【スプリンターズS】過去5年の勝ち馬に共通する勝利の法則を発見! …競馬JAPAN

※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!

今週のイチオシ

アウィルアウェイ

(牝4、栗東・高野厩舎)

ジャスタウェイ
ウィルパワー
母父キングカメハメハ
通算成績13戦4勝
重賞勝利 20年シルクロードS(G3)
連対時
平均馬体重
463kg (最高:478kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重482kg
POINT
牡馬と見間違うほどの豊富な筋肉量で、立ち写真から迫力を感じさせるパワフルな馬体の持ち主。特に後躯は横幅が広く、肉付きも目を見張るモノがある。年齢を重ねるごとによりスプリンターらしい体型へ成長しており、1200mは文字通りベストの距離と言えそうだ。ジャスタウェイ-ハーツクライと続く血統が影響して胴周りに程よい伸びがあるため、持続力を要求される展開に強そう。前半から淀みなくペースが流れた時に末脚が活きてくる印象で、スプリンターズSの流れはマッチするのではないだろうか。パワーに溢れた体型で、時計が掛かり気味な芝も合いそう。毛艶・筋肉の張りは申し分の無い状態で、仕上がりは抜群。

エイティーンガール

(牝4、栗東・飯田祐厩舎)

ヨハネスブルグ
センターグランタス
母父アグネスタキオン
通算成績16戦5勝
重賞勝利 20年キーンランドカップ(G3)
連対時
平均馬体重
444kg (最高:456kg)
(最低:430kg)
前走時馬体重456kg
POINT
背中の短さが目立つ胴の造り。飛節も「くの字」に折れている曲飛の構造をしており、後肢のピッチは速いタイプ。総じて瞬発力を発揮する競馬が合っている印象で、タメて切れる末脚はこの馬体構造から生み出されていると考えて良い。繋ぎはやや短めで立っており、蹄壁の角度も地面に対して立ち気味。ピッチが利く走法も相まって、道悪でもノメらない走りをすることが出来るのだろう。極端な高速馬場は厳しいが、雨で馬場が渋れば大いにチャンスはあると見ている。付くべきところに付いた筋肉と張りのある馬体で、充実度の高さが伝わってくる。体調面にも不安は無さそうだ。

グランアレグリア

(牝4、美浦・藤沢和厩舎)

ディープインパクト
タピッツフライ
母父Tapit
通算成績8戦5勝
重賞勝利 20年安田記念(G1)
19年桜花賞(G1)
19年阪神カップ(G2)
18年サウジアラビアRC(G3)
連対時
平均馬体重
477kg (最高:492kg)
(最低:458kg)
前走時馬体重492kg
POINT
背中がやや短めで、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。胴の造りは瞬発力タイプに多く見られる構造で、本質的には溜めて切れる末脚が武器と言えるだろう。付くべきところにしっかりと筋肉が付いておりスピード能力の高さを感じさせる一方、シルエットを見る限りはスプリントよりマイルがベストの印象。今開催の中山は時計が掛かっているとはいえ、スプリンターズSは究極のスピード比べになるレース。本質的にやや短いと感じる1200mでどこまで追い込めるか。休み明けながらムダ肉無くシャープに仕上がっているが、安田記念時はもっとボリューム感があった印象。当日の気配も忘れずチェックしておきたい。

クリノガウディー

(牡4、栗東・藤沢則厩舎)

スクリーンヒーロー
クリノビリオネア
母父ディアブロ
通算成績16戦1勝
連対時
平均馬体重
488kg (最高:492kg)
(最低:480kg)
前走時馬体重490kg
POINT
ガッシリとした肉付きが特徴的なパワータイプの馬体。腹周りの造りもしっかりしており、本質的には時計が掛かる条件が合いそう。本質的にはマイラー寄りで、スプリントGⅠなら高松宮記念向きのタイプ。今開催の中山芝は時計が掛かり気味なので、一雨降れば面白い存在。キ甲が盛り上がるように発達し、骨格は完成の域に入ってきた。以前よりも筋肉の輪郭がハッキリと浮き上がり、ムダ肉も感じられなくなってきた点は好印象。使いつつ良くなるタイプで、月1ペースでの出走も疲れは全く感じさせない。近走は結果こそ出ていないが、馬体面はかなり充実している。

ダイアトニック

(牡5、栗東・安田隆厩舎)

ロードカナロア
トゥハーモニー
母父サンデーサイレンス
通算成績17戦7勝
重賞勝利 20年函館スプリントS(G3)
19年毎日放送賞スワンS(G2)
連対時
平均馬体重
475kg (最高:484kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重476kg
POINT
腹側のラインに対して背中が短く、身体の伸縮性に優れた瞬発力タイプの造り。一瞬の切れ、鋭い決め手は短距離路線でもトップクラス。一定レベルの筋肉量を備えつつ、全体に素軽さが目立つシルエット。純粋なスピード勝負になるスプリンターズSへの適性はなかなか高いと見ている。1400~1600mでも良績を残しているが、骨格的にはスプリント戦がベストの印象。以前よりも後躯が強化され、近走はスタートからダッシュが利くようになってきた。スムーズに流れに乗れれば好位差しも可能だろう。大敗後でも引き続き馬体のコンディションは良好で、ダメージは一切感じられない。

ダイメイフジ

(牡6、栗東・森田厩舎)

アグネスデジタル
ダイメイダーク
母父ダンスインザダーク
通算成績39戦7勝
連対時
平均馬体重
515kg (最高:534kg)
(最低:508kg)
前走時馬体重520kg
POINT
幅広で丸みのある、容量の大きなトモ。胸前の筋肉も隆起しており、父アグネスデジタル譲りの豊富な筋肉量を披露している。比較的胴周りに伸びがあり、体型的には1200mよりも1400m辺りが合っている印象。前走時520キロの馬体が示すようにパワー比べに強く、時計の掛かる決着を好むタイプ。一線級が揃ったスプリントG1でどこまで力を発揮できるか。繋ぎが立ち気味で、力の要る馬場も苦にならない脚元の造りをしている。仮に馬場が悪化すればこの馬にとって追い風になりそうだ。毛艶、馬体の張り良く薄っすらと肋骨も浮き上がり、1週前としては理想的なボディコンディション。

ダイメイプリンセス

(牝7、栗東・森田厩舎)

キングヘイロー
ダイメイダーク
母父ダンスインザダーク
通算成績37戦7勝
重賞勝利 19年TV西日本北九州記念(G3)
18年アイビスサマーD(G3)
連対時
平均馬体重
498kg (最高:508kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重502kg
POINT
500キロ近い大型の牝馬で、力強さと同時に牝馬らしい素軽さ・シャープな面を持ち合わせているのが特徴。スピードの絶対値が問われる条件が得意のため、スプリンターズSは適性的に向いているコースと言えそう。馬券にはなっていないものの、過去2度走って④⑥着と差の無い走りを見せている。7歳でも極端な衰えはないが、さすがにG1のココに入ると他馬との比較で充実度に物足りなさが感じられるようになってきた。強いメンバー相手にどこまでやれるか。毛艶は馬体の張りは現状のベストと言える状態で、自身の力は問題なく発揮できそうだ。

ダノンスマッシュ

(牡5、栗東・安田隆厩舎)

ロードカナロア
スピニングワイルドキャット
母父Hard Spun
通算成績20戦9勝
重賞勝利 20年産経賞セントウルS(G2)
20年京王杯スプリングC(G2)
20年夕刊フジオーシャンS(G3)
19年キーンランドカップ(G3)
19年シルクロードS(G3)
18年京阪杯(G3)
連対時
平均馬体重
470kg (最高:478kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重470kg
POINT
豊富な筋肉量を携えた上で比較的シャープに映る、ムダ肉の少ないタイプ。立ち姿からは素軽いスピードを感じさせ、純粋な速力勝負になるスプリンターズSは向いている舞台と言えるだろう。前走のセントウルSは貫禄を見せつける勝利を収めたが、パワーを要する中京は本質的に得意ではない舞台。そんな中でもしっかりと結果を出し、また馬体面でもボリューム感が出てきていることを考慮しても、競走馬としてのピークを迎えていると見ていいだろう。前哨戦を一叩きされて体は更に引き締まってきており、ココ目標にキッチリ整えられてきた印象。悲願のG1制覇に向け、仕上がりは順調そのもの。

ビアンフェ

(牡3、栗東・中竹厩舎)

キズナ
ルシュクル
母父サクラバクシンオー
通算成績8戦3勝
重賞勝利 20年葵ステークス(重)
19年函館2歳ステークス(G3)
連対時
平均馬体重
522kg (最高:558kg)
(最低:502kg)
前走時馬体重560kg
POINT
盛り上がるように発達した胸前に、横幅が広く肉付きが立派なトモ。全体に筋骨隆々といった言葉がピッタリの筋肉質な体型で、重心も低く、スプリント戦への高い適性を感じさせる。2歳時から逞しい馬体を有していたが、ココに来て更にスケールアップしてきた印象が強い。半腱半膜様筋のスジがクッキリと浮き上がっていて、後躯から生み出される推進力こそ軽快なスピードの源と言える。腹袋が大きく発達しており、上がりの掛かるような底力を要する展開も苦にしない。強力な先行馬が揃っていても踏ん張り切れるだけのタフさが伝わってくる。セントウルSを叩いて馬体の張り、毛艶は共に良化。メンバー中随一の好仕上がりで挑むことができそうだ。

ミスターメロディ

(牡5、栗東・藤原英厩舎)

Scat Daddy
Trusty Lady
母父Deputy Minister
通算成績15戦4勝
重賞勝利 19年高松宮記念(G1)
18年中スポ賞ファルコンS(G3)
連対時
平均馬体重
483kg (最高:492kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重494kg
POINT
全体に筋肉が主張したパワフルな馬体で、特に胸前から肩周りはボディビルダーのように発達している。ガッシリとした印象が強く、柔軟性こそあまり感じられないものの、スプリント路線では最右翼と言えるほどパワー勝負に強そう。前駆の筋肉が発達しているため前の掻き込みが強く、蹄にも厚みがあって、道悪や時計の掛かる馬場に向いている。例年であれば高速決着になるスプリンターズSはやや時計が速すぎる印象も、今年の馬場なら昨年4着以上の着順があっても驚けない。一叩きするとガラッと良くなるタイプだが、前走のセントウルSがこの馬としてはかなり仕上がっていたので、良い意味で大きな変化は感じられない。引き続き良い状態でレースに臨めそう。

モズスーパーフレア

(牝5、栗東・音無厩舎)

Speightstown
Christies Treasure
母父Belong to Me
通算成績21戦7勝
重賞勝利 20年高松宮記念(G1)
19年夕刊フジオーシャンS(G3)
連対時
平均馬体重
485kg (最高:508kg)
(最低:470kg)
前走時馬体重508kg
POINT
やや胴が寸詰った体型に発達した胸前やトモ。トップスプリンターと言える逞しい体つきで、如何にもスピード勝負が合っていそうなタイプ。前脚が短く前重心になっているため、スピードの乗りが良く、テンのダッシュ力は現役No.1と言えるほど。持ち前のスピードを活かした戦法が合っており、後続に脚を使わせての押し切りがこの馬の身上。本質的には高松宮記念よりもスピード勝負になりやすいスプリンターズSの方が向いていると考えられる。この馬はデキの善し悪しが外貌に出やすいが、今回は毛艶もピカピカで調子はかなり良さそう。前走から更にパンプアップした姿を見せており、スプリントG1連覇も十分にあり得る抜群の仕上がり。
今週のイチオシ

ライトオンキュー

(牡5、栗東・昆厩舎)

Shamardal
グレイトタイミング
母父Raven’s Pass
通算成績16戦6勝
重賞勝利 19年京阪杯(G3)
連対時
平均馬体重
509kg (最高:518kg)
(最低:498kg)
前走時馬体重512kg
POINT
正方形に近いシルエットで胴、クビが短い。一完歩ごとのピッチが利きそうな造りをしており、瞬発力に優れているイメージ。ふっくらと発達した大きな腹袋が特徴で、高速馬場よりはパワーを要する馬場コンディション向き。道悪も苦にしないタイプで、仮に雨が降っても能力発揮には影響無さそうだ。後躯はパンと張っていて筋肉量も豊富。中山の急坂も難なく乗り越えられるだろう。薄っすらと銭型が浮き上がるほど代謝が良さそうで、毛艶も申し分ないほどの光沢を感じさせる。前回の立ち写真と比較しても仕上がりの差は歴然で、状態はまさに今がピークと言えそう。

ラブカンプー

(牝5、栗東・森田厩舎)

ショウナンカンプ
ラブハート
母父マイネルラヴ
通算成績32戦3勝
重賞勝利 20年CBC賞(G3)
連対時
平均馬体重
430kg (最高:442kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重450kg
POINT
飛節は真っ直ぐに伸びた典型的な「直飛」の造りで、持続力勝負に強そうな形。牝馬らしい素軽いシルエットでありつつ、後躯・前駆共にしっかりと筋肉が付いていて、スピード勝負にも強い。純粋なスピード比べになるスプリンターズSへの適性は高く、3歳時には勝ち馬とタイム差なしの2着に入っている。一時期はスランプに陥り、馬体もやや萎んでしまったが、CBC賞で復活の勝利。近3走は結果こそ出ていないものの、馬体はスランプに陥っていた頃と比較しても明らかに充実していることが分かる。大きな上積みこそ無いが、この馬なりに状態は良好。

レッドアンシェル

(牡6、栗東・庄野厩舎)

マンハッタンカフェ
スタイルリスティック
母父Storm Cat
通算成績19戦6勝
重賞勝利 20年TV西日本北九州記念(G3)
19年CBC賞(G3)
連対時
平均馬体重
457kg (最高:478kg)
(最低:432kg)
前走時馬体重478kg
POINT
母父ストームキャットが馬体に強い影響を与えており、筋肉量も豊富で短距離適性は高い。胴が詰まっている分、ピッチが利いて瞬間的に速い脚を繰り出せそう。全体にまとまりがあり、力強さを感じる体つきのため、極端な高速決着よりはある程度時計が掛かった馬場が合っていそう。今の中山への馬場適性も高いのではないだろうか。トモは膨らむように発達しパンと張っている。これなら直線の急坂でも失速することは無さそう。背中が短めで伸縮性にも優れている分、瞬発力勝負にも強い。1200m戦なら安定して力を出してくれるのではないだろうか。今回も毛艶が黒光りして体調は実に良さそう。状態面に関して全く不安は感じられない。
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