【菊花賞】長距離戦は馬体でわかる!コントレイルの評価&イチオシ馬は?
2020/10/23(金)
【菊花賞】打倒コントレイル!ここ4年で3勝、現在5年連続馬券になっている激アツデータに該当するライバルとは?…競馬JAPAN
※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!
アリストテレス
(牡3、栗東・音無厩舎)
父 | エピファネイア |
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母 | ブルーダイアモンド |
母父 | ディープインパクト |
通算成績 | 8戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 465kg (最高:468kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 466kg |
POINT | |
筋肉の張りがあって皮膚を薄く見せており、骨格のバランスも整っている。素質の高さが伝わってくる好馬体だ。胴周りに窮屈な印象は無いものの、前後にまとまりがあって優れた瞬発力を秘めていそう。決め手を活かした競馬が合っている。本質的には中距離、長くても2400m辺りまでが向いているイメージで、3000mはやや長い印象。ポテンシャルの高さでどこまで対応できるか。トモ脚が長めの造りではあるものの、若干腰高な印象で、キ甲の辺りを見てもまだ背丈は伸びそう。成長余地を残しており、今後が実に楽しみな1頭。薄っすらと肋骨が浮き上がり、毛艶も光っている。力を出せる良い状態に仕上がった。 |
アンティシペイト
(牡3、美浦・国枝厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | アンチュラス |
母父 | ディープインパクト |
通算成績 | 6戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 487kg (最高:492kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 490kg |
POINT | |
シャープで長めのクビさしに、ゆったりとした胴周り。胸の深さも十分で、心肺機能の高さが伝わってくる。総合的に見て長距離への適性が高く、3000mへの距離延長は好材料と言っていいだろう。飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」で、長く良い脚を繰り出してこそ持ち味が活きる造り。菊花賞は差し馬優勢のレースではあるものの、本馬に関しては早めに動いて押し切るような競馬を見せて欲しい。蹄はやや大きめで厚みも十分、時計の掛かる馬場になっても問題なく対応できるはず。腹周りをスッキリと見せ、1週前の時点で馬体は出来上がっている。筋肉の輪郭も浮き上がっており、仕上がりはかなり良さそう。 |
ヴァルコス
(牡3、栗東・友道厩舎)
父 | ノヴェリスト |
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母 | ランズエッジ |
母父 | ダンスインザダーク |
通算成績 | 8戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 492kg (最高:498kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
500キロ近い馬体重があり、コンパクトな馬が多いノヴェリスト産駒の中では異質なタイプ。表記上は鹿毛でも黒味が勝った毛色で、実に迫力のある馬体。胴周りを長く見せ、前脚も長い。肩の角度が傾斜していて、ストライドが広く跳びの大きな走りをする。息の長い末脚・持続力が武器で、ロングスパート勝負になった際に真価を発揮しそう。菊花賞は4角からイン・馬群の間を通って抜け出してくるような馬が強いレース。ある程度先行して持続力で押し切るようなスタイルに持ち込みたいところ。前走のセントライト記念よりも馬体が引き締まってきており、余分な肉は全く感じられない。毛艶も今回の方が明らかに良く、一叩きされて状態は上向き。 |
ヴェルトライゼンデ
(牡3、栗東・池江寿厩舎)
父 | ドリームジャーニー |
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母 | マンデラ |
母父 | Acatenango |
通算成績 | 7戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 490kg (最高:492kg) (最低:488kg) |
前走時馬体重 | 488kg |
POINT | |
全体に肉付きが良く、筋肉量が豊富で力強さが伝わってくる好馬体。小柄だった父ドリームジャーニーとは印象が全く異なり、重厚感がある。パワーを要するような馬場状態、コースも問題なくこなせそう。本質的には高速馬場よりは時計の掛かる馬場が合っているタイプだ。これまでのキャリアで33秒台の上がりを繰り出したことは無いものの、背中がやや短く映る体型をしており、切れを問われる展開になっても決め手で見劣ることは無いはず。ペースが緩みやすい菊花賞の流れは合っていそう。ただ肉付きの良さとまとまりのある体型から、3000mはやや長い印象。距離をリカバリーできればココでも楽しみ。筋肉の張りは前走以上。中間も熱心に追われており、馬体もより引き締まってきた。叩いての上積みを感じる。 |
ガロアクリーク
(牡3、美浦・上原厩舎)
父 | キンシャサノキセキ |
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母 | ゴールドレリック |
母父 | Kingmambo |
通算成績 | 7戦2勝 |
重賞勝利 |
20年フジTVスプリングS(G2) |
連対時 平均馬体重 | 498kg (最高:500kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 502kg |
POINT | |
四肢をスラっと見せており、シャープなクビさしで長さも十分に感じられる。トモの肉付きも立派で、大きな推進力を生み出せそうだ。血統的には短距離色が強いものの、胴周り自体は窮屈に見せないが、やはりベストはこの豊富な筋肉量を活かせる中距離戦。世代上位の実力馬も、今回は3000mの距離をどうこなすかがカギになりそうだ。背中はやや短めで、瞬発力を活かした競馬が合う。繋ぎはやや長めで、クッションが利きそう。良馬場が理想も、蹄底には厚みがあるため、多少の馬場悪化なら対応可能と見ている。毛艶は前走に引き続いて良い状態をキープ。馬体のボリューム感もあって、状態面は引き続き良好。 |
コントレイル
(牡3、栗東・矢作厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ロードクロサイト |
母父 | Unbridled’s Song |
通算成績 | 6戦6勝 |
重賞勝利 |
20年東京優駿(G1) 20年皐月賞(G1) 20年神戸新聞杯(G2) 19年ホープフルステークス(G1) 19年東京スポーツ杯2歳S(G3) |
連対時 平均馬体重 | 459kg (最高:462kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 460kg |
POINT | |
背中が短めで、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった構造。「長躯短背」と言われる理想的な胴の造りで、身体の伸縮性に優れており、しなやかな筋肉から優れた瞬発力を発揮できる。仙骨が傾斜し、飛節が真っ直ぐに伸びている「斜尻直飛」は父ディープインパクトと同様の形。鋭い脚を長く使うこともできるため、レースでもエンジンが掛かってからゴールまで脚色が衰えることなく伸び続けられるのだろう。近走は折り合い面にも進境が見られ死角らしい死角は見当たらないものの、体型的に3000mはプラスに働くとは言えない。スピード能力の高さが活かせる、2000~2400mがベストの距離と見ている。前走よりもムダ肉が削げ、ココ目標に万全の仕上がり。絶対能力と状態の良さで三冠制覇に挑む。 |
サトノインプレッサ
(牡3、栗東・矢作厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | サプレザ |
母父 | Sahm |
通算成績 | 6戦3勝 |
重賞勝利 |
20年毎日杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 486kg (最高:488kg) (最低:484kg) |
前走時馬体重 | 484kg |
POINT | |
仙骨の角度が傾斜した「斜尻」と飛節が真っ直ぐに伸びた「直飛」は父ディープインパクトと同じ馬体構造で、鋭い脚を長く繰り出せる造り。構造的には息の長い末脚を繰り出せるはずで、直線の長いコースが合っている印象。毎日杯では馬群に突っ込んで差し切り勝ちを収めており、人気薄は内目を突いてくることの多い菊花賞において、馬混みを嫌がらない点は好材料と言えそう。シルエット的には中距離がベストで決してステイヤーの体型ではないものの、他馬との横比較で見て3000mへの対応力は高いほうと見ている。折り合いと展開一つ。毎日王冠から中1週での参戦も、馬体にダメージはなく、引き続き状態はキープ。現状の力は十分に発揮できそうだ。 |
サトノフラッグ
(牡3、美浦・国枝厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | バラダセール |
母父 | Not For Sale |
通算成績 | 7戦3勝 |
重賞勝利 |
20年報知弥生ディープ記念(G2) |
連対時 平均馬体重 | 491kg (最高:494kg) (最低:486kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | |
持続力に優れた胴が長めの体型をしており、同時に距離が延びて良さそうな雰囲気。クビさしも十分に長さがあり、肩の角度も傾斜していて、ストライドも雄大。長く良い脚を繰り出してこそ本領を発揮するタイプだ。徐々に進出するような動き方ができれば、早め抜け出しから見せ場以上があっても驚けない。春と比較して筋肉のボリューム感が増してきており、着実にビルドアップされている印象。と言ってもムダ肉は依然として付きづらいのか、腹周りは良い意味でスッキリと見せ、長距離を走る上では理想的なボディコンディション。後肢の下腿部に目を向けると、太い血管が前走以上に浮き上がっていることが分かる。叩いての上積みも十分で、本番が楽しみになる好仕上がり。 |
ダノングロワール
(牡3、美浦・国枝厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | ソーメニーウェイズ |
母父 | Sightseeing |
通算成績 | 6戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 485kg (最高:488kg) (最低:484kg) |
前走時馬体重 | 484kg |
POINT | |
飛節の折りに角度が付いている「曲飛」タイプで、父ハーツクライを感じさせる馬体構造の持ち主。これまでは先行策からの勝利が多かったものの、タメさえ利けばしっかりと弾ける脚を繰り出せるはず。最後に決め手が必要な菊花賞への適性は高そう。胴長とまではいかなくても、窮屈に見せない造りとムダ肉の少ない体型で、3000mへの距離延長も問題なくこなせるはずだ。多頭数で揉まれた経験がほとんどないので、仮に内目・馬群から末脚を繰り出す際に、怯まず伸びて来られるかも好走要因を握るカギと言えそうだ。力を発揮できればココでも能力は決して見劣りしない。下腿部の血管の浮き具合を見ても、馬体の張りは相当に良さそう。 |
ディープボンド
(牡3、栗東・大久龍厩舎)
父 | キズナ |
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母 | ゼフィランサス |
母父 | キングヘイロー |
通算成績 | 8戦2勝 |
重賞勝利 |
20年京都新聞杯(G2) |
連対時 平均馬体重 | 487kg (最高:490kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 490kg |
POINT | |
飛節が真っ直ぐに伸びている「直飛」が特徴的な後肢の造り。筋肉がしっかり付いている一方で、胴周りには伸びがあり、長く脚を使うような持続力勝負が向いている体型と言えるだろう。父は切れ味を武器としていたが、本馬は渋太さを活かすような展開・ロングスパートでこそ力を発揮するタイプ。体型的に3000mへの延長は問題なくこなせそう。差し馬優勢の菊花賞で、早めに抜け出しどこまで粘り込めるかに注目。蹄は地面との接地面積が広く、繋ぎもゆったりとした造り。跳びが綺麗な走りをするので良馬場がベスト。神戸新聞杯を叩き、腹周りは一段と引き締まってきた。上積みを感じさせる好仕上がり。 |
バビット
(牡3、栗東・浜田厩舎)
父 | ナカヤマフェスタ |
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母 | アートリョウコ |
母父 | タイキシャトル |
通算成績 | 6戦4勝 |
重賞勝利 |
20年朝日セントライト記念(G2) 20年ラジオNIKKEI賞(G3) |
連対時 平均馬体重 | 455kg (最高:462kg) (最低:452kg) |
前走時馬体重 | 462kg |
POINT | |
筋肉量が多く、特に胸前は盛り上がるように発達していて実に力強い。トモも横幅が広く丸みを帯びており、レンズ越しでもパンとした張り感が伝わってくる。強いキック力で大きな推進力を生み出せそう。立派な後躯を有しているからこそテンのスピードも速く、軽快な逃げ脚に繋がっていると見た。シルエットが正方形に近く、腹袋も発達しており、母父のタイキシャトルが強く出ている。マイルでも通用するようなスピードタイプの印象で、3000m向きの体型とは言えない。今回もハナを切る可能性が高いが、心肺機能の高さでどこまで粘れるか。一戦ごとに筋肉の張り・ボリューム感が増してきており、馬体は充実している。毛艶も抜群で、文句無しの好仕上がり。 |
ブラックホール
(牡3、美浦・相沢厩舎)
父 | ゴールドシップ |
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母 | ヴィーヴァブーケ |
母父 | キングカメハメハ |
通算成績 | 8戦2勝 |
重賞勝利 |
19年札幌2歳ステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 419kg (最高:422kg) (最低:418kg) |
前走時馬体重 | 444kg |
POINT | |
脚はスラっと長く見せていて、馬格以上に伸びのあるストライドで走ることができる。胴周りは前後にまとまりがあるので、やはりタメを利かせてこそ末脚が弾けるタイプと見ていいだろう。京都の外回りコースは4角の角度がキツいため、外を回すとロスが多くなりやすい。本馬は馬群の外を回して競馬することが多いので、立ち回りがカギになるだろう。距離も幾分長い印象で、本質は中距離馬。札幌記念では20キロ馬体重を増やしていたが、ダービー出走時よりも全体に逞しさが増してきていて、これは成長分と捉えて問題ないはず。薄っすらと肋骨が浮き上がる理想的なボディコンディションで、2ヶ月ぶりでもキッチリ仕上がった。 |
ロバートソンキー
(牡3、美浦・林厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | トウカイメガミ |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 4戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 484kg (最高:486kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 474kg |
POINT | |
マイル戦で初勝利を挙げているものの、胴周りはゆったりとした造りで、全く窮屈に見せない。長距離がベストとは言えないが、他馬との横比較で見ると3000mでの長丁場でも十分やれるはず。距離への適性はメンバー中でも上位の存在。緩やかにカーブした「曲飛」寄りの構造で、後肢の回転は速そう。切れ味を活かした競馬が合っている印象があり、馬群の間を縫うように伸びて初勝利を挙げている。内目・馬群を割ってくるように伸びる馬が強い菊花賞でも、この特性は大きなアドバンテージになりそう。皮膚を薄く見せているように馬体の張りは上々で、1勝馬ながら素質の高さも伝わってくる。ムダ肉の無い仕上げを施されており、態勢は万全。 |
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