【中山金杯】新年一発目のハンデ重賞は馬体で適性チェック!京都金杯も診断
2023/1/4(水)
※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて1/4(水)に公開します!
中山金杯
京都金杯
- 1/5(木)12:30頃~
ラジオ日本「中央競馬実況中継」午後の部通し
(中山7R~12R)
エヒト 牡5
父 | ルーラーシップ |
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母 | ヒーラ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 23戦5勝[5-2-3-13] |
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前走時馬体重 | 462kg |
少し腰高に映るフォルムはルーラーシップ産駒特有のモノ。骨格自体は完成されている。容量の大きいトモは父系譲りで、坂のあるコースでもパワフルに駆け上がることができそうだ。飛節は折りの深い「曲飛」タイプで、小回りコースでの実績が光る。中山コースでも十分にやれるはず。腹袋は大きめで、上がりの掛かるタフな競馬もOK。蹄はやや薄く、繋ぎは長い。冬毛が出ているので毛艶は見栄えしないが、トモの張り感は十分。夏よりもコロンとして映るものの、体つきにはメリハリがあり、太い印象はない。
ラーグルフ 牡3
父 | モーリス |
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母 | アバンドーネ 母父:ファルブラヴ |
通算成績 | 9戦4勝[4-0-1-4] |
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前走時馬体重 | 492kg |
豊富な筋肉量と、まとまりのある胴周り。ファルブラヴの血が入っている分、全体にパワフルな印象があり、本質的にはパワー型。背中は短めで、腹周りも後躯に向かって引き締まっている。近走は広いコースでの鋭い末脚が目立つように、跳びは綺麗な馬。小回りコースで器用に立ち回れる機動力も秘めていて、総合力に優れている。中山での好走実績もあり、冬場のタフな馬場も合う印象。今回は過去の写真と比較して、肋骨がハッキリと浮いている。後躯のボリューム、張り感も前回のほうが良く見えたので、当日の気配も注意したい。
レッドランメルト 牡3
父 | ディープインパクト |
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母 | クイーンズアドヴァイス 母父:Orpen |
通算成績 | 10戦4勝[4-3-1-2] |
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前走時馬体重 | 510kg |
前走時で510キロと、小柄な父とはあまり似ていない。全体に肉付きが良いフォルムで、距離は2000m辺りが合っている印象。馬格のサイズがあってパワーを秘めている点は、冬の中山において有利に働きそう。飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」タイプで、ストライドを伸ばして走るタイプ。前向きな気性と素軽い先行力を秘めているため、長く脚を使って好位から抜け出す競馬が勝ちパターン。明け4歳馬で全体に成長余地を残しており、馬体はこれからよりメリハリが出てくるはず。現状太め感なく仕上がっており、動ける態勢にはありそう。
ウインキートス 牝5
父 | ゴールドシップ |
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母 | イクスキューズ 母父:ボストンハーバー |
通算成績 | 24戦5勝[5-6-5-8] |
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前走時馬体重 | 478kg |
牝馬らしいしなやかさを秘めつつ、水準以上の馬格があり、牡馬相手でもスケール感は見劣らない。胴周りはゆったりと見せていて、中長距離への適性が高い。久々の2000m戦となるが、冬場のタフな馬場ならむしろマッチしそう。飛節の折りは深い「曲飛」の構造で、機動力に優れたタイプ。小回りコースで器用に立ち回る競馬が得意のため、この舞台は合いそう。季節的に腹周りには多少、冬毛が生えているものの、後躯の張り具合は前走以上。トモの半腱半膜様筋は今回のほうがより明瞭に浮き上がっている。
ラーゴム 牡4
父 | オルフェーヴル |
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母 | シュガーショック 母父:Candy Ride |
通算成績 | 17戦4勝[4-4-1-8] |
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前走時馬体重 | 522kg |
500キロを優に超える大型馬。芝重賞勝ち馬ではあるものの、蹄には厚みがある。体つきもパワフルで、近走はダートで安定した走りを見せている。馬格は大きいが機動力があるので、小回りコースも問題なし。約1年ぶりの芝レースとなるが、冬場の時計が掛かる馬場状態なら。道悪も得意な部類なので、馬場が渋ればよりチャンス。中1週で名古屋グランプリを使った後のレースとなるが、毛艶はピカピカで見た目に疲れは感じない。腹周りを見ても馬体減りはなく、好調をキープ。
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※出走回避
牡馬としてはコンパクトな馬体。ただし骨格のバランスが整っているので、立ち姿はさほど小さく見せていない。骨格に対しての筋肉量も十分で、大腿筋膜周辺には膨らみが感じられる。後躯が発達したからこそ、安定した先行力が出てきたのかも。体重は大きな変化がないものの、体つきは明らかにメリハリが出て、成長が窺える。本質は軽さが武器の馬で、冬のタフな馬場をこなせるかは課題。非常に毛艶良く見せていて、後肢の下腿部には血管が浮いている。レースまで少し時間はあるものの、キッチリ仕上がった印象。