【中京記念】今年は小倉芝1800m!小回り向きのイチオシ馬は要チェック!
2021/7/16(金)
※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!
- 7/17(土)夕方発行
東京スポーツ(中京記念の予想を掲載) - 7/18(日)14:45頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(福島10R~12R)
カテドラル
牡5
[栗]池添学厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | アビラ 母父:Rock of Gibraltar |
通算成績 | 17戦3勝[3-3-1-10] |
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前走時馬体重 | 488kg |
トモの横幅が広く、肉付きがいい。古馬になってから本格化する馬が多いハーツクライ産駒とあって、年齢を重ねて後躯の中身が詰まってきた印象。前繋ぎはゆったりとした造りで、クッションが利きそう。マイルでもスピード勝負に対応できており、小倉の高速馬場でも力を出せそう。折り合い・気性面に課題のある馬ではあるものの、体型的に1800mはこなせる。前回の立ち写真は冬場の撮影だったこともあり、毛艶は今回のほうが光沢があって見栄えする。筋肉の輪郭もハッキリと浮き上がっており、皮膚を薄く見せているように張り感も十分で、好仕上がり。
クラヴェル
牝4
[栗]安田翔厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | ディアデラマドレ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 10戦3勝[3-2-1-4] |
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前走時馬体重 | 450kg |
胸も縦幅があって深さがあり、高い心肺機能が窺える。胴周りには程よい伸びが感じられ、父エピファネイア同様に持続力を活かした競馬が合っていそう。450キロ台の馬体重ながら筋肉量は豊富で、数字以上に迫力がある。骨格はコンパクトにまとまっているので、小回りコースでも器用な競馬ができそう。後肢の下腿部には血管が浮き上がっており、筋肉の張りは非常に良く見える。毛艶も黒光りしていて、体調の良さも窺える。肋骨が薄っすらと感じ取れる理想的なボディコンディションで、1週前の時点でキッチリと仕上がった印象。
ダノンチェイサー
牡5
[栗]池江寿厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | サミター 母父:Rock of Gibraltar |
通算成績 | 11戦3勝[3-1-2-5] |
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前走時馬体重 | 488kg |
背中が短く、やや前後に詰まって見える体型。伸縮性に優れた馬に多い形で、瞬発力を活かした競馬が合う。母父ロックオブジブラルタルの影響で後躯の発達が目立ち、1400m戦でも先行できる速力を秘めている。飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、トモはバネ感のある造り。後肢の回転力に優れており、一瞬の加速力に秀でている。本質的には1600mがベストで、1800mでは溜める競馬が理想的。蹄は父同様に薄いので、スピードの出る馬場状態は合っているはずだ。4ヶ月ぶりの実戦でも太め感はなく、馬体の張りも上々。力を出せる状態に整っている。
ディアンドル
牝5
[栗]奥村豊厩舎
父 | ルーラーシップ |
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母 | グリューネワルト 母父:スペシャルウィーク |
通算成績 | 17戦6勝[6-2-1-8] |
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前走時馬体重 | 496kg |
3歳時はスプリント戦で活躍し、今季には1800m戦でも勝利。幅広い距離で結果を残しているものの、胴がやや詰まり気味のシルエットで、前脚が短く重心は前傾している。スピードタイプの馬体構造なので、本質的には短い距離のほうが合っていそう。一方で、今開催の小倉芝は非常に時計が速い。スピードが活きてくる条件でマイペースを刻めれば、粘りこみがあってもいい。先行馬ではあるものの、胴周りにはまとまりがあって追ってからの脚もしっかりしている。G1出走時の前回がかなり良い仕上がりだったのでそれ以上とはいかないが、2ヶ月ぶりでも力を出せる状態に仕上がっている。
ロータスランド
牝4
[栗]辻野厩舎
父 | Point of Entry |
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母 | Little Miss Muffet 母父:Scat Daddy |
通算成績 | 8戦4勝[4-3-0-1] |
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前走時馬体重 | 468kg |
非常に筋肉量が豊富で迫力のある好馬体。2歳時から前駆の発達が目立っていたが、ココにきてトモの成長が感じられる。横幅の広い後躯の中身が詰まってきた印象で、よりスピードとパワーに秀でた馬体になってきた。背中が短く、肉付きがいいため胴周りは詰まって見える。本質的には1600mがベストで、瞬発力に秀でているためワンターンのほうが力を発揮できるだろう。蹄には十分な厚みがあって、多少の馬場悪化は問題なし。元々の体型で腹周りはどっしりした造りに見えるものの、アップで見ると薄っすら肋骨が浮き上がり、ムダ肉無く引き締まっている。毛艶、馬体の張りも抜群。デキの良さは出走メンバーの中でも目立つ。
ボッケリーニ
牡5
[栗]池江寿厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | ポップコーンジャズ 母父:ダンスインザダーク |
通算成績 | 14戦5勝[5-4-1-4] |
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前走時馬体重 | 472kg |
筋肉量が豊富でパワフルな馬体だった全兄ラブリーデイと比較して、本馬は全体にシャープな体型。兄よりも素軽さに秀でている分、追ってからの瞬発力はこちらが上。骨格のバランスが整っているため、どんな舞台でも安定して力を発揮できるタイプ。軽さが目立っているので、坂のあるパワーを要する舞台よりも、平坦コースのほうがいい。デビュー時から20キロほど体重は増えているものの、体つきを見るとまだ成長・良化の余地を感じる。腹周りはスッキリと引き締まっていて、力を出せるコンディションに整っている。現状ベストの仕上がりといえそうだ。
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牝馬らしい素軽さと、力強さを兼ね備えたバランスのいい馬体。軽さがあるため直線平坦の小倉コースは合うイメージ。体型的にマイル~2000mくらいの距離で安定して力を発揮できそう。腹側のラインに対して背中はやや短く、瞬間的な速い脚を繰り出せそうな造り。飛節は「くの字」に折れた「曲飛」の構造をしており、小回りコースも苦にしないはずだ。蹄は薄く、本質的には良馬場向き。ボリューム感のある雰囲気だった前回の立ち姿と比較すると、全体にシャープに映る。迫力はそのままに皮膚を薄く見せており、休み明けを叩いた効果が感じられる。