【日経新春杯】メロディーレーンの馬体評価は?京成杯も診断!
2020/1/13(月)
日経新春杯
京成杯
アフリカンゴールド
(セ5、栗東・西園厩舎)
父 | ステイゴールド |
---|---|
母 | ブリクセン |
母父 | Gone West |
通算成績 | 14戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 463kg (最高:468kg) (最低:460kg) |
前走時馬体重 | 464kg |
POINT | |
全体的にシャープな印象があり、肩のラインが寝ているため長距離適性が高い。骨格に対して立派なトモを有しており、後躯の構造はなかなか力強い。腹周りはふっくらと見せているのは元々の体型。昨年このレースで大敗しているものの、高速決着よりは時計を要する条件の方が合っているイメージで、冬の京都は馬場がマッチすると見ている。当時は去勢前で気性面の問題もあったため、度外視して良いだろう。若干冬毛が伸びているが、光沢は感じられ体調自体は良さそう。 |
サトノガーネット
(牝5、栗東・矢作厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | ビートリックスキッド |
母父 | Victory Note |
通算成績 | 16戦5勝 |
重賞勝利 |
19年中日新聞杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 431kg (最高:440kg) (最低:424kg) |
前走時馬体重 | 440kg |
POINT | |
背中が短く、腹側が長く後躯に向かって引き締まった形をしており、身体の伸縮性に秀でた瞬発力タイプ。牝馬らしい華奢な体型で、スピードの持続力が問われる展開よりも、やや時計が掛かるくらいの競馬が合っている。同じコースのエリザベス女王杯でもメンバー上位の脚は使っていて、舞台適性は高い。3歳時から30キロほど馬体重を増やしていて、骨格・筋肉ともに完成の域に入ってきた印象。日経新春杯はコンパクトな450キロ台の馬が連覇しているため、十分にやれていいはず。 |
タイセイトレイル
(牡5、栗東・矢作厩舎)
父 | ハーツクライ |
---|---|
母 | マザーウェル |
母父 | シンボリクリスエス |
通算成績 | 21戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 486kg (最高:494kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | |
ハーツクライ産駒らしい胴をゆったりと見せる構造。長距離への適性はもちろん、持続力勝負に強そうな体型だ。飛節も真っ直ぐに伸びた直飛で、長く良い脚を繰り出せる構造。若干ボテッと見せている腹周りは、母父シンボリクリスエス由来の大きな腹袋。上がりが掛かるレースが本質的には合っているイメージだ。京都の坂は「ゆっくり登って、ゆっくり下る」がセオリーも、この馬の場合には下りの途中から勢いを付けるくらいの仕掛けが良いのではないだろうか。銭型が背中に浮いているように代謝が良さそうで、好仕上がりだ。 |
メロディーレーン
(牝4、栗東・森田厩舎)
父 | オルフェーヴル |
---|---|
母 | メーヴェ |
母父 | Motivator |
通算成績 | 14戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 339kg (最高:340kg) (最低:338kg) |
前走時馬体重 | 340kg |
POINT | |
前走時の馬体重が340キロ。規格外の小さな馬だが、バランスが整っているためか横見での立ち写真では意外と小ささを感じさせない。他馬との比較でどうしても胴や脚の長さが短いため、ストライドを伸ばして距離を稼ぐのには限界がある。一方で骨格に対して胸が深く、心肺機能の高さが窺える。菊花賞は淀みないペースから最後のスタミナ比べになったので、道中で展開が緩まずにスタミナを要する流れになれば浮上の目も。若干冬毛が伸び始めているが、競走能力には影響しないはず。この馬なりに馬体の張りも感じさせ、力を出せる状態に整った。 |
レッドジェニアル
(牡4、栗東・高橋忠厩舎)
父 | キングカメハメハ |
---|---|
母 | レッドアゲート |
母父 | マンハッタンカフェ |
通算成績 | 8戦2勝 |
重賞勝利 |
19年京都新聞杯(G2) |
連対時 平均馬体重 | 482kg (最高:484kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | |
背中側が短く見える胴の造りをしていて、腹周りのラインも後躯に向かって引き締まっている。瞬発力に秀でた体型で、四肢をスラっと見せているため長距離への適性も高い。溜めて良さが出るタイプなので、3角の坂をゆっくりと下り、直線勝負に持ち込める京都外回りはこの馬のスタイルに合っているのだろう。素軽さがあるので高速決着への適性を感じるも、蹄底に厚みがあるので時計の掛かる決着になってもある程度は対応できそう。休み明けでも肋骨が薄っすらと浮き上がって、馬体の張りも上々。 |
ロードヴァンドール
(牡7、栗東・昆厩舎)
父 | ダイワメジャー |
---|---|
母 | ジャズキャット |
母父 | Storm Cat |
通算成績 | 30戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 487kg (最高:504kg) (最低:468kg) |
前走時馬体重 | 500kg |
POINT | |
全体的にがっしりとした体型の持ち主。パワータイプの馬体構造で、高速決着よりも時計の掛かる条件のほうが良さそう。骨格的に2000mあたりがベストのイメージだが、以前よりも筋肉の付き方がなだらかになって来ているので、現状2400mくらいの距離が良いのかもしれない。全盛期と比較すると能力のピークは過ぎた印象があるも、馬体の張りは年齢を感じさせない。スジも浮き上がっていて状態自体は良さそう。腹周りは立派に見せるタイプだが、もうひと絞りできればなお良い。 |
日経新春杯
京成杯
※競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。