【スプリンターズS】好走馬体は高松宮記念と違う!評価トップ3を発表!
2019/9/22(日)
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セイウンコウセイ
(牡6、美浦・上原厩舎)
父 | アドマイヤムーン |
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母 | オブザーヴァント |
母父 | Capote |
通算成績 | 29戦7勝 |
重賞勝利 |
18年函館スプリントS(G3) 17年高松宮記念(G1) |
連対時 平均馬体重 | 494kg (最高:504kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 502kg |
POINT | |
バランスの良い骨格もさることながら、やはり目に留まるのはその筋肉量。特に肩周りから胸前は力強さを感じさせる。アドマイヤムーン産駒はクビ肩周り、前駆が発達している馬が多く、パワータイプになりやすい。この馬も初勝利をダートで挙げているように、スプリンターの中ではパワーを要する条件を得意とするタイプと言えるだろう。スプリンターズSはスピードの絶対能力が問われやすいレースのため、時計勝負にどこまで対応できるかがカギとなる。立ち気味の繋ぎと蹄をしているので、雨が降って時計が掛かる馬場状態の方が良さそうだ。6歳秋を迎えても馬体の衰えは感じさせず、皮膚を薄く見せるほど筋肉が張っていて見栄えがする。1週前の時点で腹周りも締まった体つきを披露しており、毛艶も良い。仕上がりに関して不安は全くなさそうだ。 |
ダイメイプリンセス
(牝6、栗東・森田厩舎)
父 | キングヘイロー |
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母 | ダイメイダーク |
母父 | ダンスインザダーク |
通算成績 | 30戦7勝 |
重賞勝利 |
19年TV西日本北九州記念(G3) 18年アイビスサマーD(G3) |
連対時 平均馬体重 | 498kg (最高:508kg) (最低:490kg) |
前走時馬体重 | 504kg |
POINT | |
横幅の広いトモ、肉付きの良い肩周りの筋肉はさすが一線級で活躍しているスプリンター。スピードとパワーを兼備したタイプで、牝馬らしいシャープな面も持ち合わせているため、スピードの絶対値も高い。飛節の折りも深く後肢のピッチが利き、短距離馬の中では胴に伸びがある体型をしているのでスピードの持続力に長けている。前走時の馬体重が504キロ、このレースにおいて大型馬は苦戦傾向にあるが、牝馬は一般的に牡馬よりも柔軟性に優れているためリカバリーすることも可能だろう。昨年は稍重で4着と善戦しているが、良馬場ならよりレベルの高い走りが出来たと見ている。後肢の下腿部には血管が浮き上がっており、馬体の張りは前走時よりも上。力を出せる状態に整った。 |
ダノンスマッシュ
(牡4、栗東・安田隆厩舎)
父 | ロードカナロア |
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母 | スピニングワイルドキャット |
母父 | Hard Spun |
通算成績 | 13戦6勝 |
重賞勝利 |
19年キーンランドカップ(G3) 19年シルクロードS(G3) 18年京阪杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 469kg (最高:478kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 478kg |
POINT | |
骨格のバランスが整っている馬で、シルエットが美しい。フレームの構造は父ロードカナロアと似ており、胸前やトモの筋肉量も父譲りで豊富。ただ、歴代のスプリンターの中でも随一の筋肉量だった父と単純比較すると、この馬は全体的に肉付きがなだらかで、立ち姿はより素軽い印象。パワータイプ向きの高松宮記念よりも、スピード勝負になりやすいスプリンターズSの方に高い適性を感じる。パーツの特徴が突出したタイプではないが高い水準で全てが整っていて、スプリント路線では安定した力を発揮できるはずだ。前走は5ヶ月ぶりの実戦でもシャープに見せるムダ肉のない体つきを披露していたので、ひと叩きして大きく変わった印象はないものの、引き続き毛艶は良く見せているし、馬体の張りも十分。上位争いが期待できる好仕上がりだ。 |
タワーオブロンドン
(牡4、美浦・藤沢和厩舎)
父 | Raven’s Pass |
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母 | スノーパイン |
母父 | Dalakhani |
通算成績 | 13戦6勝 |
重賞勝利 |
19年産経賞セントウルS(G2) 19年京王杯スプリングC(G2) 18年アーリントンカップ(G3) 17年京王杯2歳ステークス(G2) |
連対時 平均馬体重 | 516kg (最高:522kg) (最低:510kg) |
前走時馬体重 | 516kg |
POINT | |
四肢が揃って短く、特に前脚の短さが目立つシルエット。重心がやや前傾しているため、差し馬の中でもスピードの乗りは比較的良い部類に入る。2度のレコード勝ちがあるように高速決着への対応力が高い点も納得できる。ただ筋肉の輪郭がハッキリしているので、どちらかと言えば素軽さよりもパワーでスピード勝負をモノにするタイプか。スプリンターズSは2014年秋の中山馬場改修後、500キロ以上の馬が1頭も馬券になっていない。この馬は馬体重が前走時で516キロと雄大な馬格で、素軽さを要する、スピードの絶対能力比べになった場合にどこまで対応できるか。タイトなローテーションということもあり、肋骨が浮いていて、前回の立ち写真よりも細めに映る。しかし下腿部には血管が浮き上がっており、筋肉の張りは上々。見た目に疲労も感じさせず、力は出せそう。 |
ディアンドル
(牝3、栗東・奥村豊厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | グリューネワルト |
母父 | スペシャルウィーク |
通算成績 | 7戦5勝 |
重賞勝利 |
19年葵ステークス(重) |
連対時 平均馬体重 | 485kg (最高:492kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | |
血統的には距離が延びて良さそうだが、胴がやや詰まり気味のシルエットや、前脚が短く前傾寄りの重心など、馬体は高いスピードを秘めた短距離向きの構造だ。素軽い骨格に立派な筋肉が付いており、軽さと力強さが同居した好馬体。母グリューネワルトをよりスケールアップした雰囲気があり、母方の血が強く発現している。背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、優れた伸縮性から繰り出す鋭い決め手が持ち味だ。前傾寄りの重心でスピードの乗りも良いため、ある程度ポジションを獲りに行ける点も大きな長所。素軽いスピードを要求されるスプリンターズS向きの馬体で、好位のインコースからサッと速い脚で抜け出す競馬が理想的だろう。毛艶や馬体の張りは前走以上と言える状態で、薄っすら肋骨が浮き上がったベストの仕上がり。できれば内枠が欲しいところだ。 |
ファンタジスト
(牡3、栗東・梅田智厩舎)
父 | ロードカナロア |
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母 | ディープインアスク |
母父 | ディープインパクト |
通算成績 | 9戦3勝 |
重賞勝利 |
18年京王杯2歳ステークス(G2) 18年小倉2歳ステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 470kg (最高:484kg) (最低:448kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | |
フレームに対して詰まった胴周りはいかにもスプリンターといった馬体構造。クビさしが太めで、トモにも立派な筋肉が付いているが、肉付き自体はなだらかで、素軽さを感じさせる体型をしている。セントウルSは例年よりも1秒近く時計が速くなったことが好走の要因。パワーよりもスピードに秀でたタイプなので、スプリンターズSへの適性も高そうだ。3歳馬ということもあって成長真っ只中にあり、夏を越してキ甲も伸びてきた。バランスがより整った印象があり、正方形のシルエットは完成に近づいている。若干余裕残しだった北九州記念、軽さを感じさせた前走のセントウルSと使って状態は上向き。今回も腹周りは引き締まっており、毛艶も黒光りしていて体調の良さが伝わってくる。ココも警戒しておきたい1頭だ。 |
ミスターメロディ
(牡4、栗東・藤原英厩舎)
父 | Scat Daddy |
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母 | Trusty Lady |
母父 | Deputy Minister |
通算成績 | 11戦4勝 |
重賞勝利 |
19年高松宮記念(G1) 18年中スポ賞ファルコンS(G3) |
連対時 平均馬体重 | 483kg (最高:492kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
骨量・筋肉量ともに優れた馬体の持ち主で、クビさしから肩周りにかけて、まるで絵画のように筋肉の輪郭が浮き上がっている。前走時の馬体重は496キロだが、数字以上の迫力を感じさせる立ち姿だ。馬体からは決して重苦しさを感じないものの、デビューから4戦はダートを使われていたようにやはりパワーに特化した構造。今年の高松宮記念は1分7秒3と例年に比べて速い時計が出たが、中京コースは本質的に時計を要してパワーが必要な舞台。スプリンターズSはスピードの絶対能力が問われるレースで、軽さを伴った速さが必要になる。中山は依然として高速馬場が続いており、どこまで対応できるか。雨が降って時計が掛かる馬場になって欲しいところ。前走時も休み明けながら好仕上がりを示していたが、一叩きされより馬体は引き締まってきた。毛艶も良く、状態に関しては文句なし。 |
モズスーパーフレア
(牝4、栗東・音無厩舎)
父 | Speightstown |
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母 | Christies Treasure |
母父 | Belong to Me |
通算成績 | 16戦6勝 |
重賞勝利 |
19年夕刊フジオーシャンS(G3) |
連対時 平均馬体重 | 478kg (最高:488kg) (最低:470kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | |
前脚が短く、重心・姿勢が自然と前傾している体型。このような体型はスピードの乗りが良いとされており、この馬の場合は肩のラインも立ち気味でピッチの利いた走りをするため、総合的にスタート直後からスピード全開の走りをすることが可能。速い流れの中でスッとハナを切れるのもこの前傾重心のおかげで、楽に前へ付けられる分、止まらずにスピードを維持することができる。4回中山は後半になるに連れ芝が踏み固められるため、エアレーション効果が弱まり時計が速くなる傾向にあるが、今年は開幕週から高速馬場続き。速さに特化したタイプのこの馬にとってピッタリの条件といえるだろう。前走時は馬体重を26キロ増やした506キロで出走、毛艶や馬体の張りが良かった一方で、全体に余裕のある体つきだった。一度使われて筋肉はより引き締まって来ており、ひと叩きした効果を感じる。スピードを生かす競馬で押し切りに期待。 |
ラブカンプー
(牝4、栗東・森田厩舎)
父 | ショウナンカンプ |
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母 | ラブハート |
母父 | マイネルラヴ |
通算成績 | 19戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 429kg (最高:436kg) (最低:424kg) |
前走時馬体重 | 434kg |
POINT | |
胸前やトモなど、付くべきところにしっかり筋肉が付いている一方で、全体に牝馬らしい素軽さ・シャープな印象を与える立ち姿。トップスピードの絶対値が高く、前脚が短くスピードの乗りが良い前傾姿勢をしているので、ゲートを出た直後の加速力に秀でている。飛節が真っ直ぐに伸びている直飛で、スピードの持続力に長けた後肢の造り。昨年も2着に好走しているように、素軽いスプリンターが強いこのレース向きの馬体と言って良いだろう。今年に入ってからの6戦全てで二桁着順に敗れており深刻な不振にあえいでいるが、条件的にはピッタリの舞台といえる。筋肉の張りや毛艶に関しては近走で一番と言える状態に戻ってきた。元々体型的に見栄えしないタイプではあるが、馬体面に関しては徐々に上向いている様子が伝わってくる。得意条件でそろそろ見せ場があっても。 |
レッツゴードンキ
(牝7、栗東・梅田智厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | マルトク |
母父 | マーベラスサンデー |
通算成績 | 33戦3勝 |
重賞勝利 |
17年京都牝馬ステークス(G3) 15年桜花賞(G1) |
連対時 平均馬体重 | 484kg (最高:506kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 502kg |
POINT | |
胴が詰まり気味の上、筋肉量も豊富で肉付きの良いタイプ。歳を重ねて正方形のシルエットにまとまってきたこともあり、短距離向きの馬体へと完全にシフトしてきた。7歳牝馬とは思えないほど立派な立ち姿を披露しているが、全盛期と比較して馬体を小さく見せる印象。前走時で502キロ、肉付きの良さから牝馬の中でもパワーに秀でたタイプ。スプリンターズSはとにかくスピードの絶対値が問われるため、2017年に2着したとはいえ例年より更に速い馬場でのスピード勝負は楽ではなさそう。毛艶や馬体の張りは現状のベストといえる状態に整っている。 |
イベリス
(牝3、栗東・角田厩舎)
父 | ロードカナロア |
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母 | セレブラール |
母父 | ボストンハーバー |
通算成績 | 8戦3勝 |
重賞勝利 |
19年アーリントンカップ(G3) |
連対時 平均馬体重 | 453kg (最高:454kg) (最低:452kg) |
前走時馬体重 | 464kg |
POINT | |
※立ち写真は2019年セントウルS時 全体に牝馬らしいシャープな体型で、非常に素軽い印象のある立ち姿。前脚が短く見えるシルエットを披露しており、正姿勢で重心が前傾しているためスピードの乗りも良く、肩のラインも立っていてピッチの利く走りをする。速い流れになりやすい中山芝1200mでもスッと好位置に付けることができそうだ。前走のセントウルSでは464キロと馬体を14キロ増やしていたが、太め感なく仕上がっていた。春よりも胸前やトモに幅が出てきていたように、夏を越して成長した印象がある。高速決着にも対応できる素軽いスピード能力を秘めており、スプリンターズSへの適性はかなり高そう。仕上がりに関して比較はできないものの、前走時も下腿部には血管が浮き上がっていたように、馬体の張りが抜群に良かった。ひと叩きされての上積みも見込めることから、一発の期待も十分。 |
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