父ルーラーシップと似たやや腰高なフォルム。筋肉量は豊富で、大腿筋膜周辺は膨らみがあり、力強さを感じさせる。飛節は折りの深い「曲飛」タイプで、バネが利くと同時に水準以上の回転力を秘めており、小回りコースでも上手に立ち回れる器用さを秘める。蹄は薄く、繋ぎは長めでクッションの利きそうな造り。開幕2週目の綺麗な馬場はこの馬にとってプラスに働きそう。サウジ遠征以来、5か月ぶりの実戦となるが、太め感はない。冬場との比較にはなるものの、前回の写真よりも毛艶は光沢があり、体調の良さが窺える。

長躯短背で、バランスの整ったフォルム。背中周りには伸縮性があり、後肢の飛節も緩やかにカーブして、バネ感十分。瞬発力に秀でたタイプで、一瞬の加速力はかなりのモノ。近走は中長距離で結果を残しているが、肩の角度はやや立ち気味で、本来は2000mのほうが合っている。体型・走法的に小回りでも力は発揮できるはず。1週前の時点で薄っすらと肋骨が浮き上がり、理想的なボディコンディションに仕上がった。筋肉の張りも申し分なく、まさに充実期を迎えている印象。

父シルバーステート譲りの筋肉質でボリューム感たっぷりの好馬体。蹄は薄く、スピードの出る綺麗な馬場が合っていそう。後肢の下腿部は丸みを帯びて膨らみがあり、強いキックで推進力を生み出すことができる。胴も詰まり気味で、コロンと映る体型。デビュー当初はマイル以下を走っていたこともあって、潜在的なスピード能力は高そうだ。3歳時よりも体つきにはメリハリが出て、着実に成長が感じられる。毛艶は黒光りしており、いつもと同様に見栄えする立ち姿を披露している。

全体に筋肉量が多く、ガッシリとした体型。パワフルではあるものの、体つきは引き締まっており、皮膚の薄さが写真越しに伝わってくるほど。身体能力の高さが窺える好馬体だ。胸の縦幅も深く、心臓や肺など心肺機能に関する部分も発達。スピードとパワーが武器で、長くいい脚を繰り出せる点が本馬の長所。跳びが大きいため、小回りコースへの対応は課題といえるが、コーナーでスムーズに加速できるようなら好勝負。成長の余地を残しつつも、後肢の下腿部に血管が浮いているように、張りツヤ良好。

半兄ピクシーナイトと同様に筋肉質な馬体。本馬のほうが前後に伸びがあり、距離適性は長めに出ている。長く脚を使う、持続力勝負に向いているタイプ。腹周りの造りにも重厚感があって、パワーや上がりを要する競馬が得意。胸の縦幅が深く、心肺機能も高い。後躯のボリューム感は素晴らしく、安定した先行力を秘める。馬体重はほぼ変わっていないが、昨秋の立ち姿と比較して、全体に筋肉の張りは増してきた。勝ち切れてはいないものの、馬体はしっかりと成長しており、夏場でも毛艶良好で、体調面に不安なし。