【新潟2歳S】夏の2歳マイル重賞!馬体予想のイチオシは!?キーンランドカップも診断
2021/8/27(金)
※各馬の評価、イチオシ馬は金曜日に公開します!
新潟2歳S
キーンランドC
- 8/28(土)夕方発行
東京スポーツ(新潟2歳Sの予想を掲載) - 8/28(土)13:15頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(新潟7R~9R) - 8/29(日)14:45頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(新潟10R~12R)
ウインピクシス
牝2
[美]上原厩舎
父 | ゴールドシップ |
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母 | コスモアクセス 母父:ロージズインメイ |
通算成績 | 1戦1勝[1-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 424kg |
サンデー系に多く見られる、飛節がカーブした「曲飛」の造り。後肢に程よいバネ感があり、トモの肉付きも十分。馬体重は420キロ台とコンパクトにまとまっているが、肩関節の可動域も広く、体を大きく見せるタイプ。背中と腹周りのラインは父ゴールドシップと似通う部分があり、牝馬特有の柔軟性も感じさせる。腹袋の造りは比較的しっかりとしているので、底力を要する馬場・展開は得意そう。キ甲が伸び切っていないように、まだ幼さを残すシルエット。それでも毛艶や馬体の張り感は悪くない。力は出せる状態に仕上がっている。
オタルエバー
牡2
[栗]中竹厩舎
父 | リオンディーズ |
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母 | ルージュクール 母父:Redoute’s Choice |
通算成績 | 1戦1勝[1-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 468kg |
飛節の折りが深い、典型的な「曲飛」の造りで、後肢の回転力に優れた形。新馬戦でもスタートから好ダッシュを決めたように、スッと先行できる瞬発力を秘めている。一方で、背中は短め、腹側のラインは後躯に向かって引き締まっている。前走も逃げてメンバー2位、33秒5の上がりをマークしており、単調な先行馬ではなく終いの脚もしっかりと切れる。新潟2歳Sは瞬発力勝負になりやすく、鋭い決め手を秘めている点は高評価できる。まだ成長余地を残しつつも、馬体にボリュームがあって張り感も十分。立ち姿のスケール感は上位の存在だ。
クレイドル
牝2
[美]黒岩厩舎
父 | クロフネ |
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母 | オーマイベイビー 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 1戦1勝[1-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 456kg |
全体にシャープな体つきで、骨格のバランスがいい。前脚をスラっと見せ、飛節が真っ直ぐに伸びた「直飛」で後肢も長く見える。マイル戦で新馬勝ちを収めたが、体型的に距離は延びても問題なく対応できそう。胴周りにも程よい伸びが感じられ、半兄ステラヴェローチェとはタイプが異なる。瞬発力タイプの兄と比較すると、こちらはやや持続型に振れたタイプと見ていいだろう。これからもっと筋肉が付いてきそうだが、体は引き締まっており、比較的完成度は高め。後肢の下腿部には血管が網目状に浮き上がっており、デキの良さが伝わってくる。
スタニングローズ
牝2
[栗]高野厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | ローザブランカ 母父:クロフネ |
通算成績 | 2戦1勝[1-1-0-0] |
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前走時馬体重 | 478kg |
キングカメハメハ産駒らしく、筋肉量が豊富で肉付きが良い。前後にまとまりのある、正方形のシルエットで肩のラインも比較的立ち気味。短距離志向の強いマイラーと見ていいだろう。今後の成長次第では、スプリント路線で活躍する可能性も。牝馬ながら480キロ前後の立派な馬格を有しており、良馬場でのスピード勝負になれば楽しみな1頭。体つきからは決め手勝負になっても対応できそうな、柔軟性を感じる。毛艶が非常に良く、現時点でもキ甲に伸びがあって、バランスも整っている。完成度は高め。
セリフォス
牡2
[栗]中内田厩舎
父 | ダイワメジャー |
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母 | シーフロント 母父:Le Havre |
通算成績 | 1戦1勝[1-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 480kg |
骨格のバランスが整っている好馬体の持ち主。胸前やトモには父ダイワメジャー譲りの筋肉が付いている。その一方で腹周りをシャープに見せており、立ち姿はかなり素軽い。背中側が短く、腹側のラインが長く後躯に向かって引き締まっている。瞬発力を秘めている体型で、追ってから速い脚を使える点は、アドマイヤマーズなど父の活躍馬に見られる特徴。この馬も高い素質を秘めているのではないだろうか。まだ背は伸びそうだが、全体にムダ肉が少なく、筋肉の輪郭も浮き上がっている。1週前の時点でキッチリと仕上げられている印象だ。
キミワクイーン
牝2
[美]奥村武厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | チェリーペトルズ 母父:ダイワメジャー |
通算成績 | 1戦1勝[1-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 424kg |
飛節の折りが深い「曲飛」の構造をしており、後肢の回転が速いタイプ。胴も前後にまとまりがあって、やや詰まり気味。ピッチの利く走りで、瞬発力勝負は向いている。デビュー戦が424キロでの出走とコンパクトにまとまっているが、父ロードカナロア譲りの筋肉量を秘めており、トモにはボリューム感がある。体型的にはマイルまでの印象で、短距離志向が強め。新馬戦のパドックから馬体の張りが感じられ、現時点での完成度は高め。1ハロンの延長でもタメが利けば面白い1頭。
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比較的背中のラインが長めで、胴周りはゆったりとしている。飛節は折れすぎず、真っ直ぐすぎない理想的な角度で、鋭い脚も繰り出せそう。体型的に広いコースは合っているはず。どちらかといえば持続力を要する流れのほうが合っているのではないだろうか。ハービンジャー産駒は晩成傾向があり、本馬も全体に緩さを残している印象。それでも肩周りやトモといった付くべきところに筋肉が付いており、中身が詰まってくれば今後楽しみ。毛艶には光沢があり、体調自体はかなり良さそうだ。