【アイビスSD/クイーンS】適性ピッタリの馬体は!?イチオシ&特注馬は必見!
2019/7/21(日)
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アイビスSD
クイーンS
カイザーメランジェ
(牡4、美浦・中野栄厩舎)
父 | サクラオリオン |
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母 | サクラジュレップ |
母父 | サクラプレジデント |
通算成績 | 24戦5勝 |
重賞勝利 |
19年函館スプリントS(G3) |
連対時 平均馬体重 | 459kg (最高:472kg) (最低:446kg) |
前走時馬体重 | 472kg |
POINT | |
父サクラオリオンは現役時代に2000m重賞を2勝と中距離で活躍したが、この馬は胴がやや詰まり気味の体型をしており、全体のシルエットは正方形に近い。クビの長さも短く、短距離で結果を残していることも納得できる馬体構造だ。飛節はやや折れ気味で角度が付いており、瞬間的に速い脚を繰り出すこともできる。前走時で馬体重472キロ。馬格は平均的だが、良い意味でコンパクトにまとまっている分、小回りコースのような器用さが問われる舞台が合っているイメージ。長く良い脚を使う必要のある新潟千直では脚の使いどころがカギになりそうだ。今回が初の立ち写真で過去との比較はできないが、後肢の下腿部には血管も浮いているように馬体に張りが感じられ、腹周りもスッキリ。問題なく力を発揮できる状態と見た。 |
ダイメイプリンセス
(牝6、栗東・森田厩舎)
父 | キングヘイロー |
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母 | ダイメイダーク |
母父 | ダンスインザダーク |
通算成績 | 27戦6勝 |
重賞勝利 |
18年アイビスサマーD(G3) |
連対時 平均馬体重 | 498kg (最高:508kg) (最低:490kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | |
牝馬ながら500キロを超える大型馬で、迫力のある立ち姿を披露している。折りの深い曲飛で、後肢のピッチが利くタイプ。一般的に短距離馬は胴や脚が短めな馬が向いている一方、この馬は全体的にゆったりと見せる体型をしていて、胴周りにも伸びがある。特に当レース含め3勝を挙げているように千直競馬を得意としているが、このコースはテンの加速力とトップスピードを持続する能力を必要とするため、構造的に特性が活きる条件なのだろう。レース適性に関しては文句なし。馬体重こそ大きく変わらないものの、今年に入って全体にボリュームアップした印象。結果が出ていた昨夏はもっと細身な体型を披露していただけに、この馬はシャープな仕上げの方が合っているのかもしれない。毛艶や馬体の張りは問題なく、体調は良さそう。 |
ビップライブリー
(牡6、栗東・清水久厩舎)
父 | ダイワメジャー |
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母 | フローラルグリーン |
母父 | フォーティナイナー |
通算成績 | 29戦6勝 |
重賞勝利 |
19年春雷ステークス(L) |
連対時 平均馬体重 | 456kg (最高:466kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 476kg |
POINT | |
発達した胸前の筋肉と、傾斜した仙骨の形状、丸みのある胴周りの構造は父ダイワメジャーと良く似ている。骨格に対して胴は窮屈とまではいかないものの、馬体のシルエットは正方形に近く、コンパクトにまとまっている。基本的にコーナーのあるコースで器用さを活かした競馬が合っているタイプなので、トップスピードを維持する必要がある千直競馬への適性は高くないと見た。繋ぎが短く立っており、時計が掛かる道悪馬場もこなせそうだ。前走は休み明けで馬体重を10キロ増やしていたが、1週前の立ち姿からも太いとは感じさせず、好仕上がりを示していた。大きな変わり身は感じないものの、デキはキープしている印象で力は発揮できるだろう。 |
ライオンボス
(牡4、美浦・和田郎厩舎)
父 | バトルプラン |
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母 | ウーマンインレッド |
母父 | ステイゴールド |
通算成績 | 12戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 527kg (最高:538kg) (最低:518kg) |
前走時馬体重 | 538kg |
POINT | |
馬体重530キロを超す大型馬。胸前の筋肉は丸みを帯びて肉付きが良く、トモも横幅があって容量が大きい。後肢下腿部も膨らみを感じるほど発達している。昨年スプリントG1を2勝したファインニードルも同様の造りをしていて、現役トップクラスのスピード能力を秘めていることが分かる。飛節の折りが深い曲飛のため、瞬間的な加速も得意。過去に逃げて全4勝を挙げているが、テンの速さはこの後肢の造りによる部分が大きい。全体のシルエットに対し胴周りは窮屈に見せない構造をしているため、トップスピードを維持したまま走り切ることができる。千直競馬で求められる要素を満たした馬体で、このレースへの適性はピカイチ。2か月ぶりの実戦になるが、肋骨も薄っすらと浮いてムダ肉無く仕上がっている。馬体の張り・毛艶も申し分なく、勝ち負けに期待。 |
ラブカンプー
(牝4、栗東・森田厩舎)
父 | ショウナンカンプ |
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母 | ラブハート |
母父 | マイネルラヴ |
通算成績 | 16戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 429kg (最高:436kg) (最低:424kg) |
前走時馬体重 | 442kg |
POINT | |
牝馬らしい華奢な体型をした馬。パワーよりも軽快なスピード・素軽さが持ち味で、トップスピードの絶対値は高い。蹄の角度も平たく、良馬場・高速決着向きの構造をしている。背中が短くピッチの利いた走りをすることができる=加速力に優れている一方で、飛節は真っ直ぐに伸びており、後肢自体も長いため、得たスピードを余すことなく維持することも可能。昨年も2着に好走しており、レース適性に関しては文句なし。今年に入って3走連続シンガリ負けを喫しているが、シルクロードSでは余裕残し+冬毛が出ており、高松宮記念でもまだ良化途上といった雰囲気だった。今回も昨夏の好調期と比較すると物足りなさは残っているが、腹周りはスッキリして、より動ける状態には仕上がっている。 |
レジーナフォルテ
(牝5、美浦・佐藤吉厩舎)
父 | アルデバラン2 |
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母 | ナイキトライアンフ |
母父 | ボストンハーバー |
通算成績 | 29戦5勝 |
連対時 平均馬体重 | 491kg (最高:500kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 498kg |
POINT | |
牝馬ながら500キロ近い立派な馬格を有しているが、シルエットも前後に伸びがあって窮屈に見せず、重苦しさも感じない。トモの筋肉にもスジが浮き上がり、横幅もあって容量が大きい。豊かなスピードを生み出すことが可能だ。曲飛節でピッチが利くためテンのダッシュ力にも優れており、ゆとりある胴でそのスピードを維持することができる。速いスピードを維持する必要のある千直競馬への適性は馬体がハッキリ示していると言っても過言ではない。中1週で昨年よりもハードなローテーションでの参戦となるが、腹周りはスッキリとムダ肉なく仕上がっており、下腿部にも血管が浮き上がってデキは今年の方が良さそうな印象。左前蹄に小さな補修跡が窺えるものの、競走能力に影響するレベルではなく、上位争いが期待できる好仕上がりだ。 |
オールポッシブル
(牝5、栗東・高橋亮厩舎)
父 | ダイワメジャー |
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母 | シーズインポッシブル |
母父 | Yankee Victor |
通算成績 | 20戦5勝 |
連対時 平均馬体重 | 483kg (最高:494kg) (最低:464kg) |
前走時馬体重 | 494kg |
POINT | |
※立ち写真は2歳時 今回、立ち写真の撮影はなかったものの、馬体構造から注目したいのがこの馬。父ダイワメジャーから遺伝したと考えられる曲飛節で、瞬間的な加速を得意とする形。トモは横幅があって容量も大きく、スタート直後のダッシュ力はかなりのモノを秘めていそうだ。今回は初の千直競馬となるが、スタートセンスが良いのでスピード負けはしないはず。馬体重が前走時で494キロと牝馬の中でも馬格に恵まれており、骨格も大きい。胴周りの造りもゆったりとしていて、初速で得たスピードを持続する競馬が合っているイメージ。近走は2~3ヶ月に1走というペースで出走しているが、今回は中1週と間隔を詰めて使って来た。休み明けでも動けるタイプとはいえ、順当に一度使った上積みも期待できる。高配当の使者として覚えておきたい1頭だ。 |