2019年の当レースはケイデンスコール(14番人気2着)を特注馬に指名!
※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!

ウイングレイテスト

(牡3、美浦・青木厩舎)

スクリーンヒーロー
グレートキャティ
母父サクラユタカオー
通算成績6戦1勝
連対時
平均馬体重
478kg (最高:488kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重490kg
POINT
父系譲りのどっしりとした腹周りで、数字以上の重厚感が漂うパワータイプ。繋ぎがやや短めで、道悪でも能力を削がれることなく力を発揮できそう。トモも横幅が広く、肉付きも十分。体型的には2000m辺りまでこなせると見た。今回はよりスピードが求められる東京コースへの対応がカギになりそう。2歳時と比較して筋肉の緩さも解消されつつあり、順調に成長していることが窺える。薄っすらと肋骨が浮き上がり、現状のベストと言える好仕上がり。
今週のイチオシ

ギルデッドミラー

(牝3、栗東・松永幹厩舎)

オルフェーヴル
タイタンクイーン
母父Tiznow
通算成績6戦2勝
連対時
平均馬体重
470kg (最高:472kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重468kg
POINT
腹周りが後躯に向かって引き締まっており、身体の伸縮性に優れた造り。牝馬らしい素軽さを示しつつ、胸前から肩周りにかけて筋肉の発達が顕著。G1でのスピード勝負でも十分に通用するだけの素質を秘めている。脚元はクッションの利きそうな構造で、筋肉の質も柔軟。瞬発力が求められる東京コースはマッチするはずだ。晩成傾向の強い血統でまだ伸びしろを残しつつも、下腿部には網目状に血管が浮き上がり、馬体の張りは文句無し。
今週のイチオシ

サクセッション

(牡3、美浦・国枝厩舎)

キングカメハメハ
アディクティド
母父Diktat
通算成績5戦3勝
連対時
平均馬体重
504kg (最高:518kg)
(最低:496kg)
前走時馬体重510kg
POINT
盛り上がるように発達した胸前や、横幅の広いトモは父キングカメハメハ譲り。曲飛で一瞬の脚も速く、500キロを超える大型馬でも重苦しさや不器用さは感じられない。豊富な筋肉量を活かしたスピード決着が得意なタイプで、正方形に近いシルエットからもやはりマイルがベストのイメージ。距離短縮と東京替わりはプラスに働くはずだ。引き続き毛艶は良好で、トモ、下腿部の張り具合は前走以上。馬体から状態の良さが伝わってくる。

サトノインプレッサ

(牡3、栗東・矢作厩舎)

ディープインパクト
サプレザ
母父Sahm
通算成績3戦3勝
重賞勝利 20年毎日杯(G3)
連対時
平均馬体重
486kg (最高:488kg)
(最低:484kg)
前走時馬体重488kg
POINT
クビからキ甲、背中にかけてのラインが美しく、骨格のバランスも整っている好馬体。仙骨の角度が傾斜している「斜尻」と真っ直ぐに伸びた「直飛」は父ディープインパクト譲り。瞬発力と持続力を兼ね備えており、純粋に直線が長くなるのは好材料と言えるだろう。四肢をスラっと見せており、シルエットは中距離馬の雰囲気。マイルで2勝を挙げているものの、いずれも重馬場での勝利。高速決着になった場合にどこまで対応できるか。腹周りは若干余裕のある造りで、中間は熱心にプール調教を重ねている。毛艶は馬体の張りは申し分なく、当週のひと追いで絞れてきそう。

シャインガーネット

(牝3、美浦・栗田徹厩舎)

オルフェーヴル
ベルベットローブ
母父Gone West
通算成績4戦3勝
重賞勝利 20年中スポ賞ファルコンS(G3)
連対時
平均馬体重
457kg (最高:460kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重460kg
POINT
骨格に対して脚がやや短く、曲飛で後肢の回転も速い。胴に伸びがあるのでマイル辺りまではこなせるものの、骨格的にはスピードタイプの印象。全体にムダ肉が少ないアスリート体型でありながら、筋肉の輪郭がしっかりと浮き上がっているように、牡馬相手でも見劣らない存在感を示している。成長と共に肉付きが良化してくれば、より短距離志向が強まってくるはず。蹄底に厚みがあるため、馬場が渋っても問題なし。2カ月ぶりの実戦も太め感無く、力を出せる状態に仕上がっていると見た。

ストーンリッジ

(牡3、栗東・藤原英厩舎)

ディープインパクト
クロウキャニオン
母父フレンチデピュティ
通算成績3戦1勝
連対時
平均馬体重
457kg (最高:460kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重456kg
POINT
きょうだいの中でも全兄クリアザトラックと馬体のサイズが近く、パーツの構造も近い。斜尻直飛の後肢、背中が短く映る長躯短背、いずれも父ディープインパクトから受け継いだ特徴。前回の立ち写真よりも緩さが抜けてきた印象で、短期間で良化が感じられる点は好材料。毎日杯は6着に敗れてしまったものの、素軽さの活きる馬場状態ならまだ見限れない。1週前の時点で肋骨がわずかに浮き、ムダの無い仕上げを施されている。毛艶も抜群で、体調の良さが伝わってくる。力を出せる仕上がり。
今週のイチオシ

タイセイビジョン

(牡3、栗東・西村厩舎)

タートルボウル
ソムニア
母父スペシャルウィーク
通算成績5戦3勝
重賞勝利 20年アーリントンカップ(G3)
19年京王杯2歳ステークス(G2)
連対時
平均馬体重
461kg (最高:474kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重474kg
POINT
豊富な筋肉量を有しながら、重苦しさを全く感じさせない馬体構造。パワータイプが多い父の産駒の中でも、この馬は素軽いスピードタイプ。腹周りも後躯に向かって引き締まっており、身体の伸縮性にも優れている。高速決着になりがちで、瞬発力の問われるNHKマイルCへのレース適性は高いと見た。蹄が薄めなので、良馬場でこそ持ち味のスピード能力が活きてくるはず。朝日杯FS出走時と比較しても全体にボリューム感が出て、体つきが逞しくなってきた。前走の+10キロも成長分と見て良いだろう。毛艶も光り輝いており、ムダ肉もほとんどない。1週前にして態勢は万全。

ハーモニーマゼラン

(牡3、美浦・牧厩舎)

ダイワメジャー
スターズアラインド
母父Sea The Stars
通算成績9戦2勝
連対時
平均馬体重
512kg (最高:516kg)
(最低:508kg)
前走時馬体重516kg
POINT
太いクビさし、発達した胸前の筋肉は父ダイワメジャー譲り。500キロ超の非常に迫力ある馬体で、パワーを武器にして押し切るタイプに映る。骨格自体は大きいものの、胴は詰まり気味のため距離はマイルまでといった印象。蹄が薄いため綺麗な馬場の方が良さそう。筋肉量が豊富で高速決着への対応力も秘めている。スピードの乗りは良いタイプだが、ある程度タメを利かせても面白い。好位から速い脚を使える点は有利に働くだろう。大型馬でも薄っすらと肋骨が浮いて太め感は皆無。トモの半腱半膜様筋にも大きなスジが浮き、馬体の張りは文句なし。

プリンスリターン

(牡3、栗東・加用厩舎)

ストロングリターン
プリンセスプライド
母父マンハッタンカフェ
通算成績7戦2勝
連対時
平均馬体重
442kg (最高:454kg)
(最低:432kg)
前走時馬体重450kg
POINT
正方形のシルエットに収まったコンパクトな馬体。筋肉量に対して腹周りがふっくらとしている。父ストロングリターンに通ずるロベルト系の特徴が表れており、上がりを要する条件が得意な馬に多く見られる形。淀みない流れ、時計の掛かる舞台がベストの印象で、高速決着・瞬発力勝負になりやすい東京コースでどこまでやれるか。季節的なモノを考慮しても、毛艶はシンザン記念の時よりもずっと良く見える。一叩きして馬体も程よく引き締まってきており、力を出せる状態に仕上がった。

ラインベック

(牡3、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
アパパネ
母父キングカメハメハ
通算成績6戦2勝
連対時
平均馬体重
459kg (最高:462kg)
(最低:456kg)
前走時馬体重476kg
POINT
馬格自体は平均的なサイズも、全体に悪くない肉付きで存在感をしっかりと示している。特にトモは仙骨が傾斜している瞬発力タイプの「斜尻」ながら、横幅が広くて容量が豊富。優れた推進力を生み出せる構造と言っていいだろう。その一方でキ甲が伸び切っておらず、シルエットは若干腰高に見せている。きょうだいのジナンボー、モクレレも古馬になってから本格化しただけに、本当に良くなってくるのはもう少し先か。それでも毛艶が黒光りしているように、大敗後でも体調の良さが伝わってくる。休み明けの皐月賞を一叩きして上昇ムード。

ラウダシオン

(牡3、栗東・斉藤崇厩舎)

リアルインパクト
アンティフォナ
母父Songandaprayer
通算成績6戦3勝
連対時
平均馬体重
490kg (最高:494kg)
(最低:488kg)
前走時馬体重494kg
POINT
飛節の折りが深い「曲飛」の造りで、大型馬でも後肢の回転が速いタイプ。差す競馬だけでなく、スタートセンスも悪くないため前に行ってタメを利かせられるのがこの馬の長所。NHKマイルCでは脚質を問わず、最後の決め手が重要になるため、自在性のある点は有利に働きそうだ。現状、後躯よりも前駆の発達が目立つため、トモにより厚みが出てくれば更にパフォーマンスを上げてくるはず。それでも使いつつ幼さが抜け、筋肉の張りも徐々に増してきている。過去の立ち写真と比較しても、仕上がりは今回の方が上。成長を感じられる点も好印象。
今週のイチオシ

ルフトシュトローム

(牡3、美浦・堀厩舎)

キンシャサノキセキ
ハワイアンウインド
母父キングカメハメハ
通算成績3戦3勝
重賞勝利 20年ニュージーランドT(G2)
連対時
平均馬体重
486kg (最高:492kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重482kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが長く見える体型。胴自体も詰まり気味のため、距離はマイル以下がベストの印象。飛節の折りも緩やかにカーブしており、一瞬の加速力も秘める。デビューからの2戦は好位から抜け出す競馬をしていたが、馬体的には瞬発力を活かした競馬の方が向いている印象。前走は中団から鋭い末脚を繰り出したように、差すスタイルが本来の姿と言っても過言ではない。筋肉の付き方を見るとまだ上積みがありそうで、今後の成長が楽しみ。現状でも馬体の張りは十分に感じられ、年明け4戦目でも消耗度は低そう。良い状態をキープできている。

レシステンシア

(牝3、栗東・松下厩舎)

ダイワメジャー
マラコスタムブラダ
母父Lizard Island
通算成績5戦3勝
重賞勝利 19年阪神ジュベナイルF(G1)
19年KBSファンタジーS(G3)
連対時
平均馬体重
486kg (最高:490kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重482kg
POINT
バランスの良さと筋肉量の多さが際立つ好馬体。特にトモは父ダイワメジャー譲りで横幅が広く、肉付きも十分すぎるほど。胴にもほど良い伸びがあり、トモで生み出した大きなエネルギーを余すことなく推進力へと変換することができるのだろう。総合的に見ても、牡馬牝馬問わずスピードの持続力は世代トップクラス。決して単調な逃げ馬ではないため、東京コースで決め手が問われる展開になっても問題なく対応できるはず。蹄の形から、良馬場なら更にパフォーマンスを上げてくるはずだ。タフな競馬の後でも馬体減りすることなく、力を出せるコンディションをキープ出来ている。
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