【金杯】中山も京都も馬体ジャッジ!イチオシ評価はコレだ!
2020/1/4(土)
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中山金杯
京都金杯
ウインイクシード
(牡5、美浦・鈴木伸厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | イクスキューズ |
母父 | ボストンハーバー |
通算成績 | 21戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 488kg (最高:498kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
胴が短めで、前後に詰まった体型。距離実績はあるも、体型的にはマイラー的な印象を受ける。全体のシルエットに対して四肢が短く、重心が低い。腹袋もふっくらと見せているように、素軽さやスピードよりもパワーで勝負するタイプと言えるだろう。繋ぎの角度も立ち気味で、時計を要する傾向が強い冬の中山コースはマッチしそう。明け6歳馬でも休養期間が長かったためか、まだまだ若々しい体つき。筋肉の張りはもう一段階上がありそう。レース間隔は詰まるものの、状態面では不安なしと見て良さそうだ。 |
カデナ
(牡5、栗東・中竹厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | フレンチリヴィエラ |
母父 | French Deputy |
通算成績 | 20戦3勝 |
重賞勝利 |
17年報知杯弥生賞(G2) 16年ラジオN杯京都2歳S(G3) |
連対時 平均馬体重 | 460kg (最高:474kg) (最低:454kg) |
前走時馬体重 | 472kg |
POINT | |
全体に肉付きが良く、馬体重の数字以上に筋肉量の多さを感じさせる。特に胸前や肩周りの発達が顕著。腹袋も父の産駒の中では大きめで、母父のフレンチデピュティが主張した馬体構造と言えるだろう。力強さを感じさせる馬体で中山コースへの対応力は高いものの、角度の寝た繋ぎはスピードの出る綺麗な馬場が合う印象。Cコース替わりとはいえ近年、冬の中山は時計が掛かりやすいため馬場傾向はチェックしておきたい。休み明けでも太め感はなく、トモにも血管が浮き上がっているように筋肉の張りも上々。状態に関しては申し分ない。 |
クレッシェンドラヴ
(牡5、美浦・林厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | ハイアーラヴ |
母父 | Sadler’s Wells |
通算成績 | 20戦6勝 |
重賞勝利 |
19年福島記念(G3) |
連対時 平均馬体重 | 491kg (最高:498kg) (最低:484kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
福島記念時の馬体重が496キロ。骨格自体が平均以上の大きさで、全体に肉付きも良い。父ステイゴールドよりも、母方の血統が出た体型と考えて良いだろう。特に丸みのある大きな腹袋は母父サドラーズウェルズそのもので、立ち姿自体も重心の低さが目立つ。かなりのパワーを秘めており、上がりを要するような展開に向いたタイプだ。繋ぎも短く立ち気味で、時計の掛かる馬場状態は合っており、中山金杯にピッタリの馬体構造と言って良いだろう。有馬記念を除外されて出走が延びているものの、薄っすらと肋骨が感じ取れる理想的な仕上がりで不安はなし。 |
ザダル
(牡3、美浦・大竹厩舎)
父 | トーセンラー |
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母 | シーザシー |
母父 | Lemon Drop Kid |
通算成績 | 5戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 484kg (最高:486kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 480kg |
POINT | |
シルエットに対して胴の長さが目立つ体型で、持続力勝負に長けた造り。中山芝2000m重賞は小回りで淀みない流れになりやすいため、レースの流れはマッチしそうな印象だ。腹周りはスッキリと見せており、筋肉の輪郭もなだらか。全体に素軽さを感じさせる体型のため、パワーを要する冬の中山でセントライト記念と同様のパフォーマンスを発揮できるかがカギ。休み明けでも太め感なく仕上がっており、十分に動ける態勢に整っている。ただ後肢下腿部などを見ると、筋肉の張り具合は前走比でまだ良化の余地がありそうだ。 |
ブラックスピネル
(牡6、栗東・音無厩舎)
父 | タニノギムレット |
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母 | モルガナイト |
母父 | アグネスデジタル |
通算成績 | 29戦5勝 |
重賞勝利 |
17年東京新聞杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 503kg (最高:512kg) (最低:494kg) |
前走時馬体重 | 520kg |
POINT | |
※立ち写真は19年七夕賞 父・母父ともに腹袋が大きく、本馬も腹周りをどっしりと見せている。腹袋の発達が顕著で、近親にダートG1馬が複数いるように、パワーに秀でたタイプだ。繋ぎは短めで立っており、蹄底の厚みもある。ダートは一度使って大敗しているものの、馬体構造からは適性を感じる。芝であれば時計の掛かる条件がベター。中山金杯は2分を切るか切らないかの決着になることが多く、高速決着にはなりづらい。レース適性はかなり高いはずだ。立ち写真での状態比較はできないが、休み明けをひと叩きされ、坂路での乗り込みも入念。明け7歳でも衰えを感じさせない。 |
※出走予定馬の年齢は2019年12月28日時点です。
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