【根岸S/シルクロードS】G1馬も参戦!馬体診断のイチオシは!?
2020/1/26(日)
根岸S
シルクロードS
コパノキッキング
(セ5、栗東・村山厩舎)
父 | Spring At Last |
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母 | Celadon |
母父 | Gold Halo |
通算成績 | 15戦9勝 |
重賞勝利 |
19年東京盃(G2) 19年カペラステークス(G3) 19年根岸ステークス(G3) 18年カペラステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 473kg (最高:484kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 484kg |
POINT | |
背中が短く腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている、瞬発力タイプの構造。レース中に他馬よりも速い脚を繰り出す必要がある逃げ、追込といった極端な脚質で好成績を残しているのは、瞬間的な脚を使える構造だからこそだろう。全体にシャープな肉付きで、一見すると芝馬のような印象。パワーよりも素軽いスピードが持ち味で、脚抜きの良いスピードの出る馬場状態が合う。元々スッキリと見せるタイプとはいえ、太く映りがちな冬場でも肋骨が薄っすらと浮き上がり、ムダ肉なく仕上がっている。馬体の張りはここを叩いて更に良くなるだろう。 |
ダノンフェイス
(牡7、栗東・大久龍厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | アイアムカミノマゴ |
母父 | アグネスタキオン |
通算成績 | 22戦6勝 |
連対時 平均馬体重 | 527kg (最高:538kg) (最低:520kg) |
前走時馬体重 | 538kg |
POINT | |
530キロを超える馬体重が示す通り骨量・筋肉量ともに豊富で、迫力のある立ち姿。横幅の広いトモは父キングカメハメハ譲りで、輪郭が浮き上がった立派な筋肉が付いている。全体に重厚感のある馬体で、パワーに秀でたタイプ。素軽さが要求されるスピード勝負より、ある程度時計が掛かるくらいの馬場、乾いたダートのほうが向いている印象だ。肩のラインが立っていて、前脚の可動域は広くない。詰まった構造の胴周りと合わせて、短距離に向いた馬体と言えるだろう。腹袋の立派な馬ではあるものの、腹周りはもうひと絞りできそうだ。7歳馬でも衰えはない。 |
ミッキーワイルド
(牡5、栗東・安田隆厩舎)
父 | ロードカナロア |
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母 | ワイルドラズベリー |
母父 | ファルブラヴ |
通算成績 | 14戦5勝 |
連対時 平均馬体重 | 506kg (最高:514kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | |
父ロードカナロア譲りの豊富な筋肉量で、ボリューム感は既に重賞やG1で成績を残している馬たちにも見劣らない。胴自体も短く、やはり短めの距離が合う印象だ。背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった瞬発力タイプの構造。飛節の角度も程よくカーブしていて、切れを生かした競馬がピッタリ。根岸Sは決め手比べになりやすいため、この馬の持ち味が存分に生きる舞台と言えそうだ。肋骨が薄っすらと浮き上がり、休み明けでも太め感はない。筋肉の張りも上々で、キッチリと仕上がっている。 |
モズアスコット
(牡6、栗東・矢作厩舎)
父 | Frankel |
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母 | India |
母父 | Hennessy |
通算成績 | 19戦5勝 |
重賞勝利 |
18年安田記念(G1) |
連対時 平均馬体重 | 487kg (最高:498kg) (最低:478kg) |
前走時馬体重 | 498kg |
POINT | |
繋ぎが短めで、蹄底にも厚みがあるのでダート転向は問題ない。非常に筋肉量の多い馬体で、特に胸前とトモの発達は目を引く。骨格自体も大きく、全体に重厚感があるためダートでも十分通用するパワーを秘めているだろう。特に前駆の発達が目立つので、砂を掻き込むような走りもできるはず。飛節が「く」の字に折れた曲飛で、一瞬の脚が武器。馬群の中から抜け出すような競馬が合っているので、馬群で脚を溜めた際に砂を被った際にどうか。暖かい時期に見栄えするタイプなので毛艶はそれほど冴えないが、馬体の張りは上々。力は出せる状態に整った。 |
ワイドファラオ
(牡4、栗東・角居厩舎)
父 | ヘニーヒューズ |
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母 | ワイドサファイア |
母父 | アグネスタキオン |
通算成績 | 9戦3勝 |
重賞勝利 |
19年ニュージーランドT(G2) 19年ユニコーンステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 500kg (最高:512kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 502kg |
POINT | |
500キロを超える馬体重を有しているが、芝の重賞を勝っているように立ち姿からは素軽さを感じさせる。スピード勝負に強そうな体型で、ダートなら脚抜きの良い馬場状態が合っている。雨が降るようなら注目の存在だが、冬季は凍結防止剤が散布されて砂質が重たくなることも多い。馬場状態は適宜チェックしておきたいところ。距離は1800mを続けて使われているが、胴の造りはやや詰まり気味なので、1400mへの距離短縮は大歓迎だ。肋骨が浮き出て見えるような細身な仕上げでも、馬体の張りはキープ。良好な状態と言って良いだろう。 |
ワンダーリーデル
(牡7、栗東・安田翔厩舎)
父 | スタチューオブリバティ |
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母 | アストレアピース |
母父 | マヤノトップガン |
通算成績 | 27戦7勝 |
重賞勝利 |
19年東京中日S杯武蔵野S(G3) |
連対時 平均馬体重 | 527kg (最高:532kg) (最低:520kg) |
前走時馬体重 | 532kg |
POINT | |
盛り上がるように発達した胸前の筋肉と、大きなスジが浮き上がった立派なトモ。骨格自体も大きく、そこに付随する形で豊富な筋肉が付いていて、いかにも筋骨隆々といったダート馬らしい体型。胴周りは背中側が短く映る、伸縮性に優れた形。差し・追込馬に多い体型で、回転の速い曲飛ということもあって瞬発力に優れている。近走は1600mで好成績を残しているものの、1400mでも実績がり距離短縮は問題なし。筋肉の張りや輪郭の浮き具合は引き続き良好で、毛艶も抜群。明け7歳馬でも衰えは全く感じさせず、充実ぶりが伝わってくる。 |
根岸S
シルクロードS
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