札幌記念

北九州記念

ノームコア

(牝5、美浦・萩原厩舎)

ハービンジャー
クロノロジスト
母父クロフネ
通算成績14戦5勝
重賞勝利 19年ヴィクトリアマイル(G1)
19年富士ステークス(G3)
18年紫苑ステークス(G3)
連対時
平均馬体重
457kg (最高:470kg)
(最低:436kg)
前走時馬体重466kg
POINT
胴周りをややゆったりと見せるフォルムで、持続力勝負に強い体型。マイルG1でレコード勝ちしているように、高速決着も得意。スピードを秘めている馬ではあるものの、体型的に2000mは問題なし。牝馬らしい素軽さと柔軟性を秘めているため、終い鋭い決め手を要する競馬にも対応できる。札幌記念は内目を立ち回った馬が有利なレースなので、インコースで溜めを利かせられるかがカギになりそう。紫苑Sのような立ち回りが理想だ。前走時と比較して腹周りがスッキリとしており、休み明けでも緩さは感じられない。力を発揮できる状態に仕上がっている。

マカヒキ

(牡7、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
ウィキウィキ
母父フレンチデピュティ
通算成績21戦5勝
重賞勝利 16年東京優駿(G1)
16年ニエル賞(G2)
16年報知杯弥生賞(G2)
連対時
平均馬体重
500kg (最高:506kg)
(最低:496kg)
前走時馬体重494kg
POINT
※出走回避
胸前~肩周りの筋肉が発達しており、母父フレンチデピュティの特徴が発現した造りをしている。500キロ前後の大型馬でありながらバランスが良く、筋肉量も豊富。勝利からは遠ざかっているものの、馬体面から大きな衰えは感じない。年齢を重ねて体型がガッシリしてきているため、パワーを要するとされる洋芝は好材料と言っていいだろう。18年に2着した際は外を回していたが、ダービーの勝ち方を見ても分かるように、内で溜めを利かせて一瞬の速い脚を繰り出せる点が本馬最大の武器。コース適性は高く、展開ひとつで食い込みも。4ヶ月ぶりの実戦でもシャープな体つきで、毛艶もいい。
今週のイチオシ

ラッキーライラック

(牝5、栗東・松永幹厩舎)

オルフェーヴル
ライラックスアンドレース
母父Flower Alley
通算成績16戦6勝
重賞勝利 20年大阪杯(G1)
19年エリザベス女王杯(G1)
18年チューリップ賞(G2)
17年阪神ジュベナイルF(G1)
17年アルテミスステークス(G3)
連対時
平均馬体重
500kg (最高:520kg)
(最低:480kg)
前走時馬体重524kg
POINT
骨格はすっかり完成し、立派なフレームに見合う立派な筋肉が付いて、競走馬としてのピークを迎えている印象。もともと比較的コースを問わない活躍を見せるタイプだが、シルエットのバランスがかなり良くなり、よりオールラウンダー感が出てきた。500キロを優に超すパワー溢れる馬体で、洋芝の香港・シャティンでも好走した実績があり、初コースでも問題なく力を出せるはず。飛節の折りが深い「曲飛」で、エリザベス女王杯や大阪杯ではインコースから鋭い脚を繰り出して優勝。これらのレースぶりは近年の札幌記念勝ち馬と共通しており、注目の1頭と言えそう。休み明けでもスッキリとしたボディコンディションで、仕上がりは上々だ。

アンヴァル

(牝5、栗東・藤岡健厩舎)

ロードカナロア
アルーリングボイス
母父フレンチデピュティ
通算成績19戦4勝
連対時
平均馬体重
460kg (最高:472kg)
(最低:446kg)
前走時馬体重472kg
POINT
牝馬ながら筋肉量が豊富でボリューム感があり、脚が短めで重心もどっしりとしている。典型的なスプリンター体型で、1200mはベストの距離と言っていい。腹袋をふっくらと見せているように、立ち姿からは力強さを感じさせる。また繋ぎが地面に対して立ち気味であり、馬場が渋っても問題なく力を出せそう。その一方で究極のスピード勝負は未知数な面があるため、高速馬場にどこまで対応できるかがカギになりそう。抜群の仕上がりを披露していた前走時と比較して大幅な上積みこそないものの、引き続き筋肉の輪郭がしっかりと浮き上がっていて、力を出せる状態にありそうだ。

ジョーカナチャン

(牝5、栗東・松下厩舎)

ロードカナロア
ラッキーダイス
母父ネオユニヴァース
通算成績12戦5勝
重賞勝利 20年アイビスサマーD(G3)
連対時
平均馬体重
450kg (最高:464kg)
(最低:434kg)
前走時馬体重460kg
POINT
460キロほどの馬体重以上にガッシリとした体つきで、筋肉量が豊富。トモの肉付きが良く、大きな推進力を生み出すことができそうだ。前脚が若干短く映るシルエットでスピードの乗りが良く、千直競馬で良績を残している点も納得できる。牝馬らしい素軽さのあるフォルムで、蹄も薄く、スピード勝負は望むところ。開幕週からレコードが出ている高速馬場はこの馬にとって追い風になるはずだ。前走見られた左前蹄に続き、今回は右前蹄も接着装蹄になっているが、能力発揮には問題なさそう。引き続き皮膚を薄く感じさせるほど馬体の張りは良く、毛艶も文句無し。

ダイメイプリンセス

(牝7、栗東・森田厩舎)

キングヘイロー
ダイメイダーク
母父ダンスインザダーク
通算成績36戦7勝
重賞勝利 19年TV西日本北九州記念(G3)
18年アイビスサマーD(G3)
連対時
平均馬体重
498kg (最高:508kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重498kg
POINT
500キロ近い大型馬ながら、牝馬らしい素軽さ・シャープな面を持ち合わせており、スピードの絶対値が問われるような条件がベスト。7歳馬でも依然トモは立派な印象で、衰えは感じさせない。千直競馬への適性も高い一方、前走のレースを見る限り現状では若干忙しい印象があったため、1200m戦への距離延長は好材料と捉えて良いはず。平坦でスピードが活きそうな小倉は本質的に適性が高い。1週前には坂路でビッシリと追われ、日曜にも時計を出されているようにしっかり負荷を掛けられてきた。馬体はスッキリとして映り、筋肉の張りも十分。
今週のイチオシ

トゥラヴェスーラ

(牡5、栗東・高橋康厩舎)

ドリームジャーニー
ジャジャマーチャン
母父アドマイヤコジーン
通算成績14戦3勝
連対時
平均馬体重
474kg (最高:482kg)
(最低:466kg)
前走時馬体重480kg
POINT
トモの横幅が広く、写真越しに膨らみを感じさせるほど筋肉が発達している。スプリンターにとって豊富な後躯の筋肉は必要不可欠で、まだまだ上を目指せそうな素質を秘めている。背中がやや短めで、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった造り。近走では先行する競馬で結果を残しているものの、体型的には瞬発力を活かした競馬が合っている印象だ。飛節の折りが深く、一瞬の脚も速い。相手の出方を見ながら道中どこかでタメを利かせることで、終い鋭く伸びることができる。とにかく毛艶が良く、日光が当たっていることを考慮しても馬体はピカピカ。筋肉の張りも申し分なく、仕上がりに関しては立ち写真のある中で一番と言っていいほど。

モズスーパーフレア

(牝5、栗東・音無厩舎)

Speightstown
Christies Treasure
母父Belong to Me
通算成績20戦7勝
重賞勝利 20年高松宮記念(G1)
19年夕刊フジオーシャンS(G3)
連対時
平均馬体重
483kg (最高:502kg)
(最低:470kg)
前走時馬体重494kg
POINT
決して背は高くないものの、胸前やトモの筋肉はさすがトップスプリンターと言える豊富な肉付き。前脚が短く重心が前になっているためスピードの乗りが良く、テンのダッシュ力は現役No.1と言っても過言ではない。持ち前のスピードを活かした戦法が合っており、決着時計に関係なく後続に脚を使わせての押し切りがこの馬の身上。高速馬場の小倉はこの馬の速さが活きる好条件だけに、ココも一目散に逃げる競馬に期待したい。冬毛が伸びやすいタイプなので、暑いこの時期は見た目からして状態が良さそう。休み明けでも好勝負できる態勢に整っている。

ラブカンプー

(牝5、栗東・森田厩舎)

ショウナンカンプ
ラブハート
母父マイネルラヴ
通算成績30戦3勝
重賞勝利 20年CBC賞(G3)
連対時
平均馬体重
430kg (最高:442kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重442kg
POINT
胴の長さは平均的な造りだが、飛節は真っ直ぐに伸びた典型的な「直飛」の造りで、持続力勝負に強い形。牝馬らしい素軽いシルエットでありつつ、後躯・前駆共にしっかりと筋肉が付いていて、スピード勝負にも強い。当レースでは18年に1分6秒9の好時計をマークして3着に好走。一時期はスランプに陥り、馬体もやや萎んでしまったが、2走前に復活V。前走の立ち写真を見ても充実していた3歳時の雰囲気が戻って来ており、状態は上向いている。アイビスサマーダッシュでは10着に敗れたものの、最後まで良く踏ん張っており、毛艶・馬体の張りも引き続き良好。ダメージも無く好調をキープしている。

レッドアンシェル

(牡6、栗東・庄野厩舎)

マンハッタンカフェ
スタイルリスティック
母父Storm Cat
通算成績18戦5勝
重賞勝利 19年CBC賞(G3)
連対時
平均馬体重
454kg (最高:468kg)
(最低:432kg)
前走時馬体重470kg
POINT
母父ストームキャットが馬体に強い影響を与えており、筋肉量も豊富で短距離適性は高い。胴が詰まっている分、ピッチが利いて瞬間的に速い脚を繰り出せそう。小回りコースも合っている印象で、実際に内回りの京都芝1200mでも強い勝ち方を見せている。トモは豊かに発達し、スタートしてからの出脚もなかなかのモノ。これだけの筋肉量があるならば、高速決着が続く小倉のスピード馬場でも好勝負できるだろう。前走時も毛艶や馬体の張りが素晴らしく、二桁着順の大敗から巻き返した。今回も引き続きボリューム感ある立ち姿を維持しており、状態面に不安はなさそう。

札幌記念

北九州記念

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