【高松宮記念】昨年はイチオシ馬が2着!春のスプリント王にふさわしい馬体は!?
2023/3/24(金)
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※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!
- 3/25(土)夕方発行
東京スポーツ(高松宮記念の予想を掲載) - 3/26(日)14:30頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(中山10~12R)
ヴェントヴォーチェ
牡6
[栗]牧浦厩舎
父 | タートルボウル |
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母 | ランウェイスナップ 母父:Distant View |
通算成績 | 14戦7勝[7-1-1-5] |
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前走時馬体重 | 514kg |
前脚が短く、前重心のフォルム。筋肉量が非常に多く、また骨格のバランスに対して、やや背中も長い。後肢の下腿部には膨らみが感じられ、力強いキックで大きな推進力を生み出せそう。持続型のスプリンターで、高速決着、時計の掛かる洋芝どちらにも対応できるパワーを秘めているが、本質的にはスピードが活きる条件でこそ、良さが出そう。蹄は薄く、良馬場でこそのタイプ。中2週でも体つきはふっくらと見せていて、毛艶・筋肉の張りも上々。いつも良く見せる馬ではあるものの、見た目にデキ落ちは感じられない。
グレナディアガーズ
牡5
[栗]中内田厩舎
父 | Frankel |
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母 | ウェイヴェルアベニュー 母父:Harlington |
通算成績 | 13戦3勝[3-3-2-5] |
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前走時馬体重 | 474kg |
背中の短い、胴が詰まった体型。後躯の横幅が広く、大腿筋膜は膨らむように発達。骨格に対しての筋肉量が豊富で、筋肉の質感も硬め。短距離志向の強いタイプで、マイルG1馬ではあるが距離は1200~1400mがベスト。道悪は悪くないが、素軽さを秘めているため良馬場のほうがいい。注目したいのが筋肉の張り具合。特に後肢の下腿部は、前走と比較して血管がハッキリと浮き上がっており、トモのボリューム感も増している。完成度の高い馬なので、能力的な変化はどうかも、状態面に関しては上積みがありそう。
ダディーズビビッド
牡5
[栗]千田厩舎
父 | キズナ |
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母 | ケイティーズギフト 母父:フレンチデピュティ |
通算成績 | 20戦4勝[4-5-2-9] |
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前走時馬体重 | 514kg |
腹袋が大きい、重厚感のある馬体。胴が詰まり気味で、飛節の折りも深い「曲飛」の構造。トモの横幅は広く、大腿筋膜周辺は膨らむように発達している。1200mでの勝ち星こそないが、距離短縮は問題なし。潜在的にパワーを必要とする中京コースは合っている。前走の阪急杯では-12キロと体が絞れ、スッキリと仕上がっていた。今回もほぼ変わらないボディコンディションを維持、状態面はキープできている印象。毛艶は使ってさらに良化が感じられる。
トウシンマカオ
牡4
[美]高柳瑞厩舎
父 | ビッグアーサー |
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母 | ユキノマーメイド 母父:スペシャルウィーク |
通算成績 | 10戦4勝[4-1-0-5] |
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前走時馬体重 | 466kg |
父ビッグアーサー譲りの豊富な筋肉量が特徴的。骨格自体はコンパクトも、背中と腹側のラインが平行に近い分、やや伸びがあるように映るフォルム。持続力を秘めた末脚が武器で、飛節も地面と垂直に伸びた「直飛」の構造。ストライドは大きく、長く脚を繰り出せる直線の長いコースは好材料。前走は+12キロと体を増やしていたが、良化の余地と同時に成長分も感じられた。馬体の張りツヤは上向いており、一叩きしての上積みがありそう。体つきにもメリハリが出てきた。
トゥラヴェスーラ
牡8
[栗]高橋康厩舎
父 | ドリームジャーニー |
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母 | ジャジャマーチャン 母父:アドマイヤコジーン |
通算成績 | 26戦4勝[4-5-0-17] |
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前走時馬体重 | 496kg |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、瞬発力を活かした末脚勝負が得意。蹄は小さく、厚みも十分。繋ぎも水準からやや立ち気味で、地面とのグリップ力が高く、渋った馬場も苦にしないタイプ。休み明けの分、若干ボリューム感があるように見えるものの、銭型模様が浮いているように毛艶は抜群。8歳馬でも馬体に衰えは感じさせず、立ち姿の気配は昨年4着した時よりも良い。
ナムラクレア
牝4
[栗]長谷川厩舎
父 | ミッキーアイル |
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母 | サンクイーン2 母父:Storm Cat |
通算成績 | 11戦4勝[4-2-3-2] |
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前走時馬体重 | 472kg |
前肢が短めで、前重心のフォルム。クビも短く、ふり幅が小さいのでピッチが速い。決して大きい馬ではないが、トモのボリューム感は目を見張るモノがあり、スピード能力は相当。後肢はわずかにカーブしてバネ感があり、瞬発力も秘める。素軽いタイプで、速い時計の出る馬場でこそ真価を発揮する。シルクロードSは冬場の出走とあって、毛艶は冴えなかったが、今回は冬毛も抜けて肌ツヤ良好。伴って筋肉の輪郭もハッキリと浮いている。腹周りもスッキリ、勝ってデキは上向いていると見て良さそう。
ナランフレグ
牡7
[美]宗像厩舎
父 | ゴールドアリュール |
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母 | ケリーズビューティ 母父:ブライアンズタイム |
通算成績 | 33戦6勝[6-5-4-18] |
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前走時馬体重 | 498kg |
筋肉量が豊富で、質感は硬め。関節の可動域もさほど広くないタイプで、繋ぎも短め。道悪・荒れた馬場を得意としており、馬場が渋れば今年も注目の1頭。飛節は「くの字」に折れた「曲飛」の造り。昨年はインコースを割って出たように、狭いところを突いて伸びてこられる瞬発力を秘める。年齢的に大きな良化まではどうかも、ステップのオーシャンSを一叩きして毛艶・筋肉の張りは上々。腹周りもこの馬らしいボリューム感があって、力を出せる状態に仕上がった。
ピクシーナイト
牡5
[栗]音無厩舎
父 | モーリス |
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母 | ピクシーホロウ 母父:キングヘイロー |
通算成績 | 9戦3勝[3-2-1-3] |
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前走時馬体重 | 538kg |
500キロを優に超える馬格の持ち主で、見た目に迫力がある。大型馬でも骨格のバランスがいいので、重たく見せない点が本馬の長所。長躯短背で体の柔軟性に優れ、追ってからの決め手も鋭い。繋ぎは長めでストライドも大きく、スピードの絶対値が要求される良馬場でこそ真価を発揮するタイプだ。今回は一昨年の香港スプリント以来、約1年3か月ぶりの実戦。体つきを見る限りさほど太め感はないものの、勝利したスプリンターズS時と比較して、筋肉の張りに物足りなさは残る。立ち写真撮影後の変化含め、当日の気配も注意したい1頭。
ファストフォース
牡7
[栗]西村厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | ラッシュライフ 母父:サクラバクシンオー |
通算成績 | 24戦3勝[3-5-1-15] |
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前走時馬体重 | 526kg |
父ロードカナロアと同様に筋肉質な馬体で、骨格は父よりも大きく迫力十分。トモはキングマンボ系特有の横幅が広く、しっかりと筋肉が付いている。力強さが前面に出た体つき。高速決着に実績のある馬だが、繋ぎは短く、パワフルな走りで荒れたパワーを要する馬場もこなせる。7歳馬でも年齢的な衰えは感じさせず、トモの張り感・ボリュームは良好。昨夏から長い休みなくコンスタントに使ってきているが、毛艶も光沢があり、疲れは一切感じさせない。
メイケイエール
牝5
[栗]武英厩舎
父 | ミッキーアイル |
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母 | シロインジャー 母父:ハービンジャー |
通算成績 | 14戦7勝[7-0-0-7] |
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前走時馬体重 | 482kg |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。父ミッキーアイルと同様に素軽いフォルムで、馬体・走りの質はしなやか。この馬の良さが最も発揮されたのが昨秋のセントウルS。溜めが利き、メンバー最速32秒9の上がりで快勝。本来の切れを活かすことができた。マイラー質の強い馬だが、短距離路線を使われ筋肉量アップ。軽い馬場が合っているので当日の馬場傾向は注意。レース間隔が開いても仕上がりやすく、むしろ休み明け一発目のほうがボリューム感あって良く見せる馬。今回もトモはパンと張っていて、状態の良さが伝わってくる。
ウインマーベル
牡4
[美]深山厩舎
父 | アイルハヴアナザー |
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母 | コスモマーベラス 母父:フジキセキ |
通算成績 | 14戦4勝[4-3-3-4] |
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前走時馬体重 | 480kg |
父の影響で腹袋が大きく、重心も低いパワー型の馬体。繋ぎは立ち気味で、荒れた馬場や水分を含んだ馬場も苦にしない。馬群を割る形で好走しているように、ロスの少ない立ち回りができる自在性に長けたタイプ。昨秋の写真と比較すると、キ甲が伸びて骨格のバランスが良化。筋肉の輪郭もより明瞭に浮き上がっており、着実に成長している様子が窺える。休み明けで余裕残しだった前走時と比較して、体つきは明らかに引き締まった。毛艶も光沢があり、一叩きしての変わり身に期待。
ロータスランド
牝6
[栗]辻野厩舎
父 | Point of Entry |
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母 | Little Miss Muffet 母父:Scat Daddy |
通算成績 | 19戦6勝[6-4-1-8] |
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前走時馬体重 | 478kg |
※最新の写真は22年安田記念時
筋肉量が豊富で、ボリューム感のある好馬体。盛り上がるように発達した前駆もさることながら、後躯も横幅が広く、大腿筋膜や半腱半膜様筋など、主要な筋肉の発達が著しい。スピードとパワーに秀でたタイプで、マイル戦でも実績があり、消耗戦になっても踏ん張れる底力がある。蹄にはやや厚みがあり、繋ぎも平均的な長さで、角度は立っている。道悪実績も十分で、日曜の雨予報でも能力を削がれることは無い。
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やや腹周りをふっくらと見せる体つき。まだ骨格・筋肉両面で伸びしろを感じさせるものの、一戦ごとに馬体にはメリハリが出てきた。近走は先行→抜け出しの形で結果を残しているが、背中に伸縮性があって、筋肉の質感も柔軟。溜める形になっても力は発揮できるはず。後躯のボリューム感があり、1200mでの勝ち星はなくとも対応はできそう。前走と比較して毛艶・筋肉の張りは上向き、下腿部にも血管が網目状に浮いている。反動よりも上積みの方が大きそう。