※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!

  • 10/14()夕方発行
    東京スポーツ(秋華賞の予想を掲載)
  • 10/14()13:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
    (東京7~9R)
  • 10/15()14:30頃~
    ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
    (東京10~12R)

コナコースト

牝3
[栗]清水久厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
コナブリュワーズ
母父:キングカメハメハ
通算成績 5戦1勝[1-3-0-1]
前走時馬体重 458kg
詳細
寸評

クビさしに太さがある、パワフルな好馬体。筋肉の質感には柔軟性があって、関節の可動域は広い。2000mの距離は対応可能と見ている。瞬発力と持続力を兼ね備えており、好位から速い脚を繰り出すことができる。春よりもキ甲が伸びて、骨格のバランスは良くなった。筋肉量が増えたことで、体つきにもメリハリが出てきている。馬体の張りに関しては良化の余地を残しているものの、1週前の時点で肋骨が薄っすらと浮いている。休み明けでも太め感はなく、仮に当日、体重増でも割り引く必要はなさそう。

シンリョクカ

牝3
[美]竹内厩舎

サトノダイヤモンド
レイカーラ
母父:キングカメハメハ
通算成績 4戦1勝[1-1-0-2]
前走時馬体重 442kg
詳細
寸評

※府中牝馬Sに出走
長躯短背で、伸縮性を感じさせるフォルム。前脚の繋ぎはやや長めで、クッションが利きそう。牝馬らしい素軽さがあるため、瞬発力を活かす形がベスト。2000mの距離は問題なし。直線の長いコースが合っているイメージなので、京都内回りで末脚を引き出せるかがカギ。春との比較はできないが、写真を見る限りはやや前駆が勝っていて、後躯の筋肉はもう一段階成長しそう。休み明けでも腹周りをスッキリと見せ、動ける態勢に整った。

ドゥアイズ

牝3
[栗]庄野厩舎

レース適性星
仕上がり星
ルーラーシップ
ローズマンブリッジ
母父:ディープインパクト
通算成績 7戦1勝[1-3-1-2]
前走時馬体重 456kg
詳細
寸評

胸前から肩周りの筋肉が発達しており、本質はややパワー型。蹄に厚みがあり、繋ぎは立っていて、雨は苦にしない印象。飛節はカーブした「曲飛」の構造で、本来は立ち回りが上手なタイプ。コーナー4つの京都芝2000mは十分にこなせるはず。春は余分な肉が削げてスッキリと見せていたが、ひと夏越して全体にボリューム感が出た。休み明けということもあって、体重は増えている可能性が高い。毛艶は春のほうが良く見えるが、後肢の下腿部には血管が浮いており、筋肉の張りは上々。

ハーパー

牝3
[栗]友道厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
セレスタ
母父:Jump Start
通算成績 5戦2勝[2-2-0-1]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

ムダ肉の少ない体型。マイル重賞の勝ち馬ではあるが、本来は中距離を最も得意としている印象。後肢はやや長く、父ハーツクライ譲りで胴周りには伸びがあって、ストライドが大きい。広いコースへの相性が良く、今回は内回りとなる京都芝2000mでの立ち回りがポイント。トモが少し薄く見えるので、平坦コースはプラスに働く可能性も。オークス以来の休み明けでも、仕上がりやすいタイプゆえ太め感はない。春からの劇的な成長・変化こそ感じられないが、血管の浮き具合は良化。ひと夏を越して順当に馬は良くなっている。

ヒップホップソウル

牝3
[美]木村厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
ダンスファンタジア
母父:ファルブラヴ
通算成績 6戦1勝[1-3-0-2]
前走時馬体重 490kg
詳細
寸評

胴周りをゆったりと見せる、バランスのいい体型。股関節の可動域が広く、歩行時の踏み込みは深い。飛節はカーブしているが、蹴り込んだ際にしっかりと伸びる造り。2000mはベストの距離で、曲飛寄りの構造をしている分、機動力もある。京都芝2000mへのコース適性は問題なし。馬格があるため、高速決着も難なくこなす。紫苑Sの前は銭型模様が浮いていて代謝の良さが窺えた。今回も背中周りに模様が見えるように、引き続き状態面は良好。前走は負荷の大きい内容だったが、ダメージは全く感じられない。

ピピオラ

牝3
[栗]武幸厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
スルージエアー
母父:ダンスインザダーク
通算成績 6戦3勝[3-0-0-3]
前走時馬体重 484kg
詳細
寸評

全体にガッシリとした、父モーリス似のパワフルな馬体。充実した後躯に加えて、クビが太く前駆の発達も目立つ。牝馬の中ではパワー系といっていい体型か。若干、前脚が短く映り、重心は前傾寄り。飛節の折りも深い「曲飛」の構造をしている。前走は2000mにも対応したが、本質は1600mくらいの距離が合っていそう。キ甲には伸びがあって、キャリアは浅いが骨格のバランスは悪くない。筋肉は少し緩い面が残っているものの、太め感はなく、前腕や後肢の下腿部には血管が浮いている。現状のベストといえる状態には仕上がっている印象。

マスクトディーヴァ

牝3
[栗]辻野厩舎

レース適性星
仕上がり星
ルーラーシップ
マスクオフ
母父:ディープインパクト
通算成績 4戦3勝[3-0-0-1]
前走時馬体重 444kg
詳細
寸評

コンパクトで素軽い馬体。背中が短く、腹側のラインが長いフォルムで、腹周りは後躯に向かって引き締まっている。牝馬らしく、筋肉の質感は柔軟。飛節の角度は緩くカーブして、バネが利く。前後の連動性に優れ、ピッチの利いた走りで加速力に優れている一方、全体のバランスに対して脚の長さは十分。ストライド長も持ち合わせている。決め手勝負に強く、末脚をフルに引き出せる外回りコース向き。内回りの京都芝2000mでどう立ち回るか。レコード駆けの後でも馬体の張りツヤは良好。細化も感じられず、力を出せる態勢に整った。

モリアーナ

牝3
[美]武藤厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
ガルデルスリール
母父:ダイワメジャー
通算成績 7戦3勝[3-0-1-3]
前走時馬体重 474kg
詳細
寸評

筋肉質な馬体で、背中は短め。腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、父エピファネイアよりも母父ダイワメジャーが強く発現している。ピッチの速い走りが特徴的で、一瞬の加速力に秀でる。紫苑Sではタメを利かせて2000mを克服したが、本質は1600m向き。内回りコースで前走の再現となるか注目。余分な肉が削げ、完成度は高まってきた印象。日当たりの関係もあるが、毛艶は前走時のほうが良く見えた。筋肉の張りはキープ出来ており、大幅な上積みはどうかも力は出せる。

ラヴェル

牝3
[栗]矢作厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
サンブルエミューズ
母父:ダイワメジャー
通算成績 6戦2勝[2-0-0-4]
前走時馬体重 460kg
詳細
寸評

四肢は長めで、胴周りにも程よい伸びがあり、バランスがいい。筋肉の質感は柔らかく、関節の可動域も広い馬。一瞬の加速力よりも、長くいい脚を繰り出せる持続力が本馬の武器。京都芝2000mの流れは合っているイメージ。ローズSは太い印象こそ無かったが、次を見据えたゆとりある仕上げで当日は+16キロ。戻った分を含めても、使って引き締まる余地があった。前哨戦を使った今回は体つきによりメリハリが出て、毛艶もさらに良くなってきた。一度使っての上積みは大きい。

リバティアイランド

牝3
[栗]中内田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドゥラメンテ
ヤンキーローズ
母父:All American
通算成績 5戦4勝[4-1-0-0]
前走時馬体重 466kg
詳細
寸評

何といっても筋肉量が非常に多い。特に後躯の充実ぶりは素晴らしく、下腿部はスプリンターのような膨らみが感じられる。オークスを大楽勝している馬に野暮な話ではあるが、純粋に馬体だけ見れば1600~2000mでスピードとパワーを活かした競馬が一番合っているイメージ。よって距離短縮はプラスに働くと見ている。腹周りには若干の余裕があり、1週前の時点で100%の仕上げといった印象ではない。あくまで秋にもう一戦使うことを想定した造りに見える。春との比較では、先にも触れたように下腿部の違いが明らかで、血管の浮き具合が全く異なる。ひと夏越して更にパンプアップした。

イチオシ馬

ドゥーラ

牝3
[栗]高橋康厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドゥラメンテ
イシス
母父:キングヘイロー
通算成績 8戦3勝[3-0-1-4]
前走時馬体重 458kg
詳細
寸評

全体に余分な肉が付いていない、シャープなフォルム。体型的に2000m前後の距離がベスト。長躯短背で胴周りは程よくまとまり、伸縮性にも優れている。後肢にはバネ感があって、決め手勝負も対応可能。コーナーでの加速を得意としているため、京都内回りコースではマクり切るような乗り方が合っているイメージ。下腿部の血管はオークス出走時よりもハッキリと浮いていて、太く見える。前走で体を減らしていたので、もう少しボリュームアップできればなお良かったが、張りツヤ良好で体調面に不安なし。

やーしゅん
京都芝2000mの秋華賞はコーナーを外からジワッと進出した馬の好走が目立ちます。ドゥーラは札幌2歳S、クイーンSで外からマクって勝利。このレースに合う内容で結果を残している点は見逃せません。ふっくらとは見せないものの、週中の体重測定では486キロ。オークス時から+14キロで、減っていた前走から戻している点も好材料といえそうです。
特注馬

マラキナイア

牝3
[栗]吉岡厩舎

レース適性星
仕上がり星
ジャスタウェイ
カウアイレーン
母父:キングカメハメハ
通算成績 7戦2勝[2-1-1-3]
前走時馬体重 442kg
詳細
寸評

付くべきところに筋肉が付いており、馬体重以上にたくましい立ち姿。父ジャスタウェイ譲りで背中周りは窮屈に見せず、馬格の割に跳びは大きい。瞬発力は水準以上にあるものの、一瞬の加速よりは持続力を活かした形が合う。体型的に2000mは問題なく、京都芝2000mの流れは意外とマッチするかも。両前の蹄は薄く、平べったい。乾いた馬場でこそのタイプ。ローズSを一叩きして、腹周りがグッと引き締まり、筋肉の張りは格段に上昇。特に後躯の充実ぶりは目を引く。前哨戦3着から滑り込んだ形となるが、デキはさらに上向きで侮れない。

やーしゅん
比較的小柄な馬ですが、京都芝2000mでの秋華賞はマジックキャッスル(432キロ・20年2着)やカンタービレ(434キロ・18年3着)など、スタミナを消費しづらいコンパクトな馬が好走するケースが多いです。本馬は体型やレースぶりから距離延長はプラスに働きそうで、仕上がりも上々。外からマクリ気味に進出すればチャンスはあると見ています。

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