【秋華賞】今年は阪神!例年とは異なる舞台に適した馬体は⁉先週もイチオシ馬が好走!
2021/10/15(金)
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※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!
- 10/16(土)夕方発行
東京スポーツ(秋華賞の予想を掲載) - 10/17(日)15:10頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京11R~12R)
アカイトリノムスメ
牝3
[美]国枝厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | アパパネ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 6戦3勝[3-1-0-2] |
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前走時馬体重 | 450kg |
背中に一定のまとまりがありつつ、胴周りは比較的ゆとりのある体型。四肢もスラっと見せており、跳びの大きい伸びやかなフットワークが特徴的。オークスでも2着に好走したように、長めの距離への対応力は高い。阪神芝2000mは向こう正面から下り坂が続き、スピードを維持する能力が問われる。体型的にも持続力を秘めている点は好材料。馬格は平均サイズも、2000mならある程度の高速決着にも対応できそう。休み明けの分、まだ引き締まってきそうな雰囲気こそあるものの、太め感はなく、馬体の張りは良好。当週追いでキッチリと仕上がるはず。
アンドヴァラナウト
牝3
[栗]池添学厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | グルヴェイグ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 6戦3勝[3-3-0-0] |
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前走時馬体重 | 436kg |
良血馬らしくバランスの整った好馬体。前走時436キロと決して大きな馬ではないものの、体重以上に大きく見せている。長躯短背で伸縮性に優れた胴周り、程よく伸びもあって、舞台を選ばずに安定した力を発揮できそう。レースセンスにも優れており、内回りコースも問題なくこなすだろう。骨格のサイズに対して後躯の発達が目立ち、父キングカメハメハの影響を感じる。蹄も薄く、本質は時計の出る良馬場向き。コンパクトな馬ながらスピード決着への適性は高そうだ。夏を使ってきた馬ながら馬体は萎むことなく、日光の関係もあるが毛艶は前走以上。張り感も申し分ない。
エイシンヒテン
牝3
[栗]渡辺厩舎
父 | エイシンヒカリ |
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母 | エイシンサンバレー 母父:エイシンワシントン |
通算成績 | 11戦2勝[2-4-0-5] |
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前走時馬体重 | 452kg |
骨格に対して胴周りはややゆったりとした造り。持続力に優れている印象で、長く脚を使う競馬が合っている。一方で飛節は折れ気味で、ピッチの利く走りが特徴的。後躯の発達も目立ち、スタートから軽快なスピードを発揮することができる。阪神芝2000mは持続力が要求され、また比較的先行馬が有利な舞台。マイペースで先行することができれば侮れない。背中から尻にかけて銭型模様が浮き上がり、代謝の良さが窺える。血管も浮き上がっているように筋肉の張りも良好。体調はかなり良さそう。
サルファーコスモス
牝3
[栗]中内田厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | ミクロコスモス 母父:ネオユニヴァース |
通算成績 | 4戦2勝[2-1-1-0] |
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前走時馬体重 | 466kg |
全体にムダ肉が少なく、筋肉が前面に主張した馬体。メリハリがあって肘付きも良く、筋肉の輪郭がハッキリと浮き上がっている。胴周りにはまとまりがあって、体型的にはやはりマイル前後の距離がベスト。2000mは幾分長く、キッチリ折り合ってどこまで弾けるか。蹄は薄い造りをしているので、スピードの出る馬場は合いそう。後躯の発達も目立つ。キャリア4戦とレース経験自体は浅いものの、キ甲には伸びが感じられ、骨格の完成度としては低くない。血管が浮き上がって見えるように馬体の張りも良好。力を出せる状態に整った。
ステラリア
牝3
[栗]斉藤崇厩舎
父 | キズナ |
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母 | ポリネイター 母父:Motivator |
通算成績 | 7戦2勝[2-1-2-2] |
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前走時馬体重 | 482kg |
骨格のバランスが整っている好馬体。肩のラインはやや傾斜しており、前肢の可動域も広い。胴周りにも伸びがあって、中距離以上が合いそうなイメージ。飛節の折りが深い「曲飛」で、バネ感のある造りが特徴的。瞬間的な加速を得意としており、持ち前の決め手を引き出せれば。前走時の馬体重が482キロ。牝馬の中では大きい部類で、筋肉量も豊富。高速決着になった場合にパフォーマンスを上げてきそう。今回は休み明けでのぶっつけ参戦も、太め感はなく引き締まっている。後肢の下腿部にも血管が浮いているように、馬体の張りも素晴らしい。
スルーセブンシーズ
牝3
[美]尾関厩舎
父 | ドリームジャーニー |
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母 | マイティースルー 母父:クロフネ |
通算成績 | 5戦2勝[2-1-1-1] |
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前走時馬体重 | 430kg |
馬体重が示す通りのシャープな馬体で、素軽さが勝っているシルエット。細身には映るものの、前駆・後躯共に十分な筋肉量は備えており、輪郭はハッキリとしている。注目すべきは胸の深さ。縦幅があって角度もやや斜めに付いている。心臓や肺といったエンジンにあたる部分はかなり発達しているのではないだろうか。体型的にも体力を消費しづらい構造で、スタミナ勝負になった場合に注目。蹄には厚みがあり、馬場は渋っても問題なし。むしろ消耗戦を望むタイプ。過去との比較はできないものの、ムダ肉の無い体つきで、馬体の張りも上々。力は問題なく発揮できそう。
タガノパッション
牝3
[栗]鮫島厩舎
父 | キングカメハメハ |
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母 | アドマイヤシルク 母父:シンボリクリスエス |
通算成績 | 5戦2勝[2-0-1-2] |
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前走時馬体重 | 470kg |
※抽選除外
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。柔軟性に富んだ瞬発力タイプの造りで、筋肉の質感も実にしなやか。かなり腰高に映るが、これは元々の体型。シルエットこそややアンバランスに映るものの、胸が深くて心肺機能も高い。気性的に難しいところはあるものの、潜在能力はかなり高いと見ている。筋肉量も水準以上に備えており、ある程度高速決着になっても対応できるはず。日光の当たり方もあるが、毛艶や馬体の張りはローズS以上に良く見せており、使って状態は上向いてきている印象だ。
ミスフィガロ
牝3
[栗]友道厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | ミスアンコール 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 7戦2勝[2-1-2-2] |
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前走時馬体重 | 416kg |
410キロ台の馬体重が示す通り、馬格自体はコンパクト。胴詰まりの体型で、背中は短くピッチの速い走法が特徴的。瞬発力を活かした競馬が合うイメージがある。骨格自体は小さいものの、トモには十分な筋肉が付いており、フレームに対しての肉付きがいい。後躯の造りには母父のキングカメハメハが発現しており、小柄な馬でもスピード勝負で割り引く必要はなさそう。前走との直接比較こそできないものの、皮膚を薄く見せているように、馬体の張りはかなりいい。毛艶も良好で、元気一杯といった様子。
ユーバーレーベン
牝3
[美]手塚厩舎
父 | ゴールドシップ |
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母 | マイネテレジア 母父:ロージズインメイ |
通算成績 | 7戦2勝[2-1-3-1] |
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前走時馬体重 | 462kg |
胸が深く、心肺機能の高さが窺える。今年のオークスはスタミナを有する中長距離への適性が高い馬が上位に入っており、本馬の特性が活きたと考えられる。母父ロージズインメイの影響で全体に肉付きが良く、ボリューム感のある立ち姿。本質的にはパワータイプの印象。本質的には少し時計が掛かった方がいいタイプと見ているので、秋開催で高速決着になる馬場状態への対応力が問われる。また阪神芝2000mは先行馬に有利な舞台で、レース運びも課題の一つといえそう。今回は休み明けの分、オークス時と比べて少し余裕がある雰囲気。当日の気配も注意したい。
ファインルージュ
牝3
[美]岩戸厩舎
父 | キズナ |
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母 | パシオンルージュ 母父:ボストンハーバー |
通算成績 | 6戦3勝[3-1-1-1] |
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前走時馬体重 | 496kg |
飛節は「くの字」に折れた「曲飛」で、ピッチの利く走りが特徴的。本質的には瞬発力勝負を得意とするタイプだが、筋肉量が豊富で、春よりも胴周りには伸びも感じられる。高速決着、スピードの持続力勝負になっても注目の存在。阪神芝2000mは良馬場の場合、馬格の大きい馬が活躍している。前走時496キロと出走馬の中でも大きな馬体はこの舞台向きか。ベストの距離は1600mと見ているものの、紫苑Sでは2000mの距離にも対応。同世代同士ならこの距離でも。全身に銭型模様が浮き上がり、代謝の良さが伝わってくる好仕上がり。
クールキャット
牝3
[美]奥村武厩舎
父 | スクリーンヒーロー |
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母 | メジロトンキニーズ 母父:ダンスインザダーク |
通算成績 | 7戦2勝[2-0-0-5] |
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前走時馬体重 | 524kg |
※最新の写真は21年ローズS
500キロ超の大型馬ではありながら立ち姿は非常に素軽い。四肢もスラっと見せていて、1400mで新馬勝ちを収めている馬ではあるが、本質的には中距離タイプ。短めの距離でも勝てるだけのスピードを秘めているという見方でいいだろう。胴周りには伸びがあって、やや長方形のシルエット。スピードの持続力を活かした競馬が合っていそう。阪神芝2000mはパワーとスピードを活かして先行できる大型馬が有利。ローズSは後方から持ち味を生かせなかったが、スムーズに先行できれば巻き返しに期待できる。前走では馬体重も14キロ増えており、叩いての良化にも注目。
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コンパクトにまとまっており、体つきもシャープで素軽い。背中が短めで、腹側のラインが長く映る伸縮性に優れた瞬発力タイプの馬体構造。鋭い決め手は世代でも上位の存在だ。とにかく軽さが目立つ馬で、スローからの切れ味勝負がベスト。馬格の大きさを考えても、水準~やや時計の掛かる馬場が合う印象。高速決着への対応力が問われそうだ。ローズS出走時から大きく変わった雰囲気こそ感じないが、使っての馬体減りも感じさせず、引き続き筋肉の張りもキープ。力を出せる状態に整っている。