【アメリカJCC】三冠馬を追い詰めたあの馬が登場!「お宝種牡馬」を父に持つ激走候補を発見!…競馬JAPAN

追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!

AJCC

東海S

アリストテレス

(牡4、栗東・音無厩舎)

エピファネイア
ブルーダイアモンド
母父ディープインパクト
通算成績9戦3勝
連対時
平均馬体重
466kg (最高:474kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重474kg
POINT
バランスの良い骨格にしっかりと筋肉が付いており、実に見栄えする立ち姿。皮膚を薄く感じさせ、秘めた素質はかなりのモノ。3000mの菊花賞で2着しているものの、フォルムは中距離馬の印象が強く、2200mの距離も向きそうだ。比較的幅広い舞台で力を出せるタイプと見ているが、全体にまとまりのある造りをしており、本質的には決め手を活かした競馬が合っていそう。中山の外回りコースは道中ゆったりと進み、ロングスパート勝負になりやすい。仕掛けどころ、脚の使いどころがカギになりそう。前走時の立ち写真よりも筋肉の輪郭が明瞭になり、完成度も高まってきた。休み明けでも太め感なく締まっており、いきなり注目。

ウインマリリン

(牝4、美浦・手塚厩舎)

スクリーンヒーロー
コスモチェーロ
母父Fusaichi Pegasus
通算成績7戦3勝
重賞勝利 20年サンスポ賞フローラS(G2)
連対時
平均馬体重
453kg (最高:460kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重460kg
POINT
付くべきところにしっかりと筋肉が付いており、牡馬の中に混ざっても見劣りしない迫力を感じさせる。腹袋の造りも重厚感があり、上がりが掛かるような展開・馬場も苦にしない。タフなレースになっても力を発揮できるだろう。やや胴周りをゆったりと見せる体型で、切れよりも持続力を活かす競馬が合う。中山芝2200mは外回りコースを使用し、長く脚を使う展開になりがち。渋太さが発揮される流れになれば、この相手でも十分に上位争いできるはず。2ヶ月ぶりの実戦でも太め感無く仕上がっていて、馬体の張りは前走以上に映る。

ヴェルトライゼンデ

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

ドリームジャーニー
マンデラ
母父Acatenango
通算成績8戦2勝
連対時
平均馬体重
490kg (最高:492kg)
(最低:488kg)
前走時馬体重488kg
POINT
小柄だった父ドリームジャーニーとは異なり、筋肉量が豊富で力強さを秘めた、実に見栄えのする馬体。重厚感があり、パワーを要するような馬場状態、コースも問題なくこなせそう。高速馬場よりは時計の掛かる馬場が合っているタイプなので、連続開催の後半になる芝の状態もマッチしそうなイメージ。33秒台の脚を繰り出したことは無いが、胴はまとまりのある造りで、やや背中は短く映る。鋭い決め手がこの馬の武器と言えるだろう。差し馬に有利な馬場状態も味方しそうだ。銭型が浮き上がっていて、代謝の良さが伝わってくる。休み明けでも太め感の無い好仕上がり。
今週のイチオシ

サトノフラッグ

(牡4、美浦・国枝厩舎)

ディープインパクト
バラダセール
母父Not For Sale
通算成績8戦3勝
重賞勝利 20年報知弥生ディープ記念(G2)
連対時
平均馬体重
491kg (最高:494kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重490kg
POINT
胴が長めの体型をしており、中長距離向きの印象。クビさしも十分に長さがあり、肩の角度も傾斜していて、ストライドも雄大。長く良い脚を繰り出してこそ本領を発揮するタイプ。外回りコースでゆったりと加速できる中山芝2200mへの適性は高いと見た。成長と共にまとまりを感じさせるようになってきており、完成度が高まってきた。筋肉の輪郭もより明瞭に浮き上がってボリューム感があり、張り具合も抜群。寒い時期でも冬毛が一切伸びることなく、毛艶も光沢があって、いかにも体調が良さそう。レース間隔は開いたが、依然としてムダ肉が付きづらく、実にシャープなボディコンディション。いきなり能力を出し切れそうな好仕上がりだ。

ステイフーリッシュ

(牡6、栗東・矢作厩舎)

ステイゴールド
カウアイレーン
母父キングカメハメハ
通算成績22戦2勝
重賞勝利 18年京都新聞杯(G2)
連対時
平均馬体重
454kg (最高:460kg)
(最低:446kg)
前走時馬体重466kg
POINT
胴周りに伸びがあり、背中と腹側のラインが平行に近い。長く良い脚を使うのに適した馬体構造をしており、昨年のアメリカJCCでは2着に好走している。持続力に優れているタイプで、中山の外回りコースは脚質的に合っている。蹄底にも十分な厚みがあり、雨が降っても問題なく対応できそう。骨格はさほど大きくない馬だが、若い頃と比較して筋肉量が増え、迫力のあるフォルムになってきた。パワーを要する中山でも力強い走りが期待できそう。薄っすらと肋骨が浮き上がる理想的なコンディションで、皮膚も薄く感じさせるほど馬体の張りもいい。充実期を迎えている印象だ。

モズベッロ

(牡5、栗東・森田厩舎)

ディープブリランテ
ハーランズルビー
母父Harlan’s Holiday
通算成績15戦4勝
重賞勝利 20年日経新春杯(G2)
連対時
平均馬体重
476kg (最高:484kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重470kg
POINT
前駆の肉付きが良く、前脚の掻き込みが強そう。筋肉質な馬体である一方、四肢に十分な伸びがあって、切れよりは持続力勝負に向いている印象。外回りの2200mコースでも問題なく力を発揮できるだろう。飛節も真っ直ぐに伸びた「直飛」で、長く脚を使う展開に強そう。腹周りの造りにも重厚感があるため、上がりの掛かる展開になれば面白い。休み明けの前走から大きく変化したところは感じられないものの、使ったなりに馬体は締まってきており、冬場でも太め感は無し。徐々に良い頃の雰囲気に戻りつつある。
今週のイチオシ

インティ

(牡7、栗東・野中厩舎)

ケイムホーム
キティ
母父Northern Afleet
通算成績16戦7勝
重賞勝利 19年フェブラリーS(G1)
19年東海テレビ杯東海S(G2)
連対時
平均馬体重
511kg (最高:520kg)
(最低:496kg)
前走時馬体重518kg
POINT
父譲りで胴が短く、500キロ超の大型馬ではあるものの、ピッチの利く走りで加速力に秀でている。後躯の発達も目立ち、かなりのスピードを秘めている印象。スタートから素早いダッシュを利かせ、そのまま押し切るレーススタイルも納得。胴は詰まり気味でも、背中と腹側のラインは平行に近い造りで、長く脚を使ってこそ持ち味が活きてくる。飛節も真っ直ぐに伸びた「直飛」で、こちらも持続力に秀でた形。いかにマイペースで運べるかが勝負の分かれ目と言えそうだ。2年前に当レースを快勝しており、コース適性は言わずもがな。大きな変わり身こそ無いものの、毛艶は良く、馬体の張りも上々。力は出せる状態に整った。

オーヴェルニュ

(牡5、栗東・西村厩舎)

スマートファルコン
ギュイエンヌ
母父タニノギムレット
通算成績18戦6勝
連対時
平均馬体重
456kg (最高:472kg)
(最低:444kg)
前走時馬体重472kg
POINT
ダート馬らしい肉付きの良い体型で、数字以上に迫力を感じさせる。腹袋は比較的大きめで、どっしりとした重厚感がある。ロベルト系の母父タニノギムレットが影響したモノと考えられ、ダートの中でも比較的タフな条件でより能力が活きてきそうなイメージで、どちらかと言えばパワータイプ。脚をスラっと見せているようにストライドが大きく、切れよりも持続力が武器。今回も早め早めの競馬で押し切りを狙いたいところ。クビさしは短く、四肢は伸びるものの決して加速力に劣るワケではない。このメンバーでもある程度の位置は取れるはず。薄っすらと肋骨が浮き上がり、馬体の張りも文句無し。かなり良い状態でレースを迎えられそうだ。

ハナズレジェンド

(牡8、栗東・矢作厩舎)

ハーツクライ
ムーンライトゼファー
母父Moon Rocket
通算成績50戦6勝
連対時
平均馬体重
456kg (最高:464kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重464kg
POINT
ハーツクライ産駒らしい、ややゆったりとした胴周り。それでも腹側のラインは後躯に向かってやや右上がりに引き締まっており、じっくりと溜めてこそ末脚が活きてくるタイプ。昨秋まで芝を主戦場としていただけあり、筋肉の付き方・質感には柔軟性を感じさせる。ハマり待ちの面もあるとはいえ、ダートにおいては一級品の瞬発力を秘めていると言っていい。中京ダ1800mは基本的に先行有利のため、乱ペースになって差しが間に合う展開になれば食い込みも。8歳馬でも馬体面に大きな衰えは感じさせず、筋肉の張りもいい。力は十分に発揮できるはずだ。

ハヤヤッコ

(牡5、美浦・国枝厩舎)

キングカメハメハ
マシュマロ
母父クロフネ
通算成績17戦4勝
重賞勝利 19年レパードステークス(G3)
連対時
平均馬体重
469kg (最高:482kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重474kg
POINT
バランスの整った綺麗なシルエット。500キロ近い大型馬だった近親のユキチャンやシロニイに対してやや馬格は小さめも、その分立ち姿からは素軽さが伝わってくる。2歳時には新潟の外回り芝コースで勝利を収めており、父キングカメハメハ譲りで筋肉量も実に豊富。スピード能力が問われる傾向にある、東海Sへの適性も高いのでは無いだろうか。19年レパードS時には「距離が延びて良さそう」と診断した通り、前走は2100mへ距離を延ばして快勝。今後も中距離以上で注目の1頭だ。白毛でもアップで見ると筋肉の輪郭がハッキリと浮き上がり、皮膚の薄さが感じられるほど馬体はパンと張っている。ムダ肉も一切ない理想的なコンディションで、文句無しの仕上がり。

メモリーコウ

(牝6、栗東・松永幹厩舎)

エスポワールシチー
メモリーキャップ
母父キャプテンスティーヴ
通算成績20戦4勝
連対時
平均馬体重
458kg (最高:464kg)
(最低:444kg)
前走時馬体重462kg
POINT
ダートを主戦場とする馬の中では比較的筋肉の付き方がなだらかで、牝馬らしいフォルム。注目したいのは伸びのある胴周り。背中と腹側のラインが平行に近く、前後に長く感じる造り。このような体型をした馬は一瞬の鋭い決め手にはやや劣る一方、長く脚を使う展開にかなり強い。いわゆる持続力タイプと言える造りで、早めに仕掛けて押し切るような競馬が理想的だ。胸の深さも目立ち、心肺機能も高そう。先行して抜け出す正攻法のレース運びに期待したい。季節的に毛並みが見栄えしないのは問題なし。太め感は無く、馬体の張りも良好。牡馬相手でも十分にやれそう。

AJCC

東海S

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