※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!

アルゼンチン共和国杯

みやこS

  • 11/4()夕方発行
    東京スポーツ(アルゼンチン共和国杯の予想を掲載)
  • 11/4()14:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (東京10~12R)

ゼッフィーロ

牡4
[栗]池江寿厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
ワイルドウインド
母父:Danehill Dancer
通算成績 11戦4勝[4-3-3-1]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

全体に余分な肉が少ない、シャープに見せる体型。四肢も十分な長さがあり、父ディープインパクト譲りの斜尻直飛で、後肢は一完歩ごと綺麗に伸びる。筋肉の付き方はなだらかで、柔軟性を感じさせる質感。総合的に見て、中長距離への適性は高い。クビさしは意外と太く、長躯短背で前後の連動性は良好。回転力の高いフットワークで、良質な切れ味も秘めている。毛艶はさほど目立たないものの、太め感なく締まっており、まずまずの状態に仕上がっている。

テーオーロイヤル

牡5
[栗]岡田厩舎

レース適性星
仕上がり星
リオンディーズ
メイショウオウヒ
母父:マンハッタンカフェ
通算成績 13戦5勝[5-0-2-6]
前走時馬体重 456kg
詳細
寸評

骨格全体のバランスに対して、四肢が長い。クビ周りにも長さがあり、腹周りもスッキリと見せていて、典型的なステイヤーのイメージ。筋肉質な馬体だった父リオンディーズよりも、しなやかで切れる末脚が武器だった母父マンハッタンカフェに似ている。飛節は緩やかにカーブしていて、バネ感十分。追ってからの速い脚も秘めている印象。今回は昨年のジャパンC以来、11ヵ月ぶりの実戦。太め感なく仕上がってはいるものの、筋肉の張りに関しては良化余地を残している。

ハーツイストワール

牡7
[美]国枝厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
レツィーナ
母父:キャプテンスティーヴ
通算成績 18戦5勝[5-8-0-5]
前走時馬体重 476kg
詳細
寸評

ハーツクライ産駒らしい胴長の体型。筋肉の付き方はしなやかで、柔軟性に富んでいる。関節の可動域も広く、ノビノビと走ることができる東京コースは合う。距離も2400m前後が一番合っているイメージで、昨年2着の実績が示す通り、コース適性は高い。意外と前駆の肉付きがイイのは、母方の血が出ているからか。今回は11ヵ月ぶりのレース。もともと腹周りをふっくらと見せるタイプだが、もう少し絞れそう。肌ツヤは良好で、体調そのものは悪くない。

ヒートオンビート

牡6
[栗]友道厩舎

レース適性星
仕上がり星
キングカメハメハ
マルセリーナ
母父:ディープインパクト
通算成績 25戦5勝[5-8-4-8]
前走時馬体重 484kg
詳細
寸評

後肢が長くやや腰高に映るシルエット。腹周りはシャープで素軽い。心肺機能も高く、典型的な中長距離タイプの馬体構造といえる。繋ぎには十分な長さがあって、良馬場でこそ父キングカメハメハ譲りのスピードも活きてくる印象。前走は道悪が主な敗因と見ている。馬体重は変わらないが、馬体のメリハリは良化していて、6歳秋を迎えてようやく本格化。肋骨がわずかに感じ取れる理想的なボディコンディションに仕上がっている。

プリュムドール

牝5
[栗]奥村豊厩舎

レース適性星
仕上がり星
ゴールドシップ
シュヴァリエ
母父:フレンチデピュティ
通算成績 18戦4勝[4-3-4-7]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

筋肉の輪郭がハッキリと浮いて見えるように、皮膚が薄くムダ肉が少ない好馬体。長躯短背のフォルムに加えて、牝馬特有の柔らかさがあり、パドック周回時には体を大きく使って歩くことができる。クビ周りも細めで、胸の縦幅を深く見せているように、心臓や肺の容量はかなり大きい。牝馬離れしたスタミナの源と言っていいだろう。約11ヵ月ぶりの休み明けでも、腹周りはスッキリ。毛艶や馬体の張りも上々。息さえ持てば、いきなり好勝負可能と見る。

ユーキャンスマイル

牡8
[栗]友道厩舎

レース適性星
仕上がり星
キングカメハメハ
ムードインディゴ
母父:ダンスインザダーク
通算成績 33戦6勝[6-6-1-20]
前走時馬体重 514kg
詳細
寸評

持続力・長距離適性を感じさせる、ゆったりとした胴周りが特徴的。四肢も長さがあって、ストライドは広く大跳び走法。直線の長い東京コースは合っている。8歳馬でレース数もそれなりに使っているが、馬体面から目立った衰えは感じさせない。持ち前のスタミナと長く脚を使える長所を活かせれば。新潟記念では2着に入っているが、毛艶の光沢や後肢の下腿部の張り具合は前走以上。高い水準でデキをキープできている。

イチオシ馬

ディアスティマ

牡6
[栗]高野厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
スウィートリーズン
母父:Street Sense
通算成績 16戦5勝[5-3-3-5]
前走時馬体重 484kg
詳細
寸評

馬体のサイズは父ディープインパクトよりも大きいが、仙骨が傾斜した「斜尻」や飛節が真っ直ぐに伸びた「直飛」である点は父譲り。長距離実績の豊富な馬ではあるものの、胴は短め。長躯短背で伸縮性を感じさせるフォルム。先行してタメを作る形で好走が目立ち、追ってからもひと脚使える瞬発力も秘めている。6歳馬でも休養が長かった分、馬は若々しい。日当たりの関係もあるが、毛艶にも光沢があって、体調は良さそう。

やーしゅん
近年のアルゼンチン共和国杯は好位からの流れ込みパターンが多く見られ、ある程度好位で立ち回れる馬が有利な印象。ディアスティマは目黒記念でプレッシャーのかかる展開の中、ゴール寸前まで粘って2着と中身の濃い走りを見せました。溜めてひと脚使えるタイプでもあり、先行押し切りに期待しています。
特注馬

ヒュミドール

セ7
[美]小手川厩舎

レース適性星
仕上がり星
オルフェーヴル
アヴェクトワ
母父:チチカステナンゴ
通算成績 30戦4勝[4-3-0-23]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

最新の写真は23年天皇賞(春)
後躯よりも前駆、特に胸前から肩周りの筋肉が盛り上がるように発達。前肢の掻き込む力が強く、本質的にはパワー型。蹄に厚みがあり、繋ぎも立ち気味。ダートで2勝を挙げているほか、道悪での好走実績もある。腹袋はたくましく映るものの、全体のフォルムはスッキリとして、胸も深い。3400mのダイヤモンドSで2着と好走したように、長距離向きの優れた心肺機能を秘めている。

やーしゅん
中団、好位の後ろを立ち回れる長距離向きの馬。レースの流れに乗って、内目から抜け出しを図るシーンが目に浮かびます。調教の動きは良好で、1週前には改修後のタイムが出づらい坂路で自己ベストを記録。休み明けでも力を出せる態勢に整っています。

アスクドゥラメンテ

牡4
[栗]藤原英厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドゥラメンテ
プラウドスペル
母父:Proud Citizen
通算成績 5戦4勝[4-1-0-0]
前走時馬体重 546kg
詳細
寸評

540キロを超える、かなりの大型馬。特に前駆の発達は素晴らしく、肩周りの筋肉が隆起している。クビさしも太く、非常にパワフル。トモも立派ではあるものの、まだ前駆が勝っている印象があり、オープンクラスで戦う内により磨かれていくのではないだろうか。大柄な馬ではあるものの、1週前の時点で腹周りはスッキリと見せていて、太め感は無し。後肢の下腿部にも血管が浮き上がり、力を出せる態勢に整っている。

ウィリアムバローズ

牡5
[栗]上村厩舎

レース適性星
仕上がり星
ミッキーアイル
ダイアナバローズ
母父:シンボリクリスエス
通算成績 15戦6勝[6-5-0-4]
前走時馬体重 494kg
詳細
寸評

ダートを主戦場とする馬としては、比較的軽さのあるフォルム。ただし、1年前の当レースに出走した時の写真と比較すると、全体に筋肉・骨格の主張が強くなり、よりパワフルな馬体へと変化してきた。馬体重はさほど変わらないが、ひとつ歳を重ねて着実にパワーアップしている。以前は軽いダートでこそのタイプに映ったが、今は馬場不問で持ち前のスピードを発揮できるだろう。成長に伴い、馬体の張りがハッキリと分かるようになってきた。腹周りも引き締まり、仕上がりは上々。

セラフィックコール

牡3
[栗]寺島厩舎

レース適性星
仕上がり星
ヘニーヒューズ
シャンドランジュ
母父:マンハッタンカフェ
通算成績 4戦4勝[4-0-0-0]
前走時馬体重 530kg
詳細
寸評

毛色、ゆとりのある背中、飛節の角度、横広で容量が大きいトモはいずれも父ヘニーヒューズ譲りの特徴。クビさしも太く、前駆の発達も目を見張るモノがある。かなりの大型馬にもかかわらず、立ち姿は素軽く映るくらいで、特に腹周りはスッキリと見せる。父の産駒にしては、前脚にも十分な長さがあり、母父マンハッタンカフェの良さを受け継いでいる。1800m以上の距離で連勝を重ねている点も納得。成長余地を残しつつも、1週前の時点で馬体は締まっていて、力を出せる態勢に整った。

ハピ

牡4
[栗]大久龍厩舎

キズナ
クイーンパイレーツ
母父:キングカメハメハ
通算成績 10戦3勝[3-1-3-3]
前走時馬体重 480kg
詳細
寸評

※出走回避
ダートを主戦場とする馬の中でも、コンパクトにまとまっていて、シルエットは素軽い。背中は短く伸縮性を秘め、斜尻で鋭く切れる脚を繰り出せるタイプ。京都コースの経験はないものの、軽さのある馬が平坦コースでどんな走りをするか注目。前走のラジオ日本賞では、+12キロで僅差の3着。体つきを見ても昨秋と比較して筋肉量が増えて、血管がよりハッキリと浮き上がるようになってきた。ココに来て本格化ムード漂う。差し毛が入っているので毛艶は目立たないが、体調は問題ない。

メイクアリープ

牡4
[栗]大根田厩舎

レース適性星
仕上がり星
シニスターミニスター
スペシャルクイン
母父:スペシャルウィーク
通算成績 10戦4勝[4-4-1-1]
前走時馬体重 478kg
詳細
寸評

筋肉質でガッシリとしたフォルム。肩のラインがやや立ち気味で、関節の可動域は狭く、少し硬く映るダート馬らしいタイプ。飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、ピッチの速い回転力に優れた走法が特徴的。1700~1900mで4勝を挙げているが、将来的に1400m辺りでのスピード勝負も見てみたい。ひと叩きされた後の一戦とあって、腹周りはシャープに引き締まっている。4歳馬ゆえ成長の余地を残しつつも、イイ状態に仕上がっている印象。

ワールドタキオン

牡5
[美]斎藤誠厩舎

レース適性星
仕上がり星
アジアエクスプレス
アナコンダ
母父:フサイチコンコルド
通算成績 5戦3勝[3-1-0-1]
前走時馬体重 508kg
詳細
寸評

骨格のバランスに対して長さのある背中と、独特の角度でカーブした飛節はヘニーヒューズ系らしい馬体構造。父系の影響を強く受けている印象があり、マイル近辺の距離がベスト。ただし、四肢は十分な長さがあるため、1800mまではペース・条件次第で対応可能と見ている。前走同様に、皮膚の薄さが目立ち、潜在能力の高さが窺える。肋骨がわずかに浮いていて、スッキリと見せるにもかかわらず、トモのボリューム感は更に増してきた。

イチオシ馬

タイセイドレフォン

牡4
[栗]西村厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドレフォン
デイトユアドリーム
母父:トワイニング
通算成績 14戦4勝[4-4-0-6]
前走時馬体重 504kg
詳細
寸評

父譲りの筋肉質な馬体で、特に肩周りの発達が目立つ。トモは横幅が広く、持続力に長けている印象。スパッと切れる脚こそないが、背・腹のラインを見ると、長くいい脚を繰り出せそう。3歳時と比較すると、余分な肉が削げて、皮膚の薄さが感じられるようになってきた。体重は変わらないが、馬は確実に良化・成長している。後肢の下腿部には網目状に血管が浮き上がり、筋肉の張りは良好。今回が休み明け2戦目とあって、体つきは締まっている。

やーしゅん
持続力に長けたタイプで、渋太く長い脚を繰り出せるのが本馬の長所。勝負どころの下り坂から、徐々にスピードを乗せられる京都コースは合っています。前走の太秦Sも早めに被せられる厳しい展開ながら、直線で盛り返して2着。叩いての上積みも感じさせ、好走に期待できそうです。
特注馬

ホウオウルーレット

牡4
[美]栗田徹厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロージズインメイ
オメガフレグランス
母父:ゴールドアリュール
通算成績 12戦4勝[4-2-0-6]
前走時馬体重 494kg
詳細
寸評

最新の写真は22年レパードS
クビさしはシャープで、全体に余分な肉が付いていない素軽い馬体。胸の深さもあって、心肺機能も高そう。飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」で、胴周りもゆったりと見せており、持続力勝負に向いた形。長く脚を使える強みを活かせば好勝負に期待できる。

やーしゅん
久々の勝利を挙げた前走は大外から目の覚める末脚を披露。長くいい脚を使って一気に差し切りました。今回は強力な先行勢に加えて、マクリ気味に動く馬も多く、後方待機の馬に展開が向く可能性も十分にあると見ています。

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