【天皇賞(秋)】豪華メンバー集結!11頭の馬体診断は必見!
2018/10/21(日)
アルアイン
(牡4、栗東・池江寿厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ドバイマジェスティ |
母父 | Essence of Dubai |
通算成績 | 12戦4勝 |
重賞勝利 |
17年皐月賞(G1) 17年毎日杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 520kg (最高:526kg) (最低:518kg) |
前走時馬体重 | 518kg |
POINT | |
筋肉量の多いディープインパクト産駒。骨格も太く大きく見た目から力強さを感じる、パワー溢れる好馬体を披露している。大型馬の割に仕上がりやすいタイプのため、前走時も十分に動ける体つきをしていたが、一度使って更にムダ肉が削げ、腹周りがスッキリとしてきた印象。より高いパフォーマンスを見せることも可能だろう。馬体の張りや毛艶も文句無しの状態で、このレースを目標にキッチリ仕上がった。勝ち負けまで期待できる。 |
ヴィブロス
(牝5、栗東・友道厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ハルーワスウィート |
母父 | Machiavellian |
通算成績 | 14戦4勝 |
重賞勝利 |
17年ドバイターフ(G1) 16年秋華賞(G1) |
連対時 平均馬体重 | 416kg (最高:434kg) (最低:408kg) |
前走時馬体重 | 440kg |
POINT | |
非常にバランスの良い骨格で、シルエットが美しい。斜尻直飛のディープインパクト産駒らしい造りをした馬で、関節の可動域も広く、筋肉の質も柔らかい。キレる末脚を持続して使うことができるのも納得だ。この馬は秋になると冬毛が伸びやすい傾向にあるが、今回はパンと張った馬体を披露しており、代謝自体も良い状態を保っている印象だ。細身に見せる馬だが、宝塚記念以来の実戦ということもあり、腹周りは気持ち丸みを帯びた造り。それでも良い状態には変わりなく、好勝負できそうだ。 |
キセキ
(牡4、栗東・中竹厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | ブリッツフィナーレ |
母父 | ディープインパクト |
通算成績 | 12戦4勝 |
重賞勝利 |
17年菊花賞(G1) |
連対時 平均馬体重 | 491kg (最高:498kg) (最低:486kg) |
前走時馬体重 | 504kg |
POINT | |
胴周り、クビ差しが長く見えるシルエットで、中長距離を走るのに適した体型。前走の毎日王冠は決して得意な距離とは言えなかったが、その中で3着と好走した点は高く評価できる。今回、距離が1ハロンでも延びるのは好材料といえるだろう。一度使って馬体の張りは更に良化しており、トモの筋肉も丸みを帯びて非常に逞しい。ボリューム感ある体つきは見栄えがする。毛艶も光っているように代謝もかなり良さそうで、前走以上の走りが期待できる。この馬が2番手評価。 |
サクラアンプルール
(牡7、美浦・金成厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | サクラメガ |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 24戦4勝 |
重賞勝利 |
17年札幌記念(G2) |
連対時 平均馬体重 | 472kg (最高:484kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 480kg |
POINT | |
キングカメハメハ産駒らしい、見た目から筋肉量が豊富と分かる体つき。スピードよりもパワーで勝負するタイプの馬といえるだろう。東京でも勝利を収めているが、本質的には中山や洋芝コースのような、馬力を必要とする舞台のほうが向いているイメージ。7歳を迎えたが大きな衰えを見せることなく立派な立ち姿を披露しており、前腕には血管がくっきりと浮き上がっているように馬体の張りも上々。一線級相手でも十分にやれそうだ。 |
サングレーザー
(牡4、栗東・浅見厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | マンティスハント |
母父 | Deputy Minister |
通算成績 | 15戦7勝 |
重賞勝利 |
18年札幌記念(G2) 18年読売マイラーズカップ(G2) 17年毎日放送賞スワンS(G2) |
連対時 平均馬体重 | 476kg (最高:488kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 488kg |
POINT | |
ディープインパクト産駒らしいバランスの良い体型。距離に対応すべく細身に仕上げているのか、前走の札幌記念前から全体的にシャープな印象が出てきた。元々の骨格は2000mくらいまで対応できるモノがあったので、前走の好走も納得。ただ、東京の2000mはスタミナも相応に必要になってくるため、レース運びには工夫が必要になりそうだ。今回はややレース間隔が開いたが、太め感もなくキッチリ仕上がっている。毛艶も良く、持ち前の末脚を遺憾なく発揮できそう。 |
ステファノス
(牡7、栗東・藤原英厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ココシュニック |
母父 | クロフネ |
通算成績 | 29戦4勝 |
重賞勝利 |
14年富士ステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 479kg (最高:488kg) (最低:470kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | |
父の産駒の中でもがっしりとしたタイプで、立ち姿から力強さを感じさせる。パワーの要る馬場や競馬場も苦にしない。年齢的に徐々に衰えが感じられるようになってきたが、7歳ということを考えればこの馬体の張りは立派の一言。前走の毎日王冠時よりも全体的に引き締まってきた印象で、下腿部の血管もハッキリと浮き上がっている。藤原英厩舎らしく一度使っての良化が顕著に感じられるので、一発あっても驚けない。 |
スワーヴリチャード
(牡4、栗東・庄野厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | ピラミマ |
母父 | Unbridled’s Song |
通算成績 | 11戦5勝 |
重賞勝利 |
18年大阪杯(G1) 18年金鯱賞(G2) 17年アルゼンチン共和国杯(G2) 17年共同通信杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 504kg (最高:520kg) (最低:492kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | |
ハーツクライ産駒らしい胴長の体型で、ベストの距離は2000~2400m辺りか。マイル戦はお世辞にも向く距離とは思えなかったが、その中で3着と好走しているのは高い能力の証とも言える。基本的には一度使って良くなるタイプで、休み明けとなる今回は大阪杯や安田記念の時と比較すると、やや緩さを感じさせる造り。それでも下腿部の血管は太く浮き上がっており、さすがの好馬体を披露している。毛艶も良く、体調面も問題なし。能力の高さで好勝負に持ち込めるだろう。 |
ダンビュライト
(牡4、栗東・音無厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | タンザナイト |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 15戦3勝 |
重賞勝利 |
18年アメリカジョッキーC(G2) |
連対時 平均馬体重 | 470kg (最高:478kg) (最低:464kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | |
ルーラーシップ産駒の中でもシャープな造りでスピードに長けた体つき。骨格に対して胴周りにゆとりがあり、背中が長く見える。瞬間的に速い脚を使う体型ではないものの、良い脚を長く持続させることができる。先行して押し切るような競馬が理想的か。仕上がりやすいタイプで前走時も水準以上の状態で出走していたが、やはり使っての良化を感じさせる。余分な肉が削げ、全体に引き締まってきた。毛艶も光っており、体調も抜群に良さそう。勝ち負けまで加われる好仕上がり。 |
マカヒキ
(牡5、栗東・友道厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ウィキウィキ |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 13戦5勝 |
重賞勝利 |
16年東京優駿(G1) 16年ニエル賞(G2) 16年報知杯弥生賞(G2) |
連対時 平均馬体重 | 500kg (最高:506kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | |
500キロ近い大柄のディープインパクト産駒。母父フレンチデピュティからの遺伝か肩周りの筋肉量が豊富で、肘付きがハッキリとしている。昨年の秋は歯がゆい競馬が続いたが、前走の札幌記念で2着したように、馬の状態はかなり復調して来ている。写真をズームアップすると全身に血管が浮き出ていることが確認できるが、これは馬体の張りが相当に良い状態であることの証明。肋骨も薄っすらと浮き上がり、1週前にして万全の仕上がり。古馬になってから一番良い状態でレースを迎えられそう。復活Vに期待。 |
ミッキーロケット
(牡5、栗東・音無厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | マネーキャントバイミーラヴ |
母父 | Pivotal |
通算成績 | 22戦5勝 |
重賞勝利 |
18年宝塚記念(G1) 17年日経新春杯(G2) |
連対時 平均馬体重 | 476kg (最高:482kg) (最低:468kg) |
前走時馬体重 | 476kg |
POINT | |
キングカメハメハ産駒らしいボリュームのある体つきで、数字以上の迫力を感じさせる立ち姿。宝塚記念以来の実戦で若干余裕ある造りだが、もともと腹袋の大きいタイプで、普段から太く映りがち。秋初戦の仕上がりとしては及第点と言えるだろう。背中には銭型が浮き上がり、代謝の良さを示している。トモの筋肉もスジがハッキリと確認できるので、いきなり動ける状態には仕上がっていると見た。パワーを要するような上がりの掛かる馬場状態になれば、なお良さそうだ。 |
レイデオロ
(牡4、美浦・藤沢和厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | ラドラーダ |
母父 | シンボリクリスエス |
通算成績 | 10戦6勝 |
重賞勝利 |
18年産経賞オールカマー(G2) 17年東京優駿(G1) 17年神戸新聞杯(G2) 16年ホープフルステークス(G2) |
連対時 平均馬体重 | 478kg (最高:484kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 484kg |
POINT | |
キングカメハメハ産駒らしく筋肉量が豊富。前脚がやや短いシルエットで、これは半兄ティソーナ、全弟レイエンダにも共通する特徴。ダービーを制してはいるものの、本質的には距離は長くないほうが合っているので、2000mへの短縮はプラスと考えて良いだろう。1週前追い切りでアクシデントがあり軽め調整に留めた影響か、前走よりも若干腹周りが立派に見えるが、本番までには絞れてくるだろう。毛艶・馬体の張りともに上々で、本追い切りを終えて仕上がってくるはずだ。 |