【シンザン記念/フェアリーS】出るか未来のG1馬!イチオシ馬体を発表
2020/1/9(木)
シンザン記念
フェアリーS
オーマイダーリン
(牝3、栗東・河内厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ラブーム |
母父 | Monsun |
通算成績 | 2戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 462kg (最高:462kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 462kg |
POINT | |
傾斜した尻と、真っ直ぐに伸びた飛節。推進力と瞬発力を併せ持つ「斜尻直飛」と言われる理想的な造り。背中が短く、腹側が長く見える胴の構造は「長躯短背」と言われ、こちらも活躍馬に多く見られる形だ。いずれの特徴も父ディープインパクトの馬体構造が発現しており、骨格のバランスも整っている。溜めて良さが出る形で、素軽さを感じさせることから、良馬場での決め手比べがベストだろう。キ甲が伸び始めており完成度は比較的高め。馬体の張りはまだ良化の余地がありそうだ。 |
サンクテュエール
(牝3、美浦・藤沢和厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ヒルダズパッション |
母父 | Canadian Frontier |
通算成績 | 2戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 448kg (最高:454kg) (最低:442kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | |
骨格のバランスが整っており、美しいシルエットを披露している。牝馬らしい馬格の大きさでありながら、胸前やトモなど付くべきところの筋肉が発達しているため、数字以上の迫力を感じさせる。同厩のグランアレグリアをコンパクトにしたような雰囲気で、ポテンシャルの高さは相当。背中が短く、腹側のラインが長く映る構造で、体の伸縮性に優れている。曲飛でスタートセンスも良いことからダッシュ力もあり、好位から速い脚を繰り出せる点が最大の長所だ。毛艶が良く光沢があり、体調はかなり良さそうだ。 |
タガノビューティー
(牡3、栗東・西園厩舎)
父 | ヘニーヒューズ |
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母 | スペシャルディナー |
母父 | スペシャルウィーク |
通算成績 | 3戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 501kg (最高:502kg) (最低:500kg) |
前走時馬体重 | 508kg |
POINT | |
ダートで2勝を挙げているように、胸前の筋肉やトモの発達が目立ち、力強さを感じさせる。その一方で脚をスラっと見せていて、バランスも整っているため重苦しさは全くない。距離は2000m辺りまではこなせそうだ。蹄に厚みがあるのでダート適性は言うまでもないが、初芝だった前走の朝日杯FSでは想像以上の走り。腰高な面が残っており、直線が平坦になる京都へのコース替わりはプラス材料と捉えたい。シンザン記念は時計が掛かる傾向にあるため、ダートをこなせるパワーを秘めたこの馬の持ち味が活きてくるだろう。引き続き馬体の張りが良く、毛艶も上々だ。 |
ヒシタイザン
(牡3、栗東・角田厩舎)
父 | トーセンホマレボシ |
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母 | サンキュースマイル |
母父 | ブライアンズタイム |
通算成績 | 4戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 507kg (最高:508kg) (最低:506kg) |
前走時馬体重 | 508kg |
POINT | |
腹側と背中側のラインが平行に近く、胴自体が長く見える体型。瞬間的なギアチェンジを求められる瞬発力勝負では分が悪いものの、ワンペース寄りの持続力勝負で強さを発揮する。トモの発達が顕著でスタートも速く、先行策からの早め抜け出しが合っている造りと言えるだろう。胸前の筋肉にもスジが浮き上がっていて、全体的に筋肉が主張している。蹄底の厚みがあり、重馬場で初勝利を収めていることも納得だ。馬体の張りが素晴らしく、特に下腿部に浮き上がった血管は目を引く。冬場とは思えないほど毛艶も光沢があり、良い状態でレースを迎えられるだろう。 |
プリンスリターン
(牡3、栗東・加用厩舎)
父 | ストロングリターン |
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母 | プリンセスプライド |
母父 | マンハッタンカフェ |
通算成績 | 5戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 436kg (最高:440kg) (最低:432kg) |
前走時馬体重 | 444kg |
POINT | |
骨格自体がそれほど大きくないため、牡馬の中ではコンパクトにまとまっているタイプ。腹周りをふっくらと見せており、腹袋が発達している。これは父ストロングリターンに通ずる父ロベルト系の特徴で、パワーや上がりを要する条件が得意な馬に多く見られる形。トモの容量が骨格全体に対して大きく、キック力・推進力に長けている印象。本質的には坂のあるコースが良さそうだが、時計の掛かりやすい冬の京都開催は合っているだろう。前走時よりも馬体の張りはアップしていて、状態は上向き。 |
ルーツドール
(牝3、栗東・藤岡健厩舎)
父 | ジャスタウェイ |
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母 | リュヌドール |
母父 | Green Tune |
通算成績 | 1戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 524kg (最高:524kg) (最低:524kg) |
前走時馬体重 | 524kg |
POINT | |
まず目を引くのが、骨格に対してゆったりとした胴周り。父ジャスタウェイ、その父ハーツクライから遺伝したと考えられる特徴で、持続力勝負に強い体型だ。2歳戦としては破格の好タイムで新馬勝ちしたのも、淀みない流れから持続力を活かせる展開になったため。500キロを超えているスケール感のある馬だが、牝馬らしい軽さを感じさせるフォルム。高速域でのスピードの持続力が最大の持ち味といえる。かなりの素質を秘めている馬である一方、やや時計の掛かるシンザン記念は前走と求められる適性が異なるため、未知数な面が大きい。休み明けでも太め感なく仕上がっている。 |
シンザン記念
フェアリーS
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