【中山金杯】1年の計は金杯にあり!昨年10万馬券が飛び出した名物重賞をどこよりも早く徹底分析!…競馬JAPAN

追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬はレース前日に発表します!

中山金杯

京都金杯

アールスター

(牡5、栗東・杉山厩舎)

ロードカナロア
ウェーブクイーン
母父サツカーボーイ
通算成績20戦4勝
重賞勝利 20年小倉記念(G3)
連対時
平均馬体重
509kg (最高:518kg)
(最低:500kg)
前走時馬体重504kg
POINT
500キロを超える馬体重でありながら、四肢をスラっと見せているように、全体に素軽さが勝った体型。スプリント王のロードカナロア産駒でも距離は持つタイプ。バランスが整っており、胸の深さも十分。心肺機能も高そうだ。付くべきところに筋肉が付いており、スピードを問われる条件が合っているイメージ。12月最終週の中山芝はかなり時計が掛かっていたため、パワーを要する馬場にどう対応するかかがカギ。冬場でも毛艶が非常に良く、また皮膚を薄く感じさせるほど馬体の張りも良好。馬体から状態の良さが伝わってくる。
今週のイチオシ

ヴァンケドミンゴ

(牡4、栗東・藤岡健厩舎)

ルーラーシップ
アンフィルージュ
母父アグネスタキオン
通算成績19戦4勝
連対時
平均馬体重
460kg (最高:468kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重468kg
POINT
全体にボリューム感のある立ち姿で、特に腹周りをふっくらと見せている。太めが残っているワケではなく、腹袋が大きい元々の体型。素軽さにはやや欠ける一方、上がりが掛かるようなパワーを要する条件はピッタリ。今冬の中山芝は例年に比べて時計が掛かる傾向にあり、この馬向きの馬場状態と言っていい。胸前からクビ差しにかけても立派な筋肉が付いており、実に力強い。トモの発達も十分で、中山の急坂も問題なくこなせるはず。毛艶に光沢があり、代謝の良さが感じられる。1週前の段階で筋肉の張りも上々、力を出せる好仕上がり。

カデナ

(牡6、栗東・中竹厩舎)

ディープインパクト
フレンチリヴィエラ
母父French Deputy
通算成績27戦4勝
重賞勝利 20年小倉大賞典(G3)
17年報知杯弥生賞(G2)
16年ラジオN杯京都2歳S(G3)
連対時
平均馬体重
462kg (最高:474kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重478kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった造り。胴自体も詰まり気味で、ピッチが利く走りをすることができる。本質的には広いコースよりも、小回りコースでタメを利かせて一瞬の脚を活かした方が良い瞬発力タイプ。中山芝2000mでも勝利した実績があり、コースへの対応力は高そう。肉付きが良く、高速決着よりはやや時計が掛かるくらいがベスト。極端な道悪は厳しいが、時計の掛かる傾向にある現在の中山芝もマッチしそう。後肢の下腿部には太い血管がハッキリと浮き上がっており、皮膚の薄さを感じさせる。明け7歳でも衰えは無く、順調そのもの。

ココロノトウダイ

(牡3、美浦・手塚厩舎)

エイシンフラッシュ
フェアリーダンス
母父アグネスタキオン
通算成績8戦4勝
連対時
平均馬体重
513kg (最高:518kg)
(最低:504kg)
前走時馬体重518kg
POINT
肉付きが良く、半腱半膜様筋がハッキリと浮き上がった立派なトモが目を引く。キングマンボ系の特徴と言える広い横幅を持ち、大きな推進力を生み出せそうな造り。胴長で大型馬、ストライドも大きく、持続力を活かした競馬が合っている印象。その一方で飛節は折りの深い「曲飛」であるため、後肢のピッチは馬格の割に利くタイプ。小回りコースでも問題なく力を発揮できそう。腹周りもどっしりとしており、パワーが必要な時計の掛かる馬場も十分にこなせそう。毛艶もピカピカ、薄っすらと肋骨が浮き上がっているように、1週前時点で仕上がりも万全。

ダーリントンホール

(牡3、美浦・木村厩舎)

New Approach
Miss Kenton
母父Pivotal
通算成績6戦2勝
重賞勝利 20年共同通信杯(G3)
連対時
平均馬体重
521kg (最高:526kg)
(最低:516kg)
前走時馬体重520kg
POINT
500キロを優に超える大型馬であるが、四肢に伸びがあり、骨格のバランス自体も整っているため、数字よりも立ち姿は軽さを感じさせる。そんな中でも欧州血統らしい豊富な筋肉量で、どちらかと言えばパワータイプ。時計の掛かる馬場は上手にこなせそうだ。ダービー出走時よりも肉付きが良くなっている印象で、今回は休み明け。馬体重を増やして出走する可能性もありそう。腹周りを見ても太くは映らないので、仮に増えていても成長分と捉えて問題なし。冬場でも毛艶が良く体調はかなり良さそう。目一杯に仕上げられたイメージではないものの、力は出せるデキにある。

バイオスパーク

(牡5、栗東・浜田厩舎)

オルフェーヴル
ナナヨーティアラ
母父マイネルラヴ
通算成績25戦5勝
重賞勝利 20年福島記念(G3)
連対時
平均馬体重
470kg (最高:486kg)
(最低:456kg)
前走時馬体重472kg
POINT
胴周りをゆったりと見せるシルエット。2000m前後で良績を残しているが、距離自体はもう少し長くても十分にやれるはず。背中と腹側のラインが平行に近く伸びがあるため、一瞬の切れよりも長く良い脚を使ってこその持続力タイプ。飛節も緩やかにカーブしており、後肢の回転はなかなか速い。小回りコースでも上手に立ち回れそうだ。中団前目から早め早めに勝負を仕掛けて欲しいところ。蹄にも厚みがあって、時計の掛かる馬場もこなせる。ムダ肉の付きづらい体型ではあるが、今回もスッキリと見せていて、仕上がりは良好。

ケイアイノーテック

(牡5、栗東・平田厩舎)

ディープインパクト
ケイアイガーベラ
母父Smarty Jones
通算成績23戦3勝
重賞勝利 18年NHKマイルカップ(G1)
連対時
平均馬体重
459kg (最高:468kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重480kg
POINT
全体に筋肉が主張した、がっしりした体型のディープインパクト産駒。かなり力強い馬体をしており、パワー型の造りに磨きが掛かって来た印象。1月中京がどのような馬場状態になっているかがカギも、冬季であれば極端な高速決着にはなりづらい。程よく時計が掛かるくらいであれば、この馬向きの馬場と言えるだろう。雨が降っても問題なく力を発揮できる。明け6歳になるが、引き続き豊富な筋肉量をキープしており、衰えは一切感じさせない。まとまりのある胴周りでタメてこそ末脚が活きてくる造り、差しの決まりやすい中京もおあつらえ向き。近走の立ち写真と比較してもコンディションは安定していて、力を出せる状態にありそうだ。

サトノアーサー

(牡6、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
キングスローズ
母父Redoute’s Choice
通算成績21戦5勝
重賞勝利 20年関屋記念(G3)
18年エプソムカップ(G3)
連対時
平均馬体重
479kg (最高:492kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重480kg
POINT
良血馬らしいバランスの整った好馬体。飛節が真っ直ぐに伸びた「直飛」が特徴的で、パーツの構造はディープインパクト産駒らしい形と言える。均整の取れた骨格にしっかりと筋肉が付いていて、出走メンバーの中でも1、2を争うくらい馬体は見栄えするタイプ。前脚をスラっと見せているように、ストライドが綺麗に伸びる走りをする。広い中京コースもマッチしそう。胴からは瞬発力を、後肢の長い脚からは持続力を発揮し、長く良い脚を繰り出せそうだ。季節的なこともあり、皮一枚分やや厚い雰囲気も残っているが、年齢から衰えは一切感じさせず、体調は良好。得意条件と言えそうな舞台で改めて。
今週のイチオシ

シュリ

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

ハーツクライ
エーゲリア
母父Giant’s Causeway
通算成績8戦5勝
連対時
平均馬体重
502kg (最高:512kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重508kg
POINT
ハーツクライ産駒の中でも胴詰まりで、前後にまとまりを感じさせる体型。馬体の構造的には一完歩が速そうな印象があり、一瞬の加速力、切れ味を発揮できそう。正方形のシルエットで、トモの半腱半膜様筋にはクッキリとスジが浮き上がるほど、パンプアップされている。2000mでも勝利を挙げているが、本質的にはマイルでこそ高いスピード能力・切れ味が活きてきそう。やや蹄が薄いタイプに映るので、綺麗な馬場状態で走らせたい。胴の付近を見ても毛艶にはまだ良化の余地を残しつつも、写真をアップにするとしっかり馬体の張りまで感じられ、十分力は発揮できそう。

タイセイビジョン

(牡3、栗東・西村厩舎)

タートルボウル
ソムニア
母父スペシャルウィーク
通算成績8戦3勝
重賞勝利 20年アーリントンカップ(G3)
19年京王杯2歳ステークス(G2)
連対時
平均馬体重
461kg (最高:474kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重468kg
POINT
素軽い立ち姿でバランスも整っており、シルエットも正方形に近い。典型的なマイル以下の距離が合いそうなスピードタイプだ。タートルボウル産駒はがっしりとしたパワータイプの馬が多い印象も、本馬は立ち姿から素軽い。腹周りも後躯に向かって引き締まっており、身体の伸縮性にも優れている。安定して鋭い決め手を発揮できる点は差しの決まりやすい中京コースでも強みになる。蹄が薄く、繋ぎも寝ているので、速い時計の出る馬場が合っているイメージ。当日の馬場コンディションは要注意。いつも良く見せる馬ではあるものの、今回も筋肉の輪郭はハッキリと浮き上がっていて、仕上がりはかなり良さそう。

ピースワンパラディ

(牡4、美浦・大竹厩舎)

ジャングルポケット
クリアソウル
母父アグネスデジタル
通算成績12戦5勝
連対時
平均馬体重
461kg (最高:468kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重466kg
POINT
胴周りに伸びを感じさせる体型で、広いコースをノビノビと走らせて能力が活きてくるタイプ。どちらかといえば持続力タイプで、直線が比較的長い中京コースも問題なく力を発揮できそうなイメージ。体型的にはマイルオンリーという雰囲気ではなく、全体にゆとりのある造りをしているので、中距離辺りまで無難に対応できる体型。腹袋はふっくらと見せており、父ジャングルポケットの馬体的特徴を感じさせる。上がりが掛かるようなレースが合っており、馬場が渋っても変わらないパフォーマンスを披露することができる。だいぶトモに力強さが増してきて、逞しさが出てきた。状態面に関して特に気にする点も無く、現状のベストと言えるデキ。

中山金杯

京都金杯

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