【根岸S】元大手牧場スタッフのイチオシ馬体は!? シルクロードSも診断
2021/1/29(金)
【根岸ステークス】フェブラリーSへ続く道!アベレージも回収率も桁違いの鉄板ローテを発見!…競馬JAPAN
追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!
根岸S
シルクロードS
アルクトス
(牡6、美浦・栗田徹厩舎)
父 | アドマイヤオーラ |
---|---|
母 | ホシニイノリヲ |
母父 | シンボリクリスエス |
通算成績 | 18戦8勝 |
重賞勝利 |
20年MCS南部杯(G1) 19年プロキオンステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 536kg (最高:548kg) (最低:518kg) |
前走時馬体重 | 544kg |
POINT | |
馬体重が示す通りのパワフルな馬体で、骨量・筋肉量共に相当なスケール感がある。パワーに秀でているのは勿論、やや重心が低めでスピードタイプの印象が強いため、やはりベストは1400~1600m。1800mからの距離短縮は大きなプラス材料と見て良いだろう。繋ぎが長く、ダートでは脚抜きの良い馬場でこそ本領を発揮する。当日の馬場状態も注意したいところ。前走よりも全体的にボリューム感があるものの、太いというよりは1400~1600m仕様に作られている雰囲気。肋骨が薄っすらと浮いており、冬場の大型馬でも太め感は無く仕上がっている。 |
サクセスエナジー
(牡7、栗東・北出厩舎)
父 | キンシャサノキセキ |
---|---|
母 | サクセスアイニー |
母父 | ジャングルポケット |
通算成績 | 31戦12勝 |
重賞勝利 |
20年兵庫ゴールドトロフィ(G3) 20年オーバルスプリント(G3) 19年黒船賞(G3) 18年さきたま杯(G2) 18年かきつばた記念(G3) |
連対時 平均馬体重 | 533kg (最高:542kg) (最低:516kg) |
前走時馬体重 | 544kg |
POINT | |
骨量・筋肉量が豊富で、胴も詰まり気味。典型的なダートの短距離馬といった印象だ。特に胸前の筋肉が盛り上がるように発達しており、前駆のパワーは相当なモノを秘めていそう。地方交流重賞で好成績を残しているように、高速決着よりもやや時計の掛かる条件の方が向いているイメージ。馬場状態で言えば、力比べになりやすい良馬場の方が合っている。7歳馬でも筋肉の張りは健在で、皮膚の薄さを感じさせると同時に、全身に血管が浮き上がっている。毛艶も良好で、1週前時点で仕上がりは万全。 |
タイムフライヤー
(牡6、栗東・松田国厩舎)
父 | ハーツクライ |
---|---|
母 | タイムトラベリング |
母父 | ブライアンズタイム |
通算成績 | 22戦5勝 |
重賞勝利 |
20年エルムステークス(G3) 17年ホープフルステークス(G1) |
連対時 平均馬体重 | 465kg (最高:490kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | |
母父ブライアンズタイムが発現した大きな腹袋を有しており、底力を要する上がりの掛かる展開も苦にしない。昨夏には1700mで連勝し、2歳時には芝2000mG1の勝ち星もあるが、胴・脚が短めで、体型的に距離短縮は好材料。本質的にはマイル付近が合っているタイプに映る。飛節は折りが深い「曲飛」で、タメを利かせてこそ決め手が活きてくる。直線の長い東京では、しっかりと脚をタメられるかが最後の伸びに影響するだろう。6歳を迎えて骨格的にも完成。筋肉の張りは全体に良化の余地を残しつつも、太め感は皆無。当日の気配も注意しておきたい1頭。 |
テイエムサウスダン
(牡4、栗東・飯田雄厩舎)
父 | サウスヴィグラス |
---|---|
母 | ムービングアウト |
母父 | Langfuhr |
通算成績 | 11戦5勝 |
重賞勝利 |
19年兵庫ジュニアGP(G2) |
連対時 平均馬体重 | 524kg (最高:544kg) (最低:514kg) |
前走時馬体重 | 544kg |
POINT | |
背中と腹側のラインが平行に近い分、胴はやや長めに映る。骨格に対して四肢は短めで、重心が低い。腰高に映るのはトモ脚が長いことも関係しており、バランスの重心は前傾寄り。よってスタートからスピードの乗りが良く、安定した先行力がある。父サウスヴィグラスとシルエットが似た、短距離向きの持続力タイプと言える馬体構造をしている。腹袋が立派でどっしりとしたフォルム。上がりが掛かる展開を押し切るだけの底力は秘めていそう。パワータイプであるものの、4歳馬とあって筋肉量はこれから更に増えてきそうな印象。まだまだ成長余地を残しており、今後が楽しみ。 |
デザートストーム
(牡7、栗東・西浦厩舎)
父 | ストーミングホーム |
---|---|
母 | レディオブパーシャ |
母父 | Shamardal |
通算成績 | 29戦6勝 |
連対時 平均馬体重 | 448kg (最高:462kg) (最低:438kg) |
前走時馬体重 | 462kg |
POINT | |
胴詰まりで正方形に近いシルエット。背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、典型的な溜めて末脚が切れるタイプ。本馬は飛節もピッチの利きそうな「曲飛」であるため、一瞬の決め手が非常に鋭い。末脚勝負になりやすい東京コースは悪くない舞台だが、仕掛けどころが重要になりそう。胴が詰まっている分スプリント色が強いため、1400mの距離は上限と言っていいだろう。トモの半腱半膜様筋には大きなスジが浮き、下腿部には血管もハッキリと浮いて見える。7歳馬でも皮膚を薄く見せているように筋肉の張りは抜群で、今がまさに充実期といった印象だ。 |
ヤマニンアンプリメ
(牝7、栗東・長谷川厩舎)
父 | シニスターミニスター |
---|---|
母 | ヤマニンエリプス |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 33戦9勝 |
重賞勝利 |
19年JBCレディスクラシ(G1) 19年クラスターカップ(G3) 19年北海道スプリントC(G3) |
連対時 平均馬体重 | 481kg (最高:500kg) (最低:454kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
胴自体が短く、前後にギュッと詰まった造りをしている。前脚も短くピッチが速そうで、体型的にはやはりタメてこそ末脚が活きてくるタイプ。短距離向きのシルエットと言えるが、胸部分は十分な深さがあり、心肺機能はかなり高そう。地方ではマクり気味に進出して好走したこともある。持ち前の瞬発力だけでなく、一定以上の持続力も秘めていそうで、東京の長い直線も対応できるだろう。冬場の牝馬だけあり毛艶は見栄えしないものの、アップで見るとしっかり筋肉の輪郭は浮き上がっている。肋骨も薄っすら浮いて理想的なボディコンディション。状態面に関して不安は感じられない。 |
レッドルゼル
(牡5、栗東・安田隆厩舎)
父 | ロードカナロア |
---|---|
母 | フレンチノワール |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 14戦6勝 |
連対時 平均馬体重 | 480kg (最高:492kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 492kg |
POINT | |
クビさしが太く、全体に筋肉量も豊富。父ロードカナロアを彷彿とさせるような、力強さを感じさせるパワフルな馬体だ。飛節の折りが深い「曲飛」の造りをしており、500キロ近い馬格でも瞬発力は十分。背中も短く、ピッチの利く走りができそう。以前は先行して結果を出していたが、4歳時のプロキオンS時にも解説したように、溜めればしっかり末を伸ばせる体型。道中タメを利かせ、勝負どころまで我慢できるかが勝負の分かれ目と言えそうだ。前回の立ち写真よりも筋肉量が増えており、特にトモは明らかにボリューム感が増した。本格化の兆しを見せており、毛艶も抜群。いい状態でレースを迎えられそう。 |
根岸S
シルクロードS
※競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。