。毛艶、馬体の張りいずれも文句ない状態で、まず勝ち負けになると見た。

新潟記念

小倉2歳S

札幌2歳S

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