【シンザン記念】アーモンドアイも通った道!名馬への登竜門に潜む意外な"死のローテ"を発見!…競馬JAPAN

追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!

シンザン記念

フェアリーS

ククナ

(牝3、美浦・栗田徹厩舎)

キングカメハメハ
クルミナル
母父ディープインパクト
通算成績3戦1勝
連対時
平均馬体重
454kg (最高:458kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINT
皮膚の薄さが目立ち、骨格のバランスも整っている。素質は牡馬相手の重賞でも十分に通用しそう。素軽さを感じさせる立ち姿で、軽快なスピードが武器。父キングカメハメハよりも母父のディープインパクトが出ているイメージがある。背中のラインも短め、典型的な溜めて切れるタイプだ。正方形に近いシルエットで距離はマイルがベストの印象。末脚が活きる中京コースはこの馬の瞬発力を存分に発揮できる舞台と言えるだろう。休み明けでの出走も、1週前時点で太め感は皆無。冬季でも毛艶が光っており、基礎代謝・体調の良さが伝わってくる。
今週のイチオシ

ダディーズビビッド

(牡3、栗東・千田厩舎)

キズナ
ケイティーズギフト
母父フレンチデピュティ
通算成績4戦2勝
連対時
平均馬体重
478kg (最高:492kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重492kg
POINT
全体に筋肉量が豊富で、特に目を引くのは横幅が広く、肉付きの良いトモ。半腱半膜様筋にスジが浮き上がり、尻部分が割れるように発達している。後躯で強く地面を蹴り、優れたスピードを生み出すことができそう。蹄がやや薄い造りをしているため、良馬場がベスト。がっしりとした体型からもスピードの出る高速決着が合っていそうだ。兄ケイティープライド、ダディーズマインドは中距離で活躍しているが、本馬は胴周りが詰まり気味で、スプリント寄りのマイラーといった印象。将来的には短距離にシフトする可能性も。毛艶・馬体の張りは共に申し分ない状態で、好仕上がり。

バスラットレオン

(牡3、栗東・矢作厩舎)

キズナ
バスラットアマル
母父New Approach
通算成績4戦1勝
連対時
平均馬体重
462kg (最高:462kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重478kg
POINT
全体に重厚感のある立ち姿で、どっしりとしたパワータイプの馬体。特に腹袋はかなり大きめで、母父のニューアプローチが影響していると考えられる。本質的には時計を要する馬場が合っているタイプだ。繋ぎも短めで立っており、道悪は得意な部類に入りそう。肉付きが良く、前後にまとまりがあり、四肢も短めで重心が低い。前走の朝日杯FSでは距離短縮で4着と健闘したように、マイルはベストの距離と見て良さそうだ。元々の体型込みで緩さは残っているものの、G1での激走後でもダメージは感じられず、馬体の張りも上々。十分に力を発揮できるはず。

ファルヴォーレ

(牡3、栗東・高橋忠厩舎)

ドゥラメンテ
フリティラリア
母父アドマイヤムーン
通算成績6戦2勝
連対時
平均馬体重
436kg (最高:448kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重448kg
POINT
馬体重が示す通りのコンパクトな馬格で、骨格のシルエットは正方形に近く前後にまとまりがある。軽さを感じさせるスピードタイプの馬体はいかにもマイラーといった印象。現時点でやや前駆が勝っている印象があり、肩周りの筋肉が目立つ。デビューから後方からの競馬になっているのは、後躯が発達段階にあるからと考えられる。トモの容量自体は水準以上にありそうで、これから成長と共に後躯が成長してくれば、より前目のポジションで脚を溜める競馬もできるようになるだろう。薄っすらと肋骨が浮き上がっているようにムダ肉を感じさせないボディコンディション。デキに関して不安な点は見当たらない。

ブルーシンフォニー

(牡3、美浦・伊藤圭厩舎)

スクリーンヒーロー
ブルーストーン
母父コマンズ
通算成績3戦1勝
連対時
平均馬体重
466kg (最高:468kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重472kg
POINT
腹周りが後躯に向かって引き締まっている体型。身体の伸縮性に優れており、切れる末脚が武器の瞬発力タイプ。2着した新潟2歳Sと同じ左回りで、同様に差し優勢の中京コースは問題なく力を発揮できそうな舞台。前後にまとまりのある体型の上、肩のラインが立ち気味。距離はマイルが上限で、将来的にはもっと短い距離を走っている可能性もある。筋肉の付き方を見ても成長段階といった雰囲気で、これからより逞しい体つきへと変化してくるはずだ。成長の余地を残しつつ、前走よりもキ甲が伸びてバランスが良くなってきた。徐々に完成度は高まって来ている。馬体の張りも良化傾向。

ルース

(牝3、栗東・池添兼厩舎)

ドゥラメンテ
ヤマカツマリリン
母父グラスワンダー
通算成績4戦1勝
連対時
平均馬体重
492kg (最高:492kg)
(最低:492kg)
前走時馬体重482kg
POINT
前後にまとまりのある、正方形のシルエット。前脚がやや短めで、重心はやや前傾。スピードの乗りも良く、マイル辺りの距離がベストと考えていい。繋ぎが短く立っていて、蹄も縦に厚みがある。初勝利は重馬場で挙げているように、水分を含んだ馬場でもノメることなく力を発揮できるだろう。当日雨が降るようであれば注目の1頭。背中がやや短めで、溜めを作ってこそ終いに良い脚を使えるタイプ。ある程度スローで流れて、時計が掛かる展開が理想的か。筋肉の付き方を見ても、本当に良くなってくるのはこれからといった印象。それでも現状のデキに不安は無く、十分に力は出せる。

ロードマックス

(牡3、栗東・藤原英厩舎)

ディープインパクト
パーフェクトトリビュート
母父Dubawi
通算成績4戦1勝
連対時
平均馬体重
447kg (最高:450kg)
(最低:444kg)
前走時馬体重444kg
POINT
トモは筋肉の輪郭がハッキリ浮き上がるほど発達しており、腹周りの重厚感も十分。数字以上の迫力、存在感がある。腹袋は大きめで、母父ドバウィの特徴が出ている印象。このような体型をした馬は上がりの掛かる、底力を要する展開に強い。新馬戦で不良馬場をこなした点も納得できる。キ甲に伸びがあり、完成度は比較的高め。胴が詰まり気味で、飛節も緩やかにカーブ。溜めて切れそうな瞬発力タイプの馬体で、朝日杯FSでは6着に敗れたものの、メンバー3位の上がりをマークしていた。末脚の活きる中京コースでG3なら更なる上位着順も期待できそう。G1後でも毛艶や馬体の張りは引き続き良好。良い状態をキープできている。

クールキャット

(牝3、美浦・奥村武厩舎)

スクリーンヒーロー
メジロトンキニーズ
母父ダンスインザダーク
通算成績2戦1勝
連対時
平均馬体重
504kg (最高:504kg)
(最低:504kg)
前走時馬体重518kg
POINT
牝馬ながら500キロを優に超える馬格を有しており、スケール感は抜群。、骨格のバランスが整っており、大型馬でありながら重苦しさも感じさせず、素質はかなり高そう。1400mで新馬勝ちを収めているが、馬体に窮屈さはなく、距離は延びても問題なく対応できるはず。蹄にやや厚みがあるので、多少なりとも時計の掛かっている今の中山芝もマッチする可能性が高い。父が晩成タイプのスクリーンヒーローで、まだまだ伸びしろを感じる。牝馬は冬毛が伸びやすいとされているが、皮膚の薄さを感じさせるほど、毛艶がいい。
今週のイチオシ

テンハッピーローズ

(牝3、栗東・高柳大厩舎)

エピファネイア
フェータルローズ
母父タニノギムレット
通算成績3戦1勝
連対時
平均馬体重
429kg (最高:438kg)
(最低:420kg)
前走時馬体重438kg
POINT
背中と腹側のラインが平行に近く、骨格に対して胴周りを気持ちゆったりと見せる。前走では33秒台の上がりをマークしたように切れ味勝負にも対応できるものの、本質的には持続力を活かした競馬の方が合っているイメージ。初勝利は1200mも、体型的にはスプリンターではなく、マイラータイプ。繋ぎにゆとりがあって、蹄も薄い。スピードの出る綺麗な馬場でこそ持ち味が活きてくる。馬体重は430キロ台とやや小柄も、トモの肉付きは十分で、中山の急坂も問題なし。後肢の下腿部には血管が浮き上がっており、馬体の張りも上々。

ネクストストーリー

(牝3、美浦・中川厩舎)

ジョーカプチーノ
パドブレ
母父ホワイトマズル
通算成績3戦1勝
連対時
平均馬体重
490kg (最高:490kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重490kg
POINT
四肢が短めでやや胴長、低重心に見せる体型は父ジョーカプチーノ譲り。父はNHKマイル勝ち馬ではあるものの、体型的にはスプリント寄りで、本馬も1200~1400mがベストの印象。今回はマイルへの延長がカギになりそうだ。飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、後肢の回転が速く、前脚が短くやや前重心であるために、スピードの乗りが良い。キ甲はまだ盛り上がっておらず、これから背が伸びそう。骨格は成長段階といった雰囲気。それでも、豊富な筋肉量でトモの肉付きが良く、立ち姿は迫力十分。スピードを活かす競馬で上位を狙う。

ファインルージュ

(牝3、美浦・木村厩舎)

キズナ
パシオンルージュ
母父ボストンハーバー
通算成績2戦1勝
連対時
平均馬体重
485kg (最高:488kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重488kg
POINT
胴詰まりの体型で、特に背中が短め。ピッチが速そうな造りで、本質的には短めの距離が合っている印象。トモの筋肉量も豊かで、スピードを秘めているため、マイル戦では折り合いがカギになりそう。また脚の回転が速い分、一瞬の加速力に秀でており、瞬発力勝負でも決め手負けしない。前走もインコースから鋭い脚で伸び勝利を収めたように、切れを活かした競馬が合っているはずだ。この辺りは父キズナの特徴が遺伝したと考えられる。冬場でも毛艶が良く、筋肉の輪郭はハッキリと浮いて見えるほど、張りを感じさせる好仕上がり。

ベッラノーヴァ

(牝3、美浦・金成厩舎)

エピファネイア
ベッラレジーナ
母父ネオユニヴァース
通算成績1戦1勝
連対時
平均馬体重
396kg (最高:396kg)
(最低:396kg)
前走時馬体重396kg
POINT
トモ脚が長く、腰高に映るシルエット。キ甲がまだ伸びていないこともあるが、元々の造りである部分が大きい。父の産駒には同様の造りをした馬が散見されるものの、トモの筋肉量も豊富であるし、中山でも問題なく力を発揮できそう。ただ、胴周りに程よく伸びがあり、長く脚を使えそうな体型をしているので、本質的には東京コース向きの印象が強い。胸前、後躯と付くべきところにがっしりと筋肉が付いていながら重苦しさも感じられず、素質は高い。毛艶に光沢があり、何といっても後肢下腿部の張りが素晴らしい。血管が網目のように浮き上がり、仕上がりはこの馬が一番と言っても過言ではないほど見栄えがする。

シンザン記念

フェアリーS

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