四肢は長めで骨格のバランスが整っている。体型的に距離は2000～2400mがベストで、3000mはやや長い印象も、父は胴長体型のジャングルポケット。窮屈な体つきではないので、リズム良く運ぶことができれば。繋ぎは立ち気味で、荒れた馬場・雨馬場は苦にしないタイプ。明け8歳でも馬体に衰えは感じさせず、トモの張りやボリューム感は前回の立ち写真と比較しても、良く見えるくらい。毛艶も黒光りしており、体調面に関して不安は感じられない。

半兄アイアンバローズよりも、胴にまとまりがある体型。父ディープインパクト譲りの「長躯短背」で、優れた伸縮性が武器。コンパクトな馬でも後肢は長く、飛節は綺麗に伸びるので、フットワークは大きい。体型的には2000～2400mがベストの印象も、昨年の菊花賞ではタフな流れの中で3着と健闘。スムーズに流れに乗ることができる競馬センスの高さもあり、十分に対応は可能。休み明けでも体つきに緩みはなく、後肢の張りは菊花賞時と遜色ない状態。力は発揮できるはず。

腹袋が大きく、重厚感のある体型。やや切れ味に欠ける一方、長く脚を使える点が本馬の武器。後肢の飛節も真っ直ぐに伸びた「直飛」で、持続力と高い中長距離への適性を示す。上がりの掛かる展開、底力を要する競馬が合うタイプで、阪神内回りの長距離戦はベストの条件。腹周りの毛艶は良化の余地を残すものの、比較的冬毛が伸びやすい馬で、昨年の当レースも同様の気配でしっかりと結果を出した。年齢的に大きな上積みはどうかも太め感はなく、休み明けとしては及第点以上の仕上がり。

※出走回避
比較的腹袋が大きくコロンと見せる体型。ワークフォース産駒はサドラーズウェルズの血を有している影響で、重厚感のある形に出やすい。骨格はコンパクトにまとまっていて、胸が深く心肺機能の高さが窺える。長距離で長く脚を使うことができるため、瞬間的な切れ味よりも、持続力を活かした競馬が合う。内回りコースでジワッと進出する競馬ができればチャンス。4ヶ月ぶりの実戦となるが、腹周りはスッキリと引き締まり、トモの張りもいい。昨春と比較しても状態は上がっている印象で、年齢的な衰えもない。

大型馬ながら余分な肉が付いておらず、立ち姿は素軽い。四肢を長く見せていて一完歩が大きく、中長距離への高い適性を感じさせる。3000mは初となるが、リズム良く運ぶことができれば対応はできそう。持続型で上がりが掛かるレースは合っているイメージ。有馬記念は大敗したが馬体面に傷みは無さそうで、非常に肌ツヤがいい。もともとシャープに映る馬ではあるものの、休み明けからスッキリと引き締まっている。転厩初戦でも馬体のコンディションは良好。

背中は短めに映るものの、窮屈な印象はなく、前脚をスラっと見せる。後肢の飛節は緩やかにカーブして、バネ感十分。追ってからの反応は速いほうではないものの、エンジンさえ掛かれば長くいい脚を繰り出せる。中長距離で安定して力を発揮できそう。当舞台への適性は問題なし。一戦ごとに骨格のバランスが良化、馬体面の成長が顕著。比較的シャープな体つきで仕上がりやすいタイプだが、今回も薄っすらと肋骨が浮き上がっている。前哨戦の1週前としては理想的な状態で、好勝負可能。