【新潟記念】昨年10万馬券の立役者となった『意外な穴種牡馬』を紹介…競馬JAPAN

追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!

新潟記念

小倉2歳S

アイスバブル

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
ウィンターコスモス
母父キングカメハメハ
通算成績18戦4勝
連対時
平均馬体重
448kg (最高:458kg)
(最低:434kg)
前走時馬体重458kg
POINT
バランスの整ったシルエットで、馬体重以上に存在感を示す立ち姿。肉付きがなだらかでムダ肉も少なく、スタミナをロスすることなく走ることができそう。2500m重賞でも好走しているように、中長距離がベストと考えていい。父ディープインパクト同様に飛節は真っ直ぐに伸びている「直飛」で、長く脚を使える持続力が武器。重賞の2000mは幾分短い印象も、持続力が求められる新潟記念の流れ自体は合っているイメージ。今回からは両前が接着装蹄になっている。3ヶ月ぶりの実戦でもスッキリとした仕上がりで、力は出せそう。

カデナ

(牡6、栗東・中竹厩舎)

ディープインパクト
フレンチリヴィエラ
母父French Deputy
通算成績24戦4勝
重賞勝利 20年小倉大賞典(G3)
17年報知杯弥生賞(G2)
16年ラジオN杯京都2歳S(G3)
連対時
平均馬体重
462kg (最高:474kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重486kg
POINT
腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、胴自体もやや詰まり気味。一瞬の切れ味が武器の瞬発力タイプに多く見られる体型で、溜めて切れる末脚が持ち味。クビさしもやや短めで、飛節も曲飛に近い形。ピッチの利く走りをすることができるので、本質的には小回りコースで鋭い加速力を活かす競馬がベスト。昨年の新潟記念では8番人気で3着に好走。外回りコースでは仕掛けのタイミングがカギになる。馬体の張りツヤは前回の方が良かったものの、今回も薄っすらと肋骨が浮き上がるボディコンディションで、動ける体つきに仕上げられている。

サトノガーネット

(牝5、栗東・矢作厩舎)

ディープインパクト
ビートリックスキッド
母父Victory Note
通算成績22戦5勝
重賞勝利 19年中日新聞杯(G3)
連対時
平均馬体重
432kg (最高:442kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重442kg
POINT
後肢が緩やかにカーブしている「曲飛」で、背中のラインも短く映る。体型的に瞬発力勝負に向いており、終いの末脚を活かした競馬が合っているタイプだ。その一方、前脚をスラっと長めに見せており、骨格の割にフットワークは大きい。前走の小倉記念を見ても小回りコースでは外々を回すように加速する必要があるため、どうしてもコースロスが大きくなりやすい。直線が長い新潟外回りコースはこの馬の末脚を存分に活かせる舞台と言っても過言ではないだろう。これが今年7走目とコンスタントに使われているが、毛艶はピカピカで馬体は充実している。まさに絶好調といった雰囲気。
今週のイチオシ

ピースワンパラディ

(牡4、美浦・大竹厩舎)

ジャングルポケット
クリアソウル
母父アグネスデジタル
通算成績9戦4勝
連対時
平均馬体重
461kg (最高:468kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重462kg
POINT
胴周りにやや伸びがあり、クビも細く長めの造り。広いコースをノビノビ走らせて能力が活かされるタイプで、持続力勝負も得意。新潟外回りは今回が初めてとなるが、適性的には合っている舞台と言える。腹袋はふっくらと見せており、父ジャングルポケットの馬体的特徴を感じさせる。このような体型の馬は上がりが掛かるような底力を要する競馬も苦にしないことが多い。重馬場でも好成績を残している点も納得。前回同様、前腕の内側に湿布を塗られた痕がある。まだ後躯よりも前駆の肉付きが目立つため、前肢に疲れが出やすいのかもしれない。しっかりとケアを施されている証だ。仕上がりは前回とほぼ変わらない雰囲気で、良化余地を残しつつも現状のベストと言えるデキ。

ブラヴァス

(牡4、栗東・友道厩舎)

キングカメハメハ
ヴィルシーナ
母父ディープインパクト
通算成績11戦4勝
連対時
平均馬体重
482kg (最高:492kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重492kg
POINT
前走時の馬体重が492キロ。デビュー当初から30キロ近く増えていて、馬体面での確かな成長を示している。父キングカメハメハに似て筋肉量が豊富なこともあり、前後にまとまりを感じさせる体型。大型馬が強い傾向にある新潟記念において、力強い馬体は好材料と言えそうだ。新潟大賞典では好位から3着馬とタイム差なしの4着に入ってはいるものの、一瞬の切れがあるため本質的にはコースをグルっと1周するような舞台がベストの印象。仕掛けのタイミングは重要になる。トモの半腱半膜様筋にはハッキリとスジが浮き上がっているように、馬体の張りは素晴らしいの一言。ボディコンディションも理想的で、仕上がりは良好。

ワーケア

(牡3、美浦・手塚厩舎)

ハーツクライ
チェリーコレクト
母父Oratorio
通算成績5戦2勝
連対時
平均馬体重
488kg (最高:494kg)
(最低:484kg)
前走時馬体重490kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった瞬発力タイプの体型。筋肉の質も柔軟で、伸縮性に優れている。ハーツクライ産駒には胴を長く見せる馬が多い中、あまり父とは似ていない。ただ、父と異なるタイプで出世する馬も多く、以前から評価しているように将来性はやはり高いと見ている。骨格的には2000m辺りがベストの印象で、2400mからの距離短縮は好材料と考えたい。キャリアが5戦と浅く、本格的な持続力勝負は恐らく今回が初めて。能力の高さでどこまで対応できるかに注目。休み明けでも太め感は無い一方、馬体のボリューム感はダービー出走時以上。着実に成長していることが伝わってくる。

フリード

(牝2、栗東・西園厩舎)

No Nay Never
Arctic Freedom
母父War Chant
通算成績2戦1勝
連対時
平均馬体重
476kg (最高:476kg)
(最低:476kg)
前走時馬体重476kg
POINT
胴が詰まった正方形のシルエットで、いかにも短い距離が合っていそうな体型。飛節の折りが「くの字」に折れている曲飛で、後肢のピッチは速い。トモの肉付きも立派でボリューム感もあり、後肢の造りでテンの素早いダッシュ力を生み出している。筋肉量も豊富で、前走ではレコード決着に対応したようにスピード勝負にも強い。今回は開幕週とは馬場傾向が異なるものの、持ち前の速力で押し切れるだけの力は秘めているはずだ。後肢の下腿部には血管が網目状に浮き上がっており、馬体の張りも良い。他馬との比較で完成度も高そうだ。

メイケイエール

(牝2、栗東・武英厩舎)

ミッキーアイル
シロインジャー
母父ハービンジャー
通算成績1戦1勝
連対時
平均馬体重
462kg (最高:462kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重462kg
POINT
父ミッキーアイルは1200mG1で2度の2着があるものの、シャープで素軽い馬体をしており、決して純粋なスプリンター体型では無かった。本馬も父同様に良い意味で軽さがあるシャープな体つきをしており、将来的には1400、1600mもこなせるタイプと見ている。パーツ的には直飛だった父と比較してこの馬は飛節の折りが深い「曲飛」の構造をしており、タメを利かせれば父よりも鋭い決め手を発揮できそう。実際に新馬戦では好位からメンバー最速の上がりをマークして圧勝しており、控える競馬が出来る点は強み。毛艶も上々で体調の良さが伝わってくる好仕上がり。
今週のイチオシ

モントライゼ

(牡2、栗東・松永幹厩舎)

ダイワメジャー
ムーングロウ
母父Nayef
通算成績2戦1勝
連対時
平均馬体重
482kg (最高:482kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重482kg
POINT
ダイワメジャー産駒らしい筋肉質な馬体で、特にトモの肉付きは目を見張るモノがある。下腿部は膨らむように発達し、太い血管も浮き上がっている。これから更にパンと中身が詰まってきそうな雰囲気があり、高い素質を感じさせる好馬体。後肢に比べてやや前肢が短めで、スピードの乗りが良い。前走は1200m戦で強い勝ち方を見せているが、体型的にはマイル辺りまでこなせそう。骨格的には若干腰高な面が残っており、キ甲もまだまだ伸びる余地がある。完成された暁にはよりバランスの良い立ち姿になってくるはずだ。馬体の張りは素晴らしく、アップで見ると前腕、肩周りにも血管が浮いているほど。1週前の時点で仕上がりは文句無し。

新潟記念

小倉2歳S

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